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音楽で拡がる輪

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2022年5月 8日 (日)

味わい深く人生を語る 『John Scofield / John Scofield』

 


John_scofield_20220507115001


 

ジョン・スコフィールドのECMの第2弾は、キャリアお初!のソロ・アルバム♪

どうやら、このアルバムもコロナ禍の副産物のようで、ツアーもキャンセルになって一年半家に居た間に録音したとのこと。

なんと、機材を買い揃えて!の自宅録音のようです。

そして、今、自分が演奏したいと思う曲を素直に並べたとのことで、、

自身のオリジナル5曲に、スタンダード、トラッド、ロックンロール、カントリー…そして、キース・ジャレットのバラッドと全13曲。

 

オープナーは、心に沁みる演奏を展開しつつ最後の最後にテーマがでてくるキース・ジャレットのバラッド「Coral」。

味わい深いオリジナル「Honest I Do 」、ギター・ループで自身と会話。

ジョンスコ節満載でスィング感あるスタンダード「It Could Happen You」。

アイルランド民謡「Danny Boy」の滋味深いこと。

オリジナルのブルーズ「Elder Dance」、テンション高く。

44年連れ添った奥さまがタイトル「Mrs. Scofield Waltz」、スコフィールド独特の音遣いに優しさが加わる。

たんたんと「Junco Partner」、軽快に飛ばす「There Will Never be Another You 」、そして、ループをとめてしっとりと「My Old Flame」。

エッヂを利かせてレイドバックして、ロックロールのバディ・ホリーの「Not Fade Away」。

「Since You Asked 」、「Trance De Jour 」と対照的なオリジナル。静と動。

終演は、カントリーのハンク・ウィリアムスの「You Win Again」。

 


言うまでもなく、ソロギターはメロディ、ベース、リズム、ハモリなどを独りで行なう難しい技術ですよね。

優雅というより、味わい深くて、スコフィールドの人生を語っている感じです。。

 


一匹の黒のラブラドール・レトリバーが海岸にいる素敵なジャケット。

鎖も首輪もなく一匹で浜辺にいる犬に自分を投影している感じ??。

でも、スコフィールドのHPをみると、彼の愛犬が文句を言ってます。

 

「ジョンは私のもので、この犬に彼は会ったことはない」

 

ってね。笑


 

 

1. Coral 
2. Honest I Do 
3. It Could Happen You 
4. Danny Boy 
5. Elder Dance 
6. Mrs. Scofield Waltz 
7. Junco Partner
8. There Will Never be Another You 
9. My Old Flame 
10. Not Fade Away 
11. Since You Asked 
12. Trance De Jour 
13. You Win Again 

 

 

John Scofield (g)

 

今日のおまけは、ご本人のトピックにあった「Honest I Do」。

 


 

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

お邪魔します。お久しぶりです。
最近アナログ地獄にはまっていて、CDを久々に買いました。
ジョンスコ爺さんは、いくつになっても枯れるということを知らないですね。
えぐみのある歪んだ音に、はみ出しそうなほどの歌いまわし、切れの良い
多彩なリズム、いつ何が起こってもおかしくなさそうな自由さが素晴らしいです。
ダニーボーイをやっても、ありきたりの叙情ではなく、旅する心象風景
のような不思議な空気感があります。

JAZZNEKOさま、コメントをありがとうございます。m(_ _)m

アナログ地獄!!羨ましいなぁ。
アナログは、重ねて床置き、、ってわけにもいかないし、場所的に我が家は無理です。。
でも、未練たらたら。。汗
そう、周りの皆さんがおすすめの「音盤紀行」というコミック?を取り寄せをお願いしました。

>いつ何が起こってもおかしくなさそうな自由さが素晴らしい
私もその通りだとおもいます。
一音一音に、その可能性がありますよね。

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