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音楽で拡がる輪

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2022年10月

2022年10月30日 (日)

マーク・コープランドの新作は、カルテット!


米国のピアニストで作曲家のマーク・コープランド。
その美しいピアニズムで人気がありますよね。
11月の下旬に新作がリリースされるようです♪



★  Someday / Marc Copland  ★

 

Someday


新作は、ベルギーで活動する、俊英サックス奏者、ロビン・ヴァーヘイエンをフィーチャー。
もちろん、お馴染みのベース奏者、ドリュー・グレスも参加ですね!
これも、楽しみな一枚!!



1. Someday my Prince will come
2. Spinning Things
3. Dukish
4. Let's cool one
5.Round she goes
6.Encore
7. Day and Night
8. Nardis



Marc Copland (p)
Robin Verheyen (ss, ts)
Drew Gress (b)
Mark Ferber (ds)



んじゃ、退散♪

2022年10月29日 (土)

『ジャズ批評 230号』がでました〜♪

230
 
今回の特集は、「ジャズ・ライヴ・アルバム最前線」です
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
「ジャズ・ライヴ・アルバム最前線」 
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
すでに、過去にライブ・アルバムの特集をしているので、
今回は、そこに被さらないように、おもに「2010年〜2022年」に録音されたライブ盤からセレクトされています。
「海外アーティスト編」「国内アーティスト編」「未発表ライブ音源」に分け、
合計120枚を掲載。
私も少しですが、協力させていただきました。
 
 
「海外アーティスト編」6枚
・Keith Jarret 『Budapest Concert』
・The Wayne Shorter Quartet 『Without A Net』
・Marcin Wasilewski Trio 『Live』
・Anat Cohen & Fred Hersch 『Live In Healdsburg』
・Charles Lloyd 『8: Kindred Spirits』
・Bill Frisell, Thomas Morgan 『Epistrophy』
 
 
未発表ライブ音源」2枚
・Geri Allen,  Charlie Haden,  Paul Motian 『Live At The Village Vanguard Unissued』
・At Carnegie Hall Thelonious Monk Quartet With John Coltrane
 
 
いつもの「新譜紹介」は、4枚でした。
 
 
 
 
 
 
 
次号は、日本ジャズの名盤の特集です!
「私が選ぶ日本のジャズの名盤」
 
んじゃ、退散♪

2022年10月27日 (木)

心の趣くままにピアノを鳴らす 「古谷 淳 Solo Piano @ Jazz FLASH (10/26)」


古谷 淳 Solo Piano @ Jazz FLASH (10/26)
古谷 淳 (p)

 

Jun_fruya


山梨在住のピアニストで作曲家、古谷 淳さん。
ご自身初のピアノ・ソロのアルバムを2020年にリリースし、
直後に、コロナ禍をぬってイワイ・ピアノ・スタジオでソロ・ライブを実現してくださいました。



あれから、2年以上の月日がたち、再び、コロナ禍をぬったツアーの一つに新潟を選んでくださりました。
作品やツアーの背景の説明も含めたM Cが終わると、、
すぐに、力強く、でも、透明感と凛とした美しさを感じる世界が広がった。
アルバムの冒頭を意識した構成で、私たちを彼の世界に誘う。
一音、一音は、決して軽くなく、、むしろ心に深く沈み込むような重力を持っていて美しい。
ベニー・グッドマンの「Memories of You」なども、でてくるけれど、全てが彼のフィルターを通した演奏で、観客を惹きつける。
左手で誘う時間旅行、、フラッシュの琥珀色の時間と相まって、心を飛ばされる。
20分以上?シームレスに続いた魅惑の時間。



MCの後に、アルバムの代表的な曲「Days」。
まさに、大きな変化はなくも、同じ日は2度とない、少しづつ変化していく演奏。
重すぎず、軽すぎず、微妙な塩梅が好きです。。

1セット目のおしまいに弾いたセロニアス・モンクの「Work」、のけぞるくらいかっこよかったなぁ。。
そうそう、2セット目は、ちょっと面白い選曲。
デューク・エリントンの「In a Sentimental Mood」の後に、ビョークの「Hyperballad」だったり、
ホレス・シルバーの「Peace」の後に、筒美京平の「赤い風船」だったり、、
で、「赤い風船」、、これが思わぬアレンジで、胸キュンでしたわ。
ちょっと、信じられない奇跡のアレンジだったわよ、、。
最後は、オリジナルが続き、アンコールも「母と子と精霊と」、ダイナミックで素晴らしい!


