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音楽で拡がる輪

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2022年3月26日 (土)

ロマンチシズムと哀