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音楽で拡がる輪

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2023年1月

2023年1月29日 (日)

ジャン・クリストフ・ショレのソロ・アルバムの第二弾が出ます!

 
フランスのベテラン・ピアニスト、ジャン・クリストフ・ショレ!
澤野工房さんでも、アルバムをリリースしており、人気のピアニスト。
彼の新譜は、『Amnesia』に続くソロ・アルバム第二弾です。
 
★ animA / Jean-Christophe Cholet ★
 
Anima
 
今回も即興中心の演奏。
「これらの 即興トラックはマルチ録音をベースとして機能しました。」
と、あります。
う〜ん、今回も先鋭的で芸術的なんでしょうか。。
 
1. Ipsum primis
2. Reptilissime
3. Canicule
4. Bridget
5. Margarita
6. Rainy day
7. Ethnicité
8. To waltz or not to waltz
9. Remembered time
10. Les pierres du gros vilain

1 Ipsum primis
2 Reptilissime
 
Jean-Christophe Cholet (p)
 
んじゃ、退散♪

2023年1月28日 (土)

光と影…そして、痛み 『Waking World / Youn Sun Nah』

 


Waking_world



落穂拾いです。しかも、リリースされているのも知らなかった。汗


 

ACTレーベルから離れていたんですね。どおりで、私の新譜情報にあがってこなかったわけです。。
ソウル生まれの歌手、ユン・サン・ナ。

私が購入したアルバムは、韓国のレーベルのものでした。

今回は、作詞作曲、、全て自分です。

 



オープナー「Bird on the Ground」から、彼女の深く豊かな歌声に魅了される。

フリューゲルが心に寄り添う「Don't Get Me Wrong」。ロック・テイストの「Lost Vegas」。

掠れ声の悩ましい「Heart of a Woman」。「Round and Round」、独り重べる声が美しい。


少し重厚な「My Mother」。

タイトル曲「Waking World」、丁寧な歌唱に心が目覚める。。弦楽器が効果的。

 Tangled Soul」、陰鬱な世界に沈み込む。

影を残しながも軽快に語りかける「It's Ok」。優しい歌声「 Endless Deja Vu」。

終演は、「I’m Yours」、聴き惚れる感情の発露。

 

 

光と影があらわれ、自らの心模様を曝け出したような痛みを感じる。

やっぱり、とても巧いと思います。

 


1. Bird on the Ground
2. Don't Get Me Wrong
3. Lost Vegas
4. Heart of a Woman
5. Round and Round
6. My Mother
7. Waking World
8. Tangled Soul
9. It's Ok
10. Endless Deja Vu
11. I’m Yours

 

 

Youn Sun Nah (vo)

 


今日のおまけは、ご本人があげていた「Waking World」。

 

 



 

 

雪害が最小限でありますように。

 

 

んじゃ、退散♪



2023年1月25日 (水)

そっと抱きしめたくなる 『Blue /  Diana Panton』

 
Blue


落穂拾いです。
日本語の副題に「〜 さよならを云うために」と、あります。
そう、タイトルそのまま、、恋の終わりや別れを歌ったトーチ・ソング集です。


すっかり、ヴォーカル王国カナダを代表するヴォーカリストとなったダイアナ・パントンの3年ぶりのアルバム、恋の三部作の最終幕。
しっとりメロウ・ムーディーな囁きキュート系リラックス・ヴォーカルのダイアナ・パントン。
ドン・トンプソン、レグ・シュワガー、フィル・ドワイヤーといったお馴染みのメンバーと、ドラムレスのスモール・コンボで。
半数の曲でストリング・カルテットも加わり叙情をもりあげていますし、ピアノやギターとのデュオも。
 
オープナーは、ピアノとベースで「Where Do You Start?」と 「Once Upon a Time」しっとり。
ストリングスが入ってレノン・マッカートの「Yesterday」を物思いのように。
テナーが入った「Without Your Love」。ピアノとストリングスで「Losing My Mind」。
スィンギーに「This Will Make You Laugh」。静かに想いをこめて「The Trouble With Hello Is Goodbye」。
切ない心模様「I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life」。
「To Say Goodbye」、レクイエムのような悲しいメロディではじまる。
暗く静かなに「Meaning of The Blues」。
「I’ll Only Miss Him When I Think of Him」、静かに、でも、たたみかけるような歌姿。
「It’s Always 4AM」寂しい時間の独り言。「Just Sometimes」、テナーも泣いている。
「How Did He Look?」。ピアノとのデュオで。ギターとベースで「Nobody’s Heart」。
「Spring Will Be a Little Late This Year」、私の心が癒えるのはいつ?
終演は、優しく寄り添うピアノとベースと一緒に「You Are Here」。
 