ライブは、即興、オリジナル、カバー曲と、彼の心の趣くままに存分にピアノを鳴らし、
私たちの心を大きく揺さぶってくれました。
芸術的で技術の高い演奏なのに、とてもリラックスした気持ちに。。
時折、ゴスペルの精神にも通じるような祈りにも似た敬虔な気持ちにも。。
アンコールも含めて、情熱的で、心の豊かさを感じる演奏を堪能。
あぁ、、幸せな2時間。

久しぶりの、平日ど真ん中の夜ライブでした。
会場で、いつものお顔を拝見すると、それだけで、気持ちが和みます。
そして、フラッシュのマスターと女将さんも いつも、ありがとうございます。m(_ _)m

舞い上がった私は、古町の五郎で大騒ぎでありました。。
この後も、盛況でありますように、お気をつけて!
また、新潟にいらしてください。
今度はOtherside Quartet のメンバーとでもいいのじゃないですか?

んじゃ、退散♪

2022年10月23日 (日)

ジェーン・モンハイトが、2枚目のクリスマス・アルバムをリリースする♪

今年の新譜のクリスマス・アルバム情報♪

米国のヴォーカリスト、ジェーン・モンハイトが、2枚目のクリスマス・アルバムをリリースする!

 

★ Merriest / Jane Monheit ★

 

Merriest

 

2005年に『The Season 』という素敵なクリスマス・アルバムをリリースしているモンハイト。

2015年には、デヴィッド・ベノワのトリオと『Believe 』 もリリースしている。

今回も選曲をみると、1枚目と被らないように、でも、王道の路線ですね。

メンバーが、分からないのですが、、

オリジナルもあるようですし?、、好きな曲もそろってますし、、楽しみな一枚です♪

 

1. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
2. The Christmas Song
3. That Holiday Feeling
4. (Christmas) Stay With Me
5. The Merriest
6. What Are You Doing New Years Eve?
7. Winter Wonderland
8. Christmas Time Is Here
9. It's the Most Wonderful Time of the Year

Jane Monheit (vo)

 

 

んじゃ、退散♪

2022年10月22日 (土)

んわぁ!!クリス・ポッターさまが、来日する!!!


11月の23日、24日、25日の3日間、米国の最強のマルチ奏者、クリス・ポッターさまがブルーノート東京に出演する。

Chirs_potter

まずは、11月23日の祝日の水曜日は、日本の若手実力者とのセッション。


CHRIS POTTER meets MAY INOUE, TAKASHI SUGAWA & SHUN ISHIWAKA "Front Line of Jazz"

クリス・ポッター meets 井上銘、須川崇志&石若駿 "Front Line of Jazz"

Chris Potter (sax)
井上 銘(g) 須川 崇志(b) 石若 駿(ds)

2016年に、カート・ローゼンウィンケルと、セッションした時と同メンバーですね!
今回も、クリポタさまの熱い演奏を引き出して欲しいですね!



そして、11月24日と25日は、

CHRIS POTTER meets BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA directed by ERIC MIYASHIRO

クリス・ポッター meets ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ directed by エリック・ミヤシロ

Chris Potter (sax)
Eric Miyashiro (tp,conductor)
TBA

エリック・ミヤシロ氏の率いる国内屈指のプレイヤーが集結したブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラとの初共演!
テーマの異なる二夜連続公演を行うんだそうな。


1日目はコンテンポラリーなクリス・ポッターのオリジナル曲の世界。
2日目はアコースティックをテーマにジャズの名曲で構成予定。

んわぁ〜、3日間通えってことか。。汗
ええと、、1日でもいいので、お姿を拝見したい。。もとい、拝聴したいです。

んじゃ、退散♪

2022年10月19日 (水)

ヘルゲ・リエンとクヌート・ヘムのデュオ、第二弾がでる♪

 
2018年にリリースした『Hummingbird』のアコスティック・デュオがとてもよかった2人。
再び、11月にデュオをリリースします!
 
