3人のそれぞれのソロが、とても魅力的 「ペッカ・ピルッカネン(Pekka Pylkkanen) トリオ @ Jazz FLASH (12/12)」
ペッカ・ピルッカネン トリオ @ Jazz FLASH (12/12)
Pekka Pylkkanen (as, ss) David Bryant (p) 高橋 陸 (b)
前回にいらしてくださった2019年にもフラッシュで激熱のカルテットで演奏してくれたフィンランドのサックス奏者ペッカ・ピルッカネン。
今回はドラムレス、最初、ドラムレスでこのサックス奏者と上手くいくのか?って、思ったのですが、、ピアニストがAndrogynous Ensembleで、素晴らしい演奏だったデヴィッド・ブライアンだったので、聴きに行きたかったんですよね〜。
オープナーは、流麗なピアノのソロが入った曲(オリジナルかな?)、グルービーなリズム陣にのって軽快な演奏、ベースとのバース交換?も面白かった〜。
ミステリアスな雰囲気をもったオリジナル「ALMA」、サックスのバックでのピアノとベースの動きが聴き逃せな〜い。途中から、ベースがすごく鳴ってきましたぁ。
ベースが低音で下から体を揺さぶるマッコイ・タイナーの「Blues on the Corner」。
3人の音がしっかり重なったオリジナル「HARAJUKU」はソプラノで。
1stの最後は、再びアルトに持ち替えてデューク・ピアソンの「Jeannine」、ワクワクするテーマにのってガンガン飛ばしました!
当初の危惧は的ハズレでした〜。
ドラムレスで開いた空間をピアノとベースがサポートし、盛り上げてまっす。
前回、コンテンポラリーでフリー系のバンドでも素晴らしかったのですが、オーセンティックなジャズでも素晴らしい♪
叙情的な曲から始まった2nd。
今度はベースの立ち位置を変えました、全体のバランスがよくなり、ますます、3人の息がぴったり。
ハービー・ハンコックの「Dolphin Dance」、ジョン・コルトレーンの「Big Nick」と会場をわかせました。ボーイングが効果的なゆったりした美しいバラッドがあって、終演はジョン・コルトレーンの「Straight Street」とハード・ドライビングな夜。
やんやの拍手で、アンコールは、ソプラノに持ち替え「In a Sentimental Mood」。
ストレートに歌った情感たっぷりの演奏。
綺麗なタッチと神タイム感のピアノも双頭と言っていいほど、アグレッシブで長尺なソロを入れてきて、そこに追従するベースがトリッキー&良い意味のエキセントリック。
ドラムレスもなんのその、攻めあげるリズム陣の力強さにのって、ぎゅっと引き締まった音でガンガンと吹きまくり&歌いまくり。
自分のソロも長尺だけれど、仲間のソロにも時間をたっぷり与え、それを嬉しそうに見つめるピルッカネンに人柄をみた気がします!
新発田のジャズ喫茶birdの由香さんに往復を車に乗せてもらっちゃって、大変助かりました。
ミュージシャンの皆さん、フラッシュのマスター&女将さん、
んじゃ、退散♪
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