ナチュラルで透明感ある叙情的な音楽 『Moods / Henrik Gunde Jesper Bodilsen Morten Lund』
デンマークのベーシストのイェスパー・ ボディルセンとドラマーのモーテン・ルンドの新譜。
すでにリリースされていたのに、全く気が付かなかった。。汗
2人といえば、イタリアのピアニスト、ステファノ・ボラーニのトリオのメンバー。
あの曲者と素晴らしいアルバムをリリースしている凄腕ではありませんか。。
そして、2人は同郷のピアニスト、ヘンリック・グンデのトリオのメンバーでもあったのでした。
なので、たぶん、、本来はグンデの新譜という感じですかね?
1曲グンデのオリジナル、他はカヴァー曲で全9曲。
オープナーは、リリシズムあふれる「Blame It on My Youth」。
透明感あふれるピアノ、温かなベースの音、繊細なシンバル・ワーク、、どれをとっても北欧ジャズの極み。
「My Funny Valentine」、お馴染みのスタンダードもどこまでも美しくまとめ上げながら各自の素晴らしい演奏を挟んでくる。
ノルウェーの作曲家の「Solveigs Sang」が、深く沈み込む。
続く「Kärlekens ögon」は、スウェーデンのバリトン・サックス奏者、ラーシュ・グリンの曲、美しいメロディに心洗われる。
ルンドの美しいスティックさばきから始まる「I Will Wait for You」、アップ・テンポでスリリングに。
軽やかにはじまる「Bye Bye Blackbird」、息のあったインタープレイ満載。
静かな空間に戻って、叙情豊かに1音1音が」美しい「Moon River」。
ちょっと変わったアレンジの「Softly as in a Morning Sunrise」、ルンドのお手打ちがかっこいい。欧州のドラマーは、スティックもパーカッションもお上手ですよね。
終演はグンデのオリジナル「Fanølyng」、優しいメロディで3人が歌う。。
北欧ジャズ、といったときにイメージするナチュラルで透明感ある叙情豊かな音楽。
インタープレイも、ソロも聴きごたえあり、、でも、決して疲れない癒しのサウンド。
1. Blame It on My Youth
2. My Funny Valentine
3. Solveigs Sang
4. Kärlekens ögon
5. I Will Wait for You
6. Bye Bye Blackbird
7. Moon River
8. Softly as in a Morning Sunrise
9. Fanølyng
2. My Funny Valentine
3. Solveigs Sang
4. Kärlekens ögon
5. I Will Wait for You
6. Bye Bye Blackbird
7. Moon River
8. Softly as in a Morning Sunrise
9. Fanølyng
Henrik Gunde (p)
Jesper Bodilsen (b)
Morten Lund (ds)
Jesper Bodilsen (b)
Morten Lund (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Fanølyng」。
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuck さん、こんにちは。
おっ、こんなの出ていたんですね。
この時期、くつろぎタイムに聴くのによさそうです。
・・でも、少し予約注文などしすぎているので、当面我慢我慢です(笑)
投稿: baikinnmann | 2022年10月 2日 (日) 15時22分
baikinnmannさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m
そうなんですよ。
でちゃってました。。。
このリズム陣だと、ボラー二!って印象が強いとおもうのですが、
同郷同士の演奏もよかったですよ。
私もzawinulさまのブログに行って、ハッと気がついた次第です。汗
投稿: Suzuck | 2022年10月 3日 (月) 07時22分