2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

音楽で拡がる輪

« 2つのデュオが有機的に絡み合うような 『Trios: Ocean / Charles Lloyd feat. Gerald Clayton   Anthony Wilson』 | トップページ | 思索的でトリッキーなのに美しい♪「Androgynous Ensemble」Autumn Tour @ Jazz FLASH (11/7)」 »

2022年11月 6日 (日)

内なる静寂を求めて 『the sound of listening / Mark Guiliana』

 
The_sound_of_listening_20221105124101
 
マーク・ジュリアナの新譜は、『Family First』と同メンバーです!
エレクトリック・ミュージックのBEAT MUSICで名を馳せたジュリアナですが、
今回は、禅僧で詩人、そして、平和活動家であるティック・ナット・ハン氏(Thích Nhất Hạnh)の本「Silence」からインスパイアされたタイトルと音楽は、「内なる静寂」を意識したアルバム創りだそうです。
ライナー・ノートを書いているジャズ評論家の柳楽氏によれば、ティック氏は、
「心や頭の中に流れる過剰な情報や感情を雑音として捉え、それらを除いて、心や頭の中に静寂ををもたらすこと」
の重要性を説いていて、それに共感したジュリアナが自身の心の声と向かい合った故の作品
これは、パートナーであるグレッチェン・パーラトと、この10年あまり日常で実践してきた彼の哲学のようです。
音楽のジャンルとしてのアンビエント・ミュージックやヒーリング・ミュージックとは違うということですね。
 
オープナーは、瞑想的な雰囲気を持つ「a path to bliss」、深く深く深呼吸をするような感じ。
サックスに導かれるような「the most important question 」、ジュリアナの自在なドラム健在。
シンセのはいったミニマムな「a way of looking 」。
「our essential nature」、全員の息がぴったりあった演奏で駆け抜ける。
音の重なりが美しく響き渡る「the courage to be free 」。
「everything changed after you left 」、シンプルで心に届くメロディが印象的なバラッド仕立て。
タイトル曲「the sound of listening」、プログラミングしたドラム・ビートを中心にした演奏で、今作のの中では異彩を放つ。
独特なジュリアナのドラミングが冴え渡る「under the influence」、ダークでストレート・アヘッド。
「practicing silence」、タイトルそのまま?ドラムとサックスはお休みでピアノとベースのデュオ?
終演は、パーカッションが入ってカラフル、そしてカオスな展開「continuation 」。
 
日本盤のボーナス・トラックは、ベース・ソロで始まる「when the day turns into night」、あっと驚くバラッド演奏。ごく普通に?メンバーのソロが楽しめます♪
 
 
基本的にはアコースティック・ジャズですが、エレクトロニクスの手法も随所に使われていて、ジュリアナの今までの路線の進化系、って、感じなのかな。
才能ある人の信念を感じる多彩な音楽だけど、彼の求めているものはとても哲学的。

1. a path to bliss 
2. the most important question 
3. a way of looking 
4. our essential nature 
5. the courage to be free 
6. everything changed after you left 
7. the sound of listening 
8. under the influence 
9. practicing silence 
10. continuation 

11. when the day turns into night [japanese bonus track]

Mark Guiliana (ds, synth #3, 5, 7, drum programming #7, perc #10 )
Jason Rigby (ts, bass-cl #1, 3, 5, 7, cl #1, 5, fl #5 )
Chris Morrissey (b)
Shai Maestro (p,  mellotron #1, 5, 7, ampliceleste #1, 5, 7, fender rhodes #2)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「under the influence 」。
 
 
んじゃ、退散♪

« 2つのデュオが有機的に絡み合うような 『Trios: Ocean / Charles Lloyd feat. Gerald Clayton   Anthony Wilson』 | トップページ | 思索的でトリッキーなのに美しい♪「Androgynous Ensemble」Autumn Tour @ Jazz FLASH (11/7)」 »

JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

今晩わ。私もこれ、最近の課題として聴いてます。
様々な主題(テーマ)が立ち現れていて、意味深。
淡々としたジャズ即興と短い癖のありそうな小曲が入れ替わりで構成されているところなど、面白い。
難しいっ! けど気になる。

zawinulさま、、私、瓶脳がありすぎて、、
内なる静寂に、たどり着けぬ凡人です。。汗
タイトルの小文字も、、ご本人のこだわりなんだそうです。。

才能あふれるこのお方、、2月に来日しますよねぇ。
すみません、返事にもならなくて。汗

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2つのデュオが有機的に絡み合うような 『Trios: Ocean / Charles Lloyd feat. Gerald Clayton   Anthony Wilson』 | トップページ | 思索的でトリッキーなのに美しい♪「Androgynous Ensemble」Autumn Tour @ Jazz FLASH (11/7)」 »

無料ブログはココログ