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音楽で拡がる輪

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2022年9月11日 (日)

時に、息を呑む美しさ 『The Song is You / Enrico Rava   Fred Hersch』

 

The_song_is_you_20220909160401

 
イタリア人トランペッター、フリューゲルホーン奏者のエンリコ・ラヴァと、米国人ピアニストのフレッド・ハーシュ、2人の偉大なマスターよるデュオ・アルバム。
ラヴァは、ほぼ半世紀にわたってECMのアーティスト、ハーシュはこのアルバムがレーベル・デビュー。
スタンダードやミュージシャン曲など5曲と、それぞれのオリジナル1曲ずつと即興で全8曲。
オープナーは、透明感ある美意識の高いピアノに導かれ、温かな音色のフリューゲルが奏でるカルロス・ジョビンの「Retrato em Branco e Preto(白と黒のポートレイト)」、情感溢れる哀愁の演奏に期待で胸がときめく。
「Improvisation」、研ぎ澄まされた感覚で互いの考えを愉しむ即興演奏。
ラヴァのアヴァンギャルドな部分をうまく取り込みながら、スタンダード「I'm Getting Sentimental Over You」。
2人のフリー魂を強く感じながらも、詩情豊かなスタンダード「The Song Is You」。
ハーシュのオリジナル「Child's Song」、穏やかなメロディがフリューゲルとよく似合う、そして、リズミカルなピアノと朗々としたラヴァのソロは大きな空間を創造する。
ダークだけれど軽快で歯切れのよいやりとり、ラヴァのオリジナル「The Trial」。
セロニアス・モンクの「Misterioso」、6度音程で昇降する一聴には単純なブルースを実に味わい深いウィットも効いた演奏に。
終演は、同じモンクの曲でも濃い感情に引摺られる「Round Midnight」、ハーシュのソロ。
独り対位法はもちろん、ダイナミクスを巧みにコントロールし、鍵盤をフル活用したドラマチックな演奏。
 
抒情性を大切に、即興の精神を重んじた、自由で言葉のいらない演奏が詰まっている。
う〜ん、このおおらかさは、、なんだろう。。そして、時にその美しさに息を呑む。
このデュオを日本で聴きたい。

1. Retrato em Branco e Preto
2. Improvisation
3. I'm Getting Sentimental Over You
4. The Song Is You
5. Child's Song
6. The Trial
7. Misterioso
8. Round Midnight

Enrico Rava  (flh)
Fred Hersch (p)

今日のおまけは、ラヴァがあげていた「Retrato em Branco e Preto」。
 
 
 
んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさん,こんばんは。

いやぁ,これはよかったですねぇ。まさに期待を裏切らないです。Suzuckさんのおっしゃる「抒情性を大切に、即興の精神を重んじた、自由で言葉のいらない演奏」とは言いえて妙です。

アブストラクトな部分もありながら,それがいいスパイス程度に留まるところに,彼らのバランス感覚の素晴らしさを感じました。マジで生で観てみたいです。

ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2022/09/post-8af2a8.html

閣下、おはようございます。

私も、これはハートを鷲掴み、、って感じでした。
ハーシュさまは、自身のアルバムでもここになぜこの演奏、、的な、、
かなりフリーな演奏を入れてくる人ですが、今回は相手がラヴァだったせいか、、
全体に全く違和感なかったです。
二人ともデュオのマスターだけあって、とてもよかったです。

しかし、話はそれますが、、メルドーの公演の案内は、10月にならないとダメかもしれませんね。
払い戻しが9月いっぱいのものがありますものね。

リンクをありがとうございました。m(_ _)m

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