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音楽で拡がる輪

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2022年6月19日 (日)

ピッリッと張り詰めた空間 『IN VIVO / Trio Viret +』

 
In_vivo
 
フランスの個性派超絶ベーシスト、ジャン=フィリップ・ヴィレ。
さまざまなアーティストの共演はもちろん、日本では、澤野からピアニストの大石学のアルバムに3枚参加している。
自身のトリオも澤野からリリースされており、2人のドラマーをアルバムによって入れ替えて同じピアニストで「Trio Viret」として20年近く続けている。
そのヴィレが、4月に新譜を出していた。(不覚)
曲は、過去に演奏したことのある彼のオリジナル、そして、レギュラーの2人のドラマーを曲によって使い分ける…あるいは一緒に演奏する…「Trio Viret +」。
 
と、、わかりにくいので、曲にアントワン・バンヴィーユの演奏の時は①、ファブリス・モアローの演奏の時は②、2人が参加している時は◎としておきました。
 
オープナーは沈み込むようなピアノのフレーズから始まる「Derives」、リズミカルだけどビターでクール。ツイン・ドラムで空間を埋め尽くす。
繊細に、時にドラマチックに少しづつ表情を変えていくMadame Loire 」。
「3 Joursde treve」、ボーイングが重厚で荘厳な雰囲気。
アブストラクトで実験的な「Pour El Ho」、ツイン・ドラムで四位一体。
知的で緊張感あふれた「Iode131」。
「Le batard」、パワフルでドラマチック、感情が爆発したような荒々しい激しさ。
ツイン・ドラムで次々と場面を展開していく「Par tousles temps」。
音数を抑えメランコリックで哀愁ある「Changement」。
終演は、ダークで鋭い切れ味「A plus d'un titre」。
 
一瞬の隙もないアドリブの連続、ダークで内省的、緊張感がまったく途切れないハードな演奏が続きます。
欧州抒情ピアノ・トリオのイメージの真逆をいく、ヒリヒリするような感覚のピリッと張り詰めた空間。
 
1. Derives ◎
2. Madame Loire ①
3. 3 Joursde treve ②
4. Pour El Ho ◎
5. Iode131 ②
6. Le batard ①
7. Par tousles temps ◎
8. Changement ①
9. A plus d'un titre ②

Jean-Philippe Viret (b)
Édouard Ferlet (p)
Antoine Banville (ds) ① 
Fabrice Moreau (ds) ② 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Derives」。
 
 
んじゃ、退散♪

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