 
切なく語りかけるような歌声に胸が締めつけられる想い。
そっと、抱きしめたくなるほど、心に響く。
 

1. Where Do You Start? / Once Upon a Time
2. Yesterday
3. Without Your Love
4. Losing My Mind
5. This Will Make You Laugh
6. The Trouble With Hello Is Goodbye
7. I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life
8. To Say Goodbye
9. Meaning of The Blues
10. I’ll Only Miss Him When I Think of Him
11. It’s Always 4AM
12. Just Sometimes
13. How Did He Look?
14. Nobody’s Heart
15. Spring Will Be a Little Late This Year
16. You Are Here


Diana Panton (vo)
Don Thompson  (p)
Reg Schwager (g)
Phil Dwyer (ts)
Jim Vivian  (b)

De Profundis - String Quartets
Jerzy Kaplanek (vi)
Jeremy Bell (vi)
Christine Vlajk (va)
Katie Schlaikjer (vc)
 
今日のおまけは、ご本人があがていた「Where Do You Start? / Once Upon a Time」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年1月22日 (日)

アンビエントな佇まい 『Live at Jassmine / Slawek Jaskulke』

 

Live_at_jassmine

 
落穂拾いの一枚。
ポーランドの俊英ピアニスト、スワヴェク・ヤスクウケのピアノ・ソロのアルバム。
ワルシャワの「Jassmine」という場所で行ったコンサート。
『Sea』、『夢の中へ』のように心凪ぎる世界。
新曲「Jassmine」を含む全曲オリジナル。
 
オープナーは、ミニマルに押し寄せるフレーズが波を連想させる「Sea I」。
深く海の中に沈み込むような繊細な「Sea IV」。
モノクロームな世界「Music on canvas I」。
溢れ出る叙情「Music oncanvas IV」。
『夢の中へ Part II』の「Senne X」の異名同曲「Empty Bay」。
終演は、新曲「Jassmine」で世界が広がる。
 
 
アンビエントな佇まいで、夢心地で、瞑想的。

1. Sea I
2. Sea IV
3. Music on canvas I
4. Music oncanvas IV
5. Empty Bay
6. Jassmine

Slawek Jaskulke (p)
 
今日のおまけは、ご本人があがていた「Sea I」
 
 
んじゃ、退散♪

2023年1月21日 (土)

ハイレベルな即興演奏を会場の観客とともに楽しむ 『Alive at the Village Vanguard / Fred Hersch & Esperanza Spalding』

 


Alive_at_the_village_vanguard


 

楽しみにしていたフレッド・ハーシュをエスペランサ・スポルディングのデュオ。

多々の才能に音楽の妖精だと信じてやまない私でしたが、今回はヴォーカルに専念とのこと。

そして、スタンダードやミュージシャン曲を演奏。

ハーシュの本拠地ヴィレッジ・ヴァンガードでの2018年のライブ!(随分と熟成)

6セットの中のベスト・テイクだって。

 

弾むように軽快に始まるスタンダード「But Not for Me」、スポルディングが即興歌詞追加して、場を温めていく。自在にメロディを操るスポルディングに呼応する楽しそうなハーシュ。

「Dream of Monk」、ハーシュが昏睡状態でみた夢がもとになった愛すべきセロニアス・モンクの曲、逸話の多いモンクらしい、そして、モンクの音楽見え隠れする難しそうな曲なんだけど、、いやぁ、2人とも楽しいしそ。

チャーリー・パーカーの「Little Suede Shoes 」、もともとハッピーなカリプソ曲だけれど、興に乗った2人の勢いでハッピーのましまし。

どうやら毎回違ったスポルディングのまじな「Girl Talk」に、会場大喜び、そして、12分超えに。

2人の大好きなモンクの「Evidence」、力強いハーシュの演奏が「好き」を物語ってますね。

サミエル・カーンとジュール・スタイルの美しいバラッド「Some Other Time」、情感たっぷりに、そして、リリカルなピアノ演奏にうっとり。

ブラジルのエグベルト・ジスモンチの「 Loro 」、これも2人の好きな曲のようで高速でスキャットするスポルディングと一緒に疾走するハーシュの凄楽しい演奏。

終演は、アンコール曲で、ハーシュの曲にノーマ・ウィンストンが詩をつけた「A Wish」!

