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音楽で拡がる輪

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2022年6月 8日 (水)

「かがみの狐城」も観てみたかった… 辻村 深月 シアター 舞台「ぼくのメジャースプーン」@ りゅうとぴあ (6/4)


舞台「ぼくのメジャースプーン」 @ りゅうとぴあ (6/4)
06


原作    辻村深月 「ぼくのメジャースプーン」講談社
脚本・演出 成井 豊
出演    田中 亨・岡田 達也・澤田 美紀


原作は、同日上演された「かがみの孤城」の作者でもある辻村 深月氏。
以前に、本屋大賞を受賞した「かがみの孤城」が、成井 豊氏の手で舞台化された時に、その世界観に感動された辻村氏が、
この作品も是非とも成井氏の手で舞台にしてほしいと、願ったことから舞台化がまったそうです。
原作者と脚本家が相思相愛ですね!
主人公は、小学校4年生の「ぼく」。
敬愛していた同級生のふみちゃんが、ある悲惨な事件をきっかけに心が壊れ、誰とも口が利かなくなってしまった。
彼女の仇を討つ為に、事件の犯人と向かい合うことを決心する。
「ぼく」は、「条件ゲーム提示能力」という特殊能力の持ち主。
相手の行動を、投げかけた言葉で縛る事ができるというもの。
ようは、この能力で犯人に「私刑」を与えようというもの。
この思いを察知した母親は、その行為を思い留まられそうと、
同じ能力の持ち主で教育の専門家である親戚の大学教授のあきやま先生に、この能力についての講義を受けることになる。
思った以上に大きな力…
先生と一緒に、罪と罰の大きさや量刑の妥当性について考え、模索する。
思考錯誤の末に、犯人の望みが「医学部に復帰する」ことなのではないかと考え、
それを罰として使うことが、今回は相当なのではないかと彼の中で決まります。
犯人が一番恐れている罰、「決して医学部にもどれない」を呪いの言葉に使うことを決めた…。
そして、先生の同席を条件に犯人と向かい合うのですが…
と、少し説明しすぎましたね。m(_ _)m

かなり道徳的、倫理的な問題を扱っていて、絶対これは正解というのも無いような話の展開です。
私だったら、どうするか、、
司法によって裁かれるのが、そこかから導き出された刑罰が、本当に妥当なのか、、
相手が受けた心の傷の深さにその罰で償えるのか、其れ相応の罰とは何か、、
情けない事に、ぐるぐると頭の中で言葉が回るだけです。
と、いうわけで、もう一度考え直したくなって原作をポチりました。
できたら、「かがみの孤城」も観たかったのですが、
お休みではない土曜日だったので、12時からの上演は、無理でした、、。
再演されたら観てみたい。
んじゃ、退散♪



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