★ Villingsberg / Helge Lien   Knut Hem ★
 

 

Villingsberg
 

 

前作は、とても穏やかなアコースティックな世界で、
どの曲も優しく、美しく、ほっとする音楽空間でした。
ドブロとワイゼンボーン奏者であるクヌート・ヘムと、
ピアニストのヘルゲ・リエン、同郷の2人。
 
今回も、2人のオリジナルで、ノルウェーの景観が浮かんでくるような音楽のようです。
これも、すっごく!!楽しみです!!


1. Peaceful Journey
2. Ephemera Danica
3. Villingsberg
4. Haunting Memories
5. Lost In The Market
6. Toto
7. Konkylien
8. Sildrebekken
9. Two Good Friends
10. Big Country

Helge Lien (p)
Knut Hem  (dobro, weissenborn)

 

んじゃ、退散♪

 

2022年10月16日 (日)

ボルドーの1400人と感動を分かち合う 『Bordeaux Concert / Keith Jarrett』

 

Bordeaux_concertjpg_20221015123001

 


2016年の欧州のソロ・ツアーからの3枚目、7月6日のフランスのボルドーでの演奏。
前出の2枚と違い、全13曲、全てインプロヴィゼーション。
きっと、他のコンサートのように後半はアンコール的な演奏が組み込まれているのではないでしょうか?
 
オープナーは、無機質で少し強面な「Part I」。緊張感と重苦しさが漂う。。
その雰囲気を引き継ぎつつ、印象的なメロディが現れはじめる「Part II」。
「Part III」、静かな目覚めのような優しく美しい時間。
ダイナミックな展開で、異世界に飛べる「Part IV」。
「Part V」、次々とあらわれる硬質で無機質なブロック。
湧きあがる不安のような「Part VI」、揺れる心のよう。
「Part VII」、押し寄せるさざ波を思わせる静かな世界…心のままに。
一転、力強く大胆に「Part VIII」。
日差しが差し込んだような温かさ優しさに溢れる「Part IX」。
小さな変化を重ねて重ねて元気にハジける「Part X」。
「Part XI」、冒頭からドラマチックで叙情的、最後まで胸がキュンとなる。
前曲の余韻を残しながら、静かにはじまる「Part XII」、美しく気高い雰囲気が漂う。
終演は、一層に叙情的で切なさも感じる「Part XIII」。
 

 

なんでしょうか。最後の3曲は、それぞれの余韻をうまく繋ぎながら別の世界に誘ってる涙ものの演奏。
この日のボルドーの観客1400人と彼の演奏に感動し、そして、切ない現実に戻ります。。

1. Part I
2. Part II
3. Part III
4. Part IV
5. Part V
6. Part VI
7. Part VII
8. Part VIII
9. Part IX
10. Part X
11. Part XI
12. Part XII
13. Part XIII
 
Keith Jarrett (p)
 

 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあがっていた「Part III」。
 

 

 

 

んじゃ、退散♪

2022年10月15日 (土)

メロディアスで活気ある世界 『Mosaic / Julian & Roman Wasserfuhr』

 
Mosaic_20221015090901
 
ACTレーベルのアーティスト、ジュリアン&ローマンの兄弟の新譜。
7枚目のリーダー作は、コロナ禍リモート録音の豪華なメンバー。
多彩なオリジナル10曲とニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit 」で、全11曲。
曲ごとにメンバーが違うので、色彩ゆたかな世界が広がってる。
 
 
オープナーは、ハンガリー出身のベテランサックス奏者、トニー・ラカトシュをフィーチャーした「Aki Puh」、ジュリアンとの2管でダイナミック。
兄弟のロマンチックな面が押し出された「Dakira」。
パット・メセニーの「フロム・ディス・プレイス」にインスパイアされた「Forward 」、12弦ストリングスのエレキをフィーチャー。
無頼作家チャールズ・ブコウスキーの愛称をタイトルにした「Hank」、もう一人の12弦ストリングスのエレキを弾くマーティン・スケールズも加わってニューオリンズの風が吹く。
凄腕キース・カーロックとティム・ルフェーブルがリズム陣「Hymnus Varus」、チェロとスケールズでタイトにスリリングに。
「Ladybirds」、兄弟とスケールズのギターで優しくロマンチックに。
ラッパーのハリー・マックとコラボした「Never Hold Back」、マックのラップとジュリアンのトランペットが掛け合って、ビートが効いている。
兄弟とカーロックとルフェーブルでニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit 」、スローな中のジュリアンの高速パッセージ。
弦楽奏と兄弟で「Rêveries 」、優雅な夢の世界に。
チェロの誘う美しくも、どこか物悲しい「Reset」。
サックス奏者、ポール・ヘラーが参加「Target II」、テンポよく明るくヘラーとジュリアンの2管で気持ちよくドライヴィング。
 

