即興重視でオーネット・コールマンを連想させる演奏 『Elastic Wave / Gard Nilssen Acoustic Unity』
アリルド・アンデルセンやマティアス・アイクに信頼されるノルウェーのドラマー、ガール・ ニルセン。
マルチ奏者のアンドレ・ロリゲテンとは、同郷、たぶん、、初聴き。
そして、キット・ダウンズのアルバムでも活躍していたスウェーデン人のベーシストのペッター・エルドとは、ジャンゴ・ベイツが主宰する「 若手音楽家のための北欧ラージ・アンサンブル」で知り合った。
2020年には、 16人編成のビッグ・バンド『If You Listen Carefully The Music Is Yours / Gard Nilssen Supersonic Orchestra』で共演している流れがある。
オープナー「Altaret」は、スウェーデン語で「祭壇」 を意味するとのこと。ロリゲテンのコルトレーン・スピリッツを感じるサックスが自由を謳歌する。
オーネット・コールマンの波動を感じる「Spending Time with Ludvig」。
クラリネットに持ち替えて優雅な演奏を聴かせる「Dreignau」、ニルセンのパーカッションが色彩豊か。
オーネットの熱さを感じる「Influx Delight」、ドラムの手数も多い!
ベース・ソロから始まる「Lokket Til Jon, Og Skjerfet Til Paul」は、ヨン・ クリステンセンとポール・モチアンからのタイトル。
「The Other Village 」は、 地中海のバグパイプの旋律からインスパイアされたもの、不思議な音は、テナーとソプラノを同時に演奏してるから。動画、、無いかな。。
躍動感満載、サックスのグルーブがかっこいい「Boogie」。
ソプラノ・サックスがエキゾチックな「Cercle 85」。
「Acoustic Dance Music」、高速フレージングで自在に踊る。
淡々と「Til Liv」。
終演は、バス・サックスで重厚な音世界「The Room Next to Her」。
シンプルなトリオで、アコースティックにこだわった演奏だけれど多彩、ヴァリエーション豊富。
楽器の特性をよく把握し、活用している。
オーネット・コールマンを連想させるサックスが印象的な即興重視のスリリングなトリオ。
1. Altaret
2. Spending Time with Ludvig
3. Dreignau
4. Influx Delight
5. Lokket Til Jon, Og Skjerfet Til Paul
6. The Other Village
7. Boogie
8. Cercle 85
9. Acoustic Dance Music
10. Til Liv
11. The Room Next to Her
2. Spending Time with Ludvig
3. Dreignau
4. Influx Delight
5. Lokket Til Jon, Og Skjerfet Til Paul
6. The Other Village
7. Boogie
8. Cercle 85
9. Acoustic Dance Music
10. Til Liv
11. The Room Next to Her
Gard Nilssen (ds)
Andre Roligheten (ts, ss, bs, cl)
Petter Eldh (b)
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Boogie」。
んじゃ、退散♪
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