そっと抱きしめたくなる 『Blue / Diana Panton』
日本語の副題に「〜 さよならを云うために」と、あります。
そう、タイトルそのまま、、恋の終わりや別れを歌ったトーチ・ ソング集です。
すっかり、ヴォーカル王国カナダを代表するヴォーカリストとなったダイアナ・
しっとりメロウ・ムーディーな囁きキュート系リラックス・ ヴォーカルのダイアナ・パントン。
ドン・トンプソン、レグ・シュワガー、フィル・ドワイヤーといったお馴染みのメンバーと、ドラムレスのスモール・コンボで。
半数の曲でストリング・ カルテットも加わり叙情をもりあげていますし、ピアノやギターとのデュオも。
オープナーは、ピアノとベースで「Where Do You Start?」と 「Once Upon a Time」しっとり。
ストリングスが入ってレノン・マッカートの「Yesterday」を物思いのように。
テナーが入った「Without Your Love」。ピアノとストリングスで「Losing My Mind」。
スィンギーに「This Will Make You Laugh」。静かに想いをこめて「The Trouble With Hello Is Goodbye」。
切ない心模様「I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life」。
「To Say Goodbye」、レクイエムのような悲しいメロディではじまる。
暗く静かなに「Meaning of The Blues」。
「I’ll Only Miss Him When I Think of Him」、静かに、でも、たたみかけるような歌姿。
「It’s Always 4AM」寂しい時間の独り言。「Just Sometimes」、テナーも泣いている。
「How Did He Look?」。ピアノとのデュオで。ギターとベースで「Nobody’s Heart」。
「Spring Will Be a Little Late This Year」、私の心が癒えるのはいつ?
終演は、優しく寄り添うピアノとベースと一緒に「You Are Here」。
切なく語りかけるような歌声に胸が締めつけられる想い。
そっと、抱きしめたくなるほど、心に響く。
1. Where Do You Start? / Once Upon a Time
2. Yesterday
3. Without Your Love
4. Losing My Mind
5. This Will Make You Laugh
6. The Trouble With Hello Is Goodbye
7. I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life
8. To Say Goodbye
9. Meaning of The Blues
10. I’ll Only Miss Him When I Think of Him
11. It’s Always 4AM
12. Just Sometimes
13. How Did He Look?
14. Nobody’s Heart
15. Spring Will Be a Little Late This Year
16. You Are Here
Diana Panton (vo)
Don Thompson (p)
Reg Schwager (g)
Phil Dwyer (ts)
Jim Vivian (b)
De Profundis - String Quartets
Jerzy Kaplanek (vi)
Jeremy Bell (vi)
Christine Vlajk (va)
Katie Schlaikjer (vc)
今日のおまけは、ご本人があがていた「Where Do You Start? / Once Upon a Time」。
んじゃ、退散♪
« アンビエントな佇まい 『Live at Jassmine / Slawek Jaskulke』 | トップページ | 光と影…そして、痛み 『Waking World / Youn Sun Nah』 »
「JAZZ」カテゴリの記事
- 互いのつながりを大切にし、そこからのつながりにもひろがる 「ECM創立55周年コンサート(2部) @ 有楽町 I’M A SHOW (11/21)」(2024.11.24)
- 50分間ノンストップの神々しい姿 「ECM創立55周年コンサート(1部) @ 有楽町 I’M A SHOW (11/21)」(2024.11.23)
- 随分まえに、、『ジャズ批評 242号』がでました〜 汗(2024.10.30)
- 目の前で聴ける世界最高峰 「Marcin Wasilewski Trio @ 丸の内コットンクラブ (10/8 1st 2nd)」(2024.10.12)
- 『ジャズ批評 241号』が、、随分前にでてました〜 汗(2024.08.31)
コメント
« アンビエントな佇まい 『Live at Jassmine / Slawek Jaskulke』 | トップページ | 光と影…そして、痛み 『Waking World / Youn Sun Nah』 »
おお、本日も・・・このアルバムを拾ってくれましたか (笑)
ダイアナ・パントンって、どうも無視できないヴォーカリストなんですね
「ピンク」「レッド」ときて、ついに失恋の「ブルー」となれば聴かないわけにはゆきません。オープニングがアカペラから入るところがにくいです。このアルバム昨年10月ごろのリリースですから、「ジャズ批評」の2022年ベスト・アルバムのヴォーカルものに対象にしていただいたでしょうね。トップというのでなく、それでも「ベスト10」には入ってほしい。彼女のアルバムは録音も良く、ここに来てHi-Resも出ましたのでそちらも仕入れる予定です。リンクさせてください↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2022/11/post-e7b956.html
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2023年1月25日 (水) 19時18分
風呂井戸さま
そうなんです。拾っちゃいました。
まぁ、ポチるつもりでいましたから。
耳の超えた方々が、きちんとフォローしてくださったので、
選考にも、ちゃんとはいってますよ。
投稿: Suzuck | 2023年1月26日 (木) 18時41分