名刺がわりの一枚 『Portrait of Caity Gyorgy / Caity Gyorgy』 #CaityGyorgy
地元カナダでは、知っておくべき8人のカナダ女性ジャズ・ミュージシャンの一人に選ばれており、
また、作詞、 作曲もこなし、オリジナル曲「Secret Safe」は2021年度John Lennon Songwriging Contestで最優秀賞に輝いています。
2021年にリリースされた2枚のアルバムがカップリングされボーナス・トラックが1曲加わってます。
1曲目から7曲目までが、『No Bounds』。
カナダのグラミー賞と言われるジュノー賞で、2021年に最優秀ジャズ・アルバムを受賞したギタリスト、ジョセリン・グールドが全面参加。
正統派ジャズ・ギターのトリオとスインギーで小粋な演奏が続きます。
少しハスキーだけど、キュートさに溢れた歌声で、ジャズのエッセンスを散りばめた演奏。
スキャットも軽々と爽やかにこなします。
各楽器とのとデュオ、ソロをバックでのスキャット、など、変化に富んで楽しい。
そして、オリジナルがなかなかメロディアスで素敵。
スタンダードに負けないオリジナルのバラッドの心模様。
シンプルだけど、聴かせどころも沢山あり、ギター演奏も素敵なエレガントな時間。
8曲目から12曲目までが、『New Pronouncing』。
こちらは、ホーン・セクションが入って華やかなアレンジ。
そして、5曲全てが彼女のオリジナル。
1曲めから弾けていて、凝縮したジャズの楽しさが詰まってます。
大きな編成に負けない華やかさも持ち合わせた優しい歌声。
ジャズ・ラヴァーを惹きつけるポイント抑えたアレンジ、演奏と心地良いですよね。
さまざまな表情をみせながら、気持ちを惹きつける嫌味のない姿、楽しい時間。
終演は、ピアノ・トリオで語りかける「Embraceable You」。
ジャケット写真のイメージ通りのキュートな歌声。
でも、ジャズ好きを落とすポイントをしっかり抑えた強者です♪
1. Postage Due
2. East of The Sun
3. I Can't Get Started
4. A Certain Someone
5. I Can't Give You Anything But Love
6. Undefined
7. Bye Bye Blackbird
8. Secret Safe
9. There By The Door
10. 12th Avenue
11. Why'd You Gotta
12. The B
13. Embraceable You (bonus track)
#1〜#7 『No Bounds』
Caity Gyorgy (vo)
Jocelyn Gould (g)
Thomas Hainbuch (b)
Jacob Wutzke (ds)
#8〜#12 『New Pronouncing』
Caity Gyorgy (vo)
Kyle Pogline (tp, flh)
Nick Forget (tb)
Eric Wong (fl)
Virginia MacDonald (cl)
Daniel Barta (as)
Lucas Dubovik (ts)
Kyle Tarder-Stoll (bs)
Felix Fox (p)
Thomas Hainbuch (b)
Jacob Wutzke (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Postage Due」。
連休の終わり、ブルーな気分を忘れさせてくれる優しかな。
んじゃ、退散♪
« サックス奏者、オデッド・ツールのECM2作目が出る! #OdedTzur | トップページ | ギラッド・ヘクセルマンがEdition Recordsから新作を出す! »
「JAZZ」カテゴリの記事
- 互いのつながりを大切にし、そこからのつながりにもひろがる 「ECM創立55周年コンサート(2部) @ 有楽町 I’M A SHOW (11/21)」(2024.11.24)
- 50分間ノンストップの神々しい姿 「ECM創立55周年コンサート(1部) @ 有楽町 I’M A SHOW (11/21)」(2024.11.23)
- 随分まえに、、『ジャズ批評 242号』がでました〜 汗(2024.10.30)
- 目の前で聴ける世界最高峰 「Marcin Wasilewski Trio @ 丸の内コットンクラブ (10/8 1st 2nd)」(2024.10.12)
- 『ジャズ批評 241号』が、、随分前にでてました〜 汗(2024.08.31)
コメント
« サックス奏者、オデッド・ツールのECM2作目が出る! #OdedTzur | トップページ | ギラッド・ヘクセルマンがEdition Recordsから新作を出す! »
カナダはジャズ・ヴォーカリストの宝庫ですね。Suzuck様は高評価ですね。
私は聴いてすぐダイアナ・パントンを想い起しました。
ジャズの小粋なところは感じます、一生懸命歌っている感じでちょっと味付けが寂しかったですかね。
私のお勧めは、ジョセリン・グールドのギターものですね。(1から7曲まで)
8曲目からのピックコンポものはちょっと私的に好まない(個人的好みというところで)。
女性ヴォーカルものは好みが解れますが・・・私にとっては別世界でした、こればっかりはどうしようもないです(笑い)。
リンクお願いします ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-1a207e.html
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2022年5月 5日 (木) 11時27分
風呂井戸さま、私もギターとのヴァージョンの方が好きですよ。
ギター、オーソドックスだけどとても巧いですよね。
一生懸命な感じは、あざとくなると女性ファンは一気に退きますが、
まぁ、確かに好み、、ということになりますかね。
ビッグ・コンボの方は、未来につなげるということで。
リンクをありがとうございました。m(_ _)m
投稿: Suzuck | 2022年5月 6日 (金) 18時06分