名盤『Songs & Lullabies』に敬意を表したストレートな演奏。やんやの拍手!!

 

ハイレベルな場所での即興演奏を会場の観客とともに楽しむ2人。

一度も行ったことのないヴァンガードに行ってみたくなりますね。。。


 

1. But Not for Me
2. Dream of Monk
3. Little Suede Shoes 
4. Girl Talk 
5. Evidence 
6. Some Other Time 
7. Loro 
8. A Wish 

Fred Hersch  (p)
Esperanza Spalding  (vo)
 
今日のおまけは、ハーシュのトピックにあった「Some Other Time 」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年1月18日 (水)

マラネッロ市と坂祝町の友好10周年ライブが素晴らしい! 「Paolo Fresu & Flavio Manzoni Live」

 
イタリア文化会館-大阪の方に、イタリアの至宝、トランペッター&フリューゲル奏者のパオロ・フレスとピアニストのフラヴィオ・マンゾーニの素敵なデュオをご紹介いただきました!
 
Fresu_manzoni
 
(イタリア文化会館-大阪のサイトからお借りいたしました。m(_ _)m
岐阜県の坂祝町と、エミリア・ロマーニャ州モデナ県のマラネッロ市の友好都市提携10周年の記念のお祝いライブです♪
マラネッロ市は、ブーツの上の方にある市で、あのフェラーリ社の本拠地!!
フェラーリ博物館のあるところで、家人の次に行きたいリストに入ってます♪
そして、フラヴィオ・マンゾーニは、現在、フェラーリのデザインを担当する自動車デザイナー!!!
なんという、、スーパー二足の草鞋。。。。
2人は、サルデーニャ島出身、同郷ですね。
 
ご紹介いただいたイヴェントのサイトはこちら
 
 
★ Paolo Fresu & Flavio Manzoni Live ★
 
ライブの前後には、マラネッロ市長と坂祝町町長の友好を祝したご挨拶があります。
そして、約40分のライブは、ピアノ・ソロ2曲(4,6)を含む7曲を演奏。
フレスは、ミュート・トランペットとフリューゲルを持ち替えながらの哀愁たっぷりの演奏。
マンゾーニは、フレスのレギュラー・バンドのピアニスト、ロベルト・チペッリに従事したことがあるだけあって、フレスとも息もぴったりなデュオが続きます。
そして、最後の曲は、キース・ジャレットが東京のライブでアンコールで弾いた曲、ここでフレスの持ち味満載
ミュート・トランペット、フリューゲル、、時折、楽器を叩きクラップ音を入れ、エフェクターも使いながらの彼ならではの独自の世界。
素晴らしいわぁ。。演奏者の表情も息遣いもよくわかる素敵なライブでした♪
 
1. Always and Forever
2. Staircase
3.  It's in The Game
4. Carnegie 8 
5. Prism 
6. The Good America 
7. Tokyo Encore 

 
Paolo Fresu ( tp, flh)
Flavio Manzoni (p)
 
今日は、おまけでなくて、、全部、お観せできます!
 
 
いかがでしたか?
んじゃ、退散♪



2023年1月15日 (日)

私的、ジェフ・ベックさまの備忘録。

私のギター・ヒーローが、1月10日に享年78歳で細菌性髄膜炎で亡くなりました。
まさに巨星墜つ。
 
05_20230114125301
 
追悼アルバムでレビューと思ったのですけど、全然、まとまらなくて、、
デヴィッド・ボウイと命日一緒だなぁ、、とか、、
マイケル・ブレッカーにも命日近いなぁ、、とか、
バカみたいなことばかり。
 

持っているアルバム少ない。

ロッド・スチュワートさまが一緒の『Truth』、『Beck-Ola』、ヴォーカルとギターのハードな絡みに痺れる。

『Blow by Blow』が、めちゃ衝撃的で、、完全に、、私のギター・ヒーローに。

その時、おバカな私が、メンバーにFocusのヤン・アッカーマンを空目したことは、内緒。汗

「Led Boots」にノックアウトされた『Wired』も、大好きなアルバム。

そして、『Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live(ライブ・ワイヤー)、『There and Back』。
 

ここで、なぜかアルバムを買うのはストップ、少し前から、ジャズ・ギタリストを何人かおっかけだしたからですかね。

嫌いになったわけじゃないけど、お金には限界が。。
 
元気で若い頃と変わらないどころか、ギターのテクニックも日々進化してることは知ってたのですけど。
ネットの画像は、遠目でみると昔の面影そのままだったし、ノースリーブだし。
 
2009年に来日したときに、埼玉アリーナでクラプトンと共演するって言うので、、

そりゃ、観ておいて損はないだろうなぁ、、って、初日の土曜日に出かけていきました。

2人とも単独のツアーで来日していて、土日の2日間だけ共演。

 
第1部 ジェフ・ベック、第2部 エリック・クラプトン、第3部 2人の共演 !!
 