多彩で叙情的、そして、スリリング。

色彩豊かな世界でした♪

1. Aki Puh
2. Dakira
3. Forward 
4. Hank 
5. Hymnus Varus 
6. Ladybirds 
7. Never Hold Back  
8. Smells Like Teen Spirit 
9. Rêveries 
10. Reset 
11. Target II 
 


Julian Wasserfuhr (tp)
Roman Wasserfuhr (p, keys) 

with
Tim Lefebvre (b)  #1, 3, 5, 7, 8, 11
Keith Carlock (ds) #5, 7, 8, 11
Harry Mack (rap) #7
Markus Schieferdecker (b)  #2
Oliver Rehmann (ds)  #1, 2
Tony Lakatos (ts)  #1
Paul Heller (ts)  #11
Martin Scales (g)  #4, 5, 6, 7
Vitaliy Zolotov (g)  #3
Jörg Brinkmann (vc) #5, 7, 9, 10
Axel Lindner (vn, vla)  #9
Sebastiaan Cornelissen (ds)  #3
 
今日のおまけはご本人たちがあげてた「Never Hold Back 」。
 
 
んじゃ、退散♪

2022年10月10日 (月)

ヤコブ・ブロとジョー・ロヴァーノの共作で、ポール・モチアンへのオマージュ作

 
 
多くの名盤に拘ってきたドラマー、故ポール・モチアンへのオマージュ作がECMからでる。
デンマーク人のギタリストのヤコブ・ブロと米国人のサックス奏者のジョー・ロヴァーノの初顔合わせで、モチアン愛を表現。

 

★ Once Around The Room A Tribute to Paul Motian / Jakob Bro, Joe Lovano ★
 
Once_around_the_room
 
モチアンへの特別な思いを持つ2人は、彼を思いを1枚のアルバムに。
メンバーは、ラリー・グレナディア、アンダース・クリステンセン、ジョーイ・バロン、ホルヘ・ロッシという豪華な布陣。
2人のオリジナルやモチアンのオリジナルを演奏。
この秋は、音楽三昧となりそうですね!
 
1. As It Should Be
2. Sound Creation
3. For The Love of Paul
4. Song to An Old Friend
5. Drum Music
6. Pause
 
Jakob Bro (g)  
Joe Lovano (ts,  Tarogato)
Larry Grenadier (b)  
Thomas Morgan (b)   
Anders Christensen (el-b)  
Joey Baron  (ds) 
Jorge Rossy  (ds)
 
んじゃ、退散♪

2022年10月 9日 (日)

アリルド・アンデルセンの新作はカルテット!

 
ノルウェーのレジェンド、ベーシストで半世紀以上ECMで活躍してきたアリルド・アンデルセン。
10月末にリリース予定のアルバムは、ヘルゲ・リエンが参加するカルテット作。

 

★ Affirmation /  Arild Andersen Group ★
 
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去年の11月にオスロ・スタジオで録音された新作は、ほぼ全てが即興のようです。
30代、40代の同郷の若手実力派のミュージシャンとの新カルテット。
かなり、硬派な音創りの感じですよね。
これも、楽しみな1枚ですね。
 
 
Affirmation Part I
1. One 
2. Two 
3. Three 
4. Four 
Affirmation Part II
5. Five 
6. Six 
7. Seven 
8. Short Story

Arild Andersen (b)  
Marius Neset (ts)  
Helge Lien (p)  
Håkon Mjåset Johansen (ds)  
んじゃ、退散♪

2022年10月 8日 (土)

巧いなぁ。。 『Linger Awhile / Samara Joy』

 
Linger_awhile_20221008074101
 
 
デヴューアルバム『Samara Joy』から、その歌の巧さから、注目を集めているサマラ・ジョイ。
最近には珍しいオーセンティックなジャズ・ヴォーカル、往年のジャズ・ディーヴァーたちを彷彿とさせる破格の1998年生まれのニュータレント。
なんと、2作目で名門ヴァーヴから、ギターのパスカーレ・グラッソ、ピアニストのベン・パターソン、ベースのデイヴィッド・ウォン、ドラムのケニー・ワシントンという名手が参加の新譜がでました♪
基本、この4人のサポートで、9曲めだけ3管入り、終演はグラッソとのデュオ。
 
