日本先行発売、Sunnyside Recordsからのリリース 『Resonanc / Megumi Yonezawa』
バークリー音楽院卒業後、NYCで活動を続けてきたピアニスト、米澤めぐみ。
2016年には、デビュー作を「Fresh Sound New Talent」からリリース、その後、2018 年には「ESP-Disk」から作品をリリースし、今回は「Sunnyside Records」からのリリース。
母国、日本では少し早めの解禁でした♪
メンバーは、本人も参加しているノルウェー生まれのギタリス、ヨーステイン・ グルブランセンのバンドのリズム・セクション、ベーシストのマイク・ マクガークとドラマーのマーク・ファーバー、2人とも経験豊富なミュージシャン。
オリジナル曲、スタンダード・ナンバー、即興を含む全10曲。
オープナーは、メロディアスなオリジナル「Before the Wind」、そよ風を感じるような優しいワルツのような曲。
「The Radiance」、陽光をあびて、幸福感に浸るひととき、歌心あるベースも繊細な音づかいのドラムも息ぴったり。
ブルースっぽい「 It’s All That Matters」、モダンで現代的。
即興「Valley in the Deep Sea」、互いの存在を確認し合うような音風景。
シリアスな「Lone Winds Blow」、ドラムやベースのアクションがとても効果的。
ジョン・コルトレーンの「Countdown」、ゆったり、ゆっくりなアプローチで、少し甘美なめぐみオリジナルのよう。
スタンダード「Body and Soul」、ベースと裏表になって最後までミステリアス。
トリオで自在に闊歩する「Everything I Love」。
オリジナルのラブ・ソング?「Yet Again at Will」、ハートフルで高揚感に満ちている。
終演は、アーサー・アルトマンの「All or Nothing at All」、悲哀を感じ内省的。
流麗で爽やかさをかんじるピアノだが、エッヂの効いたプレイもお得意で、積極的に絡んでくるベースや、切れ味の良いドラムと、時にはかなりフリー寄りの演奏も。
でも、全体の印象は詩的で叙情豊か、この季節に似合いますね。
1. Before the Wind
2. The Radiance
3. It’s All That Matters
4. Valley in the Deep Sea
5. Lone Winds Blow
6. Countdown
7. Body and Soul
8. Everything I Love
9. Yet Again at Will
10. All or Nothing At All
Megumi Yonezawa (p)
Mike McGuirk (b)
Mark Ferber (d)
2. The Radiance
3. It’s All That Matters
4. Valley in the Deep Sea
5. Lone Winds Blow
6. Countdown
7. Body and Soul
8. Everything I Love
9. Yet Again at Will
10. All or Nothing At All
Megumi Yonezawa (p)
Mike McGuirk (b)
Mark Ferber (d)
日本先行発売とのことで?丁度いい動画が見つけられませんでした。m(_ _)m
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん、こんばんわ。
おっ、流石お早いですね!多変参考になります☺
ちょうど、この作品と米澤さん気になっていたところで、まずは旧作2作を配信で聴いているところでした。
旧作2作ではESPからフリーの「Boundary」なかなか良い感じなので、注文し届くのを待っているところです。
それにしてもNYで活動する大和撫子すごいですね。
投稿: baikinnmann | 2022年5月23日 (月) 19時35分
baikinnmannさま、過去の2作も良いですよね。
私も、注文する前に、1作目、2作目と試聴しました。
米澤さまは、新潟のジャズフラッシュでライブをしたことがあるのですよ。
その時は、ライブにお伺いできなかったのですが、、
もしも、リリースで日本に凱旋となれば、ぜひまた、新潟でもライブをしてほしいです!
投稿: Suzuck | 2022年5月24日 (火) 15時36分