メロディアスで活気ある世界 『Mosaic / Julian & Roman Wasserfuhr』
ACTレーベルのアーティスト、ジュリアン&ローマンの兄弟の新譜。
7枚目のリーダー作は、コロナ禍リモート録音の豪華なメンバー。
多彩なオリジナル10曲とニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit 」で、全11曲。
曲ごとにメンバーが違うので、色彩ゆたかな世界が広がってる。
オープナーは、ハンガリー出身のベテランサックス奏者、トニー・ラカトシュをフィーチャーした「Aki Puh」、ジュリアンとの2管でダイナミック。
兄弟のロマンチックな面が押し出された「Dakira」。
パット・メセニーの「フロム・ ディス・プレイス」にインスパイアされた「Forward 」、12弦ストリングスのエレキをフィーチャー。
無頼作家チャールズ・ ブコウスキーの愛称をタイトルにした「Hank」、もう一人の12弦ストリングスのエレキを弾くマーティン・スケールズも加わってニューオリンズの風が吹く。
凄腕キース・カーロックとティム・ルフェーブルがリズム陣「Hymnus Varus」、チェロとスケールズでタイトにスリリングに。
「Ladybirds」、兄弟とスケールズのギターで優しくロマンチックに。
ラッパーのハリー・マックとコラボした「Never Hold Back」、マックのラップとジュリアンのトランペットが掛け合って、ビートが効いている。
兄弟とカーロックとルフェーブルでニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit 」、スローな中のジュリアンの高速パッセージ。
弦楽奏と兄弟で「Rêveries 」、優雅な夢の世界に。
チェロの誘う美しくも、どこか物悲しい「Reset」。
サックス奏者、ポール・ヘラーが参加「Target II」、テンポよく明るくヘラーとジュリアンの2管で気持ちよくドライヴィング。
多彩で叙情的、そして、スリリング。
色彩豊かな世界でした♪
1. Aki Puh
2. Dakira
3. Forward
4. Hank
5. Hymnus Varus
6. Ladybirds
7. Never Hold Back
8. Smells Like Teen Spirit
9. Rêveries
10. Reset
11. Target II
1. Aki Puh
2. Dakira
3. Forward
4. Hank
5. Hymnus Varus
6. Ladybirds
7. Never Hold Back
8. Smells Like Teen Spirit
9. Rêveries
10. Reset
11. Target II
Julian Wasserfuhr (tp)
Roman Wasserfuhr (p, keys)
with
Tim Lefebvre (b) #1, 3, 5, 7, 8, 11
Keith Carlock (ds) #5, 7, 8, 11
Harry Mack (rap) #7
Markus Schieferdecker (b) #2
Oliver Rehmann (ds) #1, 2
Tony Lakatos (ts) #1
Paul Heller (ts) #11
Martin Scales (g) #4, 5, 6, 7
Vitaliy Zolotov (g) #3
Jörg Brinkmann (vc) #5, 7, 9, 10
Axel Lindner (vn, vla) #9
Sebastiaan Cornelissen (ds) #3
今日のおまけはご本人たちがあげてた「Never Hold Back 」。
んじゃ、退散♪
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