オープナーは、ガーシュウィンの「Can't Get Out of This Mood」、軽妙なピアノ・トリオにのって、巧みに歌い上げる。
落ち着いた(貫禄さえ感じる)しなやかなベルベット・ヴォイス。
意味深な内容をサラリと歌う「Guess Who I Saw Today」。
ギター・トリオで「Nostalgia(The Day I Knew)」、グラッソのソロにも痺れる「Sweet Pumpkin」、一歩も引かないジョイの気合も素晴らしい。
ピアノ・トリオとしっとり情感ある「Misty」、伸びやかな歌声で表情豊か。
カルテットのメンバーの演奏も楽しみながら「Social Call」、惚れ惚れする表現力歌唱力「I'm Confessin'」。
アップ・テンポでグラッソと駆け抜ける「Linger Awhile」。
3管を配したドラマチックな「'Round Midnight」。
終演は、グラッソとデュオで、情感豊かに「Someone to Watch Over Me」、寄り添うギターと静かな説得力のある歌。
2019年の「サラ・ヴォーン・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペティション」での優勝。
なるほど、、と、頷ける歌唱力。
巧いなぁ。。と、聴き惚れますです。
今回は、デヴュー・アルバムと同じ系統で来ましたね。
次回は、どんな感じになっていくのでしょう?
名手グラッソとのデュオなんて、素敵そうですよね♪
 

1. Can't Get Out of This Mood
2. Guess Who I Saw Today
3. Nostalgia
4. Sweet Pumpkin
5. Misty
6. Social Call
7. I'm Confessin'
8. Linger Awhile
9. 'Round Midnight
10. Someone to Watch Over Me


Samara Joy (vo)
Pasquale Grasso(g)
Ben Paterson (p)
David Wong (b)
Kenny Washington (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があがていた「Someone to Watch Over Me」。
 

 

 

 

 
そうそう、ジャケットのジョイの写真が、、って、風呂井戸さまが仰ってましたが、、
私も、それは感じます。私はこのお写真が好きですねぇ。
 
Samara_joy
んじゃ、退散♪

2022年10月 5日 (水)

感激っ!! 6年ぶりの開催 『大人のための絵本LIVE  〜inochi〜 @ Jazz FLASH (10/2)』

大人のための絵本LIVE  〜inochi〜 @ Jazz FLASH (10/2)

朗読    大人のための絵本LIVE実行員会

ピアノ演奏  川崎 祥子
06_20221005172401
 

日曜日に6年ぶりに開催されたえ絵本LIVEに行ってきました。

2014年の北書店の回と、2016年の「大人のための絵本LIVE〜2016秋スペシャル」とブログにあげてます。

でも、もう一回くらい参加しているとおもうな。

前回の2016年は、、なんと!「ピアニストの高瀬アキさん」が朗読に音をつけてくださる!

ってことで、朗読なんてやったことのない私も詩の朗読にt挑戦、、ちゃっかり参加しちゃいました。汗

その時に感じたことは、朗読も「間」が大事、と、いうことです。

楽器を全くやらない私が言うのもなんですが、、巧い奏者の人たちは、音のない空間を怖がりません。むしろ、愉しんでる。いらない音を出すことを絶対しない。
朗読も一緒だな、、って、思いました。

ダイナミクスも大事だし、観客の反応をみることも大事。

 
今回のテーマは「〜inochi〜」→「命」ですね。
ストレートに命をテーマにしたものから、遠回しに命を考えさえるものまで、、
9つの題材で命について考えることができました。

気がつけば、谷川俊太郎祭りのようなプログラムになってしまったそうですが、このテーマだと仕方ないですよね。

 
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ウクライナのことがあるので、特に小川未明の「野ばら」が心に沁みましたね。

未明の作品は、本当に心の奥が痛くなるほど切ないですよね。

若い兵隊さんの気持ちを想うと、物語の最期の場面が、頭に浮かび、なんども目頭が熱くなりました。

朗読後、、ピアニストの川崎祥子さんが、ピアノを弾いてくださったのですが、それも、心を深く動かす演奏でした。

川崎さんは、歌の伴奏などもよく演奏されてますが、朗読の伴奏は、メロディがあるわけではないので、実力がないと雰囲気を壊してしまうとおもいます。

どの伴奏も、的確な音で埋めていて、流石だなぁ、、と、おもいました。
 
07
 
絵本を読んでいただいている間、、私はとても素直になって、皆さんの言葉を受け入れられます。
素敵な時間だった。。
 
今度は、6年も空けずに開催してくださいね。
 
んじゃ、退散♪

2022年10月 2日 (日)

 11月にビル・フリゼールがBNレーベル3作目をリリース!

