ケニー・バロンが全曲に参加 『Star Crossed Lovers / Patty Lomuscio』
2016年にS&G集『Further To Fly』でデビューしたイタリアの歌手パティ・ロムーショのセカンド・アルバムが、オランダのChallenge Recordsからリリース。
ピアノのケニー・バロンをはじめ、ベースのピーター・ワシントン、ドラムのジョー・ファーンズワースというレジェンド揃いのリズム・セクション!
3曲に、アルトサックスのヴィンセント・ハーリングも参加する超豪華盤。
憧れだった、ケニー・バロンとの夢の共演です。ケニー・バロンといえば、私の中では『People Time 』『Night And The City』で止まってしまっているのですが、、2005年に「100 GOLD FINGERS」のイベントで新潟で聴いたこともあるし、ポチってしてしまいました♪
オープナーは、バロンの曲にロムーショが歌詞を書いた「Lullaby」、高めのクリアな声でトリオとしなやかに絡んでいく。燻銀にスィングするバロンのピアノ。エリントンの名バラッド、そして、タイトル曲「Star Crossed Lovers」、しっとりと自然体のロムーショー、軽やかに華麗な演奏で包み込む3人。躍動感ある演奏にのって小粋にスイング&スキャットする「This Can't Be Love」。ブルージーに抒情豊かに歌い上げる「Left Alone」、ハーリングのアルトも咽び泣く。「You're My Everything」、優しくインティメイトな安定の歌唱。イタリア語のタイトル「E Se」、美しいバラッドを切々と。シダー・ウォルトンの「Cedar Blues」は、ロムーショとファーンズワースが歌詞をつけ、ハーリングのアルトも加わった和気あいあいでも、グルーヴ感満載で。爽快ラテン・ムードいっぱいの陽気な「Body & Soul」、バロンもハーリングも楽しそう。終演は、あこがれのバロンとデュオで「Love Walked In」、洗練されたバロンのピアノとハイセンスな語り口、夢が叶った歓びに溢れてる。
燻銀のバロンのピアノのタッチ、ワシントンの心に響く深い音、ファーンズワースのメリハリあるリズム、ハーリングのファンキーなブロウ、楽しいひととき。そして主役のロニームショーが、自然体でクリアな歌声で、歌の想いを伝えます。
1. Lullaby
2. Star Crossed Lovers
3. This Can't Be Love
4. Left Alone
5. You're My Everything
6. E Se
7. Cedar Blues
8. Body & Soul
9. Love Walked In
Patty Lomuscio (vo)
Kenny Barron (p)
Peter Washington (b) exc #9
Joe Farnsworth (ds) exc #9
Vincent Herring (as) #4, 7, 8
今日のおまけは、ご本人があげていた「Star Crossed Lovers 」。
んじゃ、退散♪
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