つい、、いそいそとお出かけ。

ロニー・スコットでのライブの噂もあったしね〜

 
余裕で開演に間に合うはずが、、
人身事故で、本庄あたりで動かない、、全然、情報が流れない。。
新幹線を降りて、タクシーにのって、普通列車に乗り換え、、
ついた時には、開演してました。涙
 
あわてて、外の通路を小走りで席に向かう途中に、
空中をぶっ飛んでくるようなギターで「Led Boots」が聴こえてきちゃったんです。
「急げぇ!!」

って、席について、、次が地を這うような「Goodbye Pork Pie Hat」。

生ベックさま、「まるでギターが生きているみたいだ」と思いました。
ギターって、こんなにに簡単にいろんなことができるんだ。。って、錯覚も。。

もの凄い自信で、狙った音をだしてくる。しかも、歌心もあることを再確認。

ベースのタル・ウィルケンフェルドの超絶ぶりを楽しんでいるのがよく分かって、微笑ましかった。

 

一部が終わると次はクラプトン。

アンプラグドではじめて、途中淡い水色のストラトに変えた時、、「うぉ〜」って、盛り上がったのを覚えてる。心なしかギター・ソロに気合いあり。

 
そして、3部め。
なんと、オープニングから2人がそろって登場。
そこで、会場は、すでに興奮状態マックス。
 
すっごく、仲良さそうに、、楽しそうに、、ステージで演奏。
「You Need Love」で始まって、「Want To Take You Higher 」で終わったそうなんですが、、

「Outside Woman Blues」がめちゃかっこよかったのと、あアンコールの「Want To Take You Higher 」のギター・バトルで会場がめちゃくちゃ盛り上がったことくらしか覚えてない。汗

帰りに、家人とクラプトンさまも燃えていたね、と。。
叫びまくった、3部でした。
 
 
レジェンド2人の競演なんて、商業的なものだという意見もあった気がするんだけど、
一度火がついたギタリストの演奏は手加減なんてないんだと。

そして、ジェフ・ベックのぶっとい力強いギター・フレーズは、彼の音楽への愛情、信条で唯一無二なんだと改めて思った次第でした。

 

何も、できませんが、、

どうぞ、安らかにお眠りください。
 
 

 

2023年1月14日 (土)

1月21日(土)は、第41回新潟ジャズストリートです!!


今回も、コロナ禍の開催予定です。
くれぐれも、感染対策もお願いします!

 

Njs41


2023年1月21日(土)「41回新潟ジャズストリート デューク・エリントン・メモリアル 


会 場 古町・駅南地区25会場

料 金 フリーパスチケット2,000円(中学生以下無料)

    500円の1ドリンクチケット付き

時 間 12:00~23:00(演奏時間は会場により異なります)




再び、コロナの感染者数が増えてますよね。
日常生活とコロナ、難しい状況ですが、新体制の新潟ジャズストリートを、ぜひ応援に行ってください。

フリーパス・チケットが2,000円になり、ワンドリンク(500円分)のチケット付きになりました。
また、ミュージシャン・パスが廃止されたので、ミュージシャンの方もチケットを購入して、他のライブにご参加ください!

雪が降らないといいですね。
参加されるミュージシャンの皆さま、いい演奏して、美味しいものをたくさん食べて、、充実したジャズストリートにしてください!
 
 
 

 

ちなみに今回のフリーパス・チケットはこれ ↓

Njs_ticket

ドリンク・チケットは切り離して使うそうです。


んじゃ、退散♪

2023年1月 9日 (月)

美メロ満載のガラティの世界 『Portrait in Black and White / Alessandro Galati』

 
Portrait_in_black_and_white
 
2022の年末にアレッサンドロ・ガラティが、アントニオ・カルロス・ジョビン集をだしました。
リリース日が12月22日ということで、2022年の新譜を15日で終了していたので、私的には2023年の新譜扱いです。(って、どうでもよいことでしょうが。。)
 
イタリア・ジャズの抒情派が、ピアノ・トリオでボサノヴァを弾くとどうなるか?
興味ありますよね?そして、今回も録音は名手ステファノ・アメリオ。
 
オープナは、「O Que Tinha de Ser」、ひたすらリリカルで美メロ満載の世界。
1曲目で彼の想いが見えた気がします。ガラティは所謂ボサノヴァを弾こうとして無い。
どうやら、ジョビンの美しいメロディを彼の世界で最大限に表現したいと思っているのだとおもいます。
ゆったり静寂なピアノが響く中、ドラムのシンバル音がアクセント「Modinha」。
憂をもった「Samba de Uma Nota So」。
美しい中に少しアブストラクトなトリオ演奏をいれた「 Inutil Paisagem」。
「So Tinha de Ser Com Voce」、優しさの中に陰影もあるピアノが光る。
ベースが踊る「Fotografia」。ピアノ・トリオの楽しさをのせた「Dindi」。
流麗なピアノでトリオとの一体感「Vivo Sonhando」。
「Eu Sei Que Vou Te Amar」、ひたすら美しいバラッドの世界。
耽美的で透明感のある、タイトル曲「Retrato Em Branco e Preto」、熱く盛り上がってもガラティの世界。
「Por Toda a Minha Vida」、途中からヒートアップ。
終演は、ピアノ・ソロでリリカルでロマンチックな「Luiza」。
 
全ての曲がジョビンへのリスペクトを感じつつつも、
ガラティの欧州抒情派ピアノ・トリオの独特な世界。
 
1. O Que Tinha de Ser
2. Modinha
3. Samba de Uma Nota So
4. Inutil Paisagem
5. So Tinha de Ser Com Voce
6. Fotografia
7. Dindi
8. Vivo Sonhando
9. Eu Sei Que Vou Te Amar
10. Retrato Em Branco e Preto
11. Por Toda a Minha Vida
12. Luiza

Alessandro Galati (p)
Guido Zorn (b)
Andrea Beninati (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Eu Sei Que Vou Te Amar」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年1月 8日 (日)

アメリカーナと北欧の出会い 『Villingsberg / Helge Lien   Knut Hem』

 
Villingsberg_20230106085301
 
ノルウェーのピアニスト、ヘルゲ・リエンと同国のギター奏者クヌート・ヘム。
前作『Hummingbird』は、ヘムのカントリーやブルーグラスをとりいれた世界から北欧を纏ったアメリカーナという感じ、とても穏やかなアコースティックな世界でした。
今回もその方向にかわりはないようで、10曲中8曲がヘムのオリジナル、リエンが1曲、米国のバンジョー奏者の曲が1曲。
 
オープナー「Peaceful Journey」からヘムのギターが穏やかな旅に私たちを誘います。
ピアノとギターのおいかっけこ「Ephemera Danica 」。
どこか懐かしさと寂しさをたたえたタイトル曲「Villingsberg」。
「Haunting Memories」、心の奥までゆっくり温かかくなる。
より深く心の奥に踏み込んだ「 Lost In The Market」、スパニッシュのような激しさ。
2人の一体感が素晴らしい「Toto」。
メロディアスで穏やかな唯一のリエンのオリジナル「Konkylien」。
大きく世界が広がる「Sildrebekken 」。
ひたすら穏やかで美しい「 Two Good Friends 」。
終演は米国のバンジョー奏者の「Big Country 」、まさに大草原を馬車でいく。
 
今回もどの曲も優しく、美しく、ほっとする音楽空間でした。
ノルウェーの音楽とアメリカーナが合体した音楽。
大自然を肌で感じる。
 
 
1. Peaceful Journey 
2. Ephemera Danica 
3. Villingsberg 
4. Haunting Memories 
5. Lost In The Market 
6. Toto 
7. Konkylien 
8. Sildrebekken 
9. Two Good Friends 
10. Big Country 

Helge Lien (p)
Knut Hem  (dobro, weissenborn)
 
今日のおまけはヘルゲ・リエンのトピックにあった「Villingsberg 」。
 
 
んじゃ、退散♪

2023年1月 7日 (土)

クリス・ポッターがヴィレッジヴァンガードのライブ盤を出します!!

2月にクリス・ポッターがライブ盤をEdition Recordsからだします!
 
 
★ Got The Keys To The Kingdom: Live At The Village Vanguard / Chris Potter  ★
 
Got_the_keys_to_the_kingdom
 
 
2022年に、クリス・ポッターが、ヴィレッジヴァンガードで、クレイグ・テイボーン、スコット・コリー、マーカス・ギルモアで演奏したライブ録音盤。
ライブ盤!!!

1. You Gotta Move
2. Nozani Na
3. Blood Count
4. Klactoveedsedstene
5. Olha Maria
6. Got the Keys to the Kingdom
Chris Potter (ts,ss)
Craig Taborn (p)
Scott Colley (b)
Marcus Gilmore (ds)
 
ちょっと、試聴できるサイトがありました。
これは、楽しみすぎる!!
 
んじゃ、退散♪

2023年1月 4日 (水)

『Play Favorites / Aubrey Johnson & Randy Ingram』を聴きながら「☆ 2023年 たった一つの願いこと☆」

2023年もよろしくお願いします。m(_ _)m

 

 ★今年は癸卯で〜す★ 

 

そうです、うさぎ年ですよ!跳んで跳んで、大きな世界に飛び出ましょ。
2023年の冒頭を飾るのは、去年の12月にやってきて、ブログ・アップしそこなったアルバムです。
しかも、2022年の私的ヴォーカルの1位でした。汗

 

Play Favorites / Aubrey Johnson & Randy Ingram

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ライル・メイズを叔父に持ち、彼が総合プロデュースした『Unraveled』で、一躍有名になった米国のヴォーカリスト、オーブリー・ジョンソンのデュオ盤です。
お相手は、『ストックホルムでワルツを』で、ビル・エヴァンス役を演じたピアニスト、ランディ・イングラム。
スタンダードは、もちろん、ジョニ・ミッチェル、アントニオ・カルロス・ジョビン、ビリー・アイリッシュなど、さまざまなジャンルから、、叔父であるライル・メイズの曲も選曲。
 
オープナーは、ビリー・アイリッシュの「My Future」。丁寧に歌いあげるジョンソンに、ピアノがエモーショナルに盛り上げる。う〜ん、掴みはオッケー。
スタンダード「If Ever I Would Leave You」、アップテンポで、スキャットもアグレッシヴ。
唯一のオリジナル「Prelude」は、「If I Should Lose You」への序章。しっとりと、情感豊かな世界。
ジョニ・ミッチェルの「Conversation」、ミッチェルの影を纏いながらもジョンソンの気持ちが伝わってくる。
アントニオ・カルロス・ジョビンの「Olha Maria」、ブラジルの曲だけれどアメリカ色、そして、余韻を誘うイングラムの美しいピアノを挟んで、シームレスに続く「Didn’t We」もエモーショナル。
 
ピアノと掛け合って、ジョビンの「Chovendo Na Roseira」。
ジョンソンの叔父であるライル・メイズの「Quem E Voce」、原曲の世界観をヴォーカルとピアノで荘厳に。
「I’ll Remember April、お得意の高速スキャットで駆け抜ける、ピアノとの息もぴったり。
伸びやかな声でブルージーに歌う「Born to Be Blue」。
トニーニョ・オルタの「Bons Amigos」、難解さが漂うが、2人の真髄でもありそう。
終演は、「My Ideal」、途中でリズムが変わって軽やかに。
 
互いに感銘し、尊敬しあっている関係であることが、ビシバシと伝わってくる。
ビリー・アイリッシュやジョニ・ミッチェルの曲は、原曲を大切にするだけでなく、彼女たちの歌唱も大事していて深い尊敬の念を感じる。
各曲で、さまざまな工夫がされていて、素晴らしい。
好きな「Born to Be Blue」の現代的?なアレンジがお気に入りです♪

感情の起伏がぴったりと重なって、情感が増幅される素敵なデュオでした。




1. My Future
2. If Ever I Would Leave You
3. Prelude
4. If I Should Lose You
5. Conversation
6. Olha Maria
7. Didn’t We
8. Chovendo Na Roseira
9. Quem E Voce (Close to Home)
10. I’ll Remember April
11. Born to Be Blue
12. Bons Amigos
13. My Ideal 

 


Aubrey Johnson (vo)
Randy Ingram (p)

 

今日のおまけは、ニューヨークのライブ・ハウスがあげていた「Olha Maria」。
 

 

 
 
最後に、
 
☆ 2023年 たった一つの願いこと☆

 

それは、去年と同じ!!コロナ禍の収束です。
 

 

未だに、沢山の死者がでております。
私は、風邪と同じとは思えません。
ただ、行動制限をすればいいとも思えません。
本当に、風邪みたいなものだと言える日が早く来ることを願ってます。

 

今年も皆さまが、安全であることを祈ってます。
どなた様も、どうか健康でご無事であられますように!

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします!m(_ _)m

 

 

んじゃ、退散♪

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