 


唯一無二の才能を持つ天才ギタリスト、ビル・フリゼールさま。

ブルーノート・レーベルでの、3作目のアルバムを11月にリリースするそう♪

★ Four / Bill Frisell ★
 
Four
 
2020年のトリオ作『ヴァレンタイン』から、約2年ぶりのリーダー・アルバム。
今回は、タイトルがしめすように4人編成。
ピアノのジェラルド・クレイトン、ベテランサックス奏者のグレッグ・タルディ、ドラムのジョナサン・ブレイクという変則カルテット。
新旧織り交ぜたビル自身のオリジナル曲のみを収録、とのことで、ファン的には垂涎のアルバムでしょうか。。
 


1. Dear Old Friend (for Alan Woodard)
2. Claude Utley
3. The Pioneers
4. Holiday
5. Waltz for Hal Willner
6. Lookout for Hope
7. Monroe
8. Wise Woman
9. Blues from Before
10. Always
11. Good Dog, Happy Man
12. Invisible
13. Dog on a Roof


Bill Frisell (g)
Gregory Tardy (sax, cl)
Gerald Clayton (p)
Johnathan Blake (ds)
 
んじゃ、退散♪



2022年10月 1日 (土)

ナチュラルで透明感ある叙情的な音楽 『Moods / Henrik Gunde Jesper Bodilsen Morten Lund』

 

Moods

 
デンマークのベーシストのイェスパー・ボディルセンとドラマーのモーテン・ルンドの新譜。
すでにリリースされていたのに、全く気が付かなかった。。汗
2人といえば、イタリアのピアニスト、ステファノ・ボラーニのトリオのメンバー。
あの曲者と素晴らしいアルバムをリリースしている凄腕ではありませんか。。
そして、2人は同郷のピアニスト、ヘンリック・グンデのトリオのメンバーでもあったのでした。
なので、たぶん、、本来はグンデの新譜という感じですかね?
1曲グンデのオリジナル、他はカヴァー曲で全9曲。
 
オープナーは、リリシズムあふれる「Blame It on My Youth」。
透明感あふれるピアノ、温かなベースの音、繊細なシンバル・ワーク、、どれをとっても北欧ジャズの極み。
「My Funny Valentine」、お馴染みのスタンダードもどこまでも美しくまとめ上げながら各自の素晴らしい演奏を挟んでくる。
ノルウェーの作曲家の「Solveigs Sang」が、深く沈み込む。
続く「Kärlekens ögon」は、スウェーデンのバリトン・サックス奏者、ラーシュ・グリンの曲、美しいメロディに心洗われる。
ルンドの美しいスティックさばきから始まる「I Will Wait for You」、アップ・テンポでスリリングに。
軽やかにはじまる「Bye Bye Blackbird」、息のあったインタープレイ満載。
静かな空間に戻って、叙情豊かに1音1音が」美しい「Moon River」。
ちょっと変わったアレンジの「Softly as in a Morning Sunrise」、ルンドのお手打ちがかっこいい。欧州のドラマーは、スティックもパーカッションもお上手ですよね。
終演はグンデのオリジナル「Fanølyng」、優しいメロディで3人が歌う。。
 
北欧ジャズ、といったときにイメージするナチュラルで透明感ある叙情豊かな音楽。
インタープレイも、ソロも聴きごたえあり、、でも、決して疲れない癒しのサウンド。
 
 
1. Blame It on My Youth
2. My Funny Valentine
3. Solveigs Sang
4. Kärlekens ögon
5. I Will Wait for You
6. Bye Bye Blackbird
7. Moon River
8. Softly as in a Morning Sunrise
9. Fanølyng
 
Henrik Gunde (p) 
Jesper Bodilsen (b) 
Morten Lund (ds)
 

 

今日のおまけは、ご本人があげていた「Fanølyng」。
 

 

 

 
んじゃ、退散♪

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