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音楽で拡がる輪

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2022年3月 6日 (日)

ファブリッツィオ・ボッソとハヴィエル・ジロットが参加 『Blu / Igor Caiazza』

Blu
 
今日の落ち穂拾いも、ジャズ批評226のマイ・ベスト・ジャズ・アルバムの特集からでっす。
ライターの草野信之氏が、ベスト3に選ばれていた、イタリアを代表するヴィブラフォン奏者、イゴール・カイアッツァの作品。
やっぱり、イタリアン・ハードバップの立役者の一人であるファブリッツィオ・ボッソが3曲に参加しているのが目玉ですかね。他にもハヴィエル・ジロットもソプラノ・サックスで4曲に参加していたりして、なかなか、面白そうですよね。
インスピレーションを与えるブルーからインスパイアされ作曲した8曲がならんでる。
 
オープナーからボッソのふくよかなトランペットの音色と哀愁に魅せられる「L'attesa」。
クールな中に、メロディアスなヴィブラフォンの音色が優しく、耳に心地よい。
「Naissances」、ジロットの情感たっぷりのソプラノ・サックスが歌いまくり、ギターも情熱的に後を追う。
穏やかに美しい「Blu」、爽やかなヴィブラフォンの音色、少し熱のあるメロディカの重なり、はっきりした感情を投げかけるソプラノ・サックス。
「My Quiet Place」、心静まる優しいヴィブラフォンの音色からサックスとドラムの居心地のよい参加。
レギュラー・カルテットでの「Long Spring」、心地よいハーペジーの音色、歌声も入ってリラックス気分満載♪
「La Ragazza Di Montedidio」、ブラシの音も爽やかに、涼やかなヴィブラフォンの音色、ハーペジーを奏でるジャコモ・ルッジが歌ってるんですね。
オーボエ、弦楽器も加わり、ボッソも絡む『Tema di una buonanotte』、優しく優しく夢の世界。
終演は、ボッソとジロットの2管でアップテンポで駆け抜ける「Un brindisi all'amicizia」。
フロント2人のコール&レスポンス、高速のやりとりはスリリングで超かっこいい!
情熱には情熱を、高速には高速を、ユニゾンもきまって拍手♪
 
優しくメロディアスばヴィブラフォン、そして、リラクゼーション満載。
ボッソとジロットが、曲にぴったりハマる演奏で盛り上げま〜す。

1. L'attesa
2 .Naissances
3. Blu
4. My Quiet Place
5. Long Spring
6. La Ragazza Di Montedidio
7. Tema di una buonanotte
8. Un brindisi all'amicizia

Igor Caiazza (vib)
Giacomo Riggi (harpeiji, melodica, el-p)
Gabriele Evangelista (b)
Amedeo Ariano (ds)

Fabrizio Bosso (tp) #1,7,8
Javier Girotto (ss) #2,3,4,8

Carlo Fimiani (g) #2
Fabien Thouand (ob) #7
Marlene Prodigo (vn) #7
Valentina Del Re (vn) #7
Livia de Romanis (vc) # 7
 
今日のおまけはご本人があげていた「 L'attesa」。
 
 
プーチンの愚行で、気持ちがバタバタしていたら、お雛祭りが過ぎちゃいましたよ。怒
ちょっと寂しいので、週末はちらし寿司でもつくろうかと。。。。
 
んじゃ、退散♪

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コメント

 昔、ジャズには常連に近かったヴィブラフォンのアルバム、近年は珍しいところとなりましたね。
 そしてしかもヴィブラフォンが"ブルー"の世界ということで、どんな陰影を描いてくれるのかと思いましたら、ブルーでも陰鬱のブルーでなく、海とか空とか・・・の方向のようでした。したがって哀愁感はソプラノサックスの役割でしたね。
 昨年のベスト3とはゆきませんでしたが、よいアルバムだと思っていました。
リンクさせてください ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-2288fa.html


風呂井戸さま、リンクをありがとうございます。m(_ _)m

>海とか空とか・・・の方向

そうですね!
心象風景にでてくるブルー♪

ボッソの参加もですが、ジロットも良い味でてましたよね。
心地よく聴けました。

私的には気になるアルバムには、ヴィブラフォンが居て、、
これも流れか!って、おもってたんですけど。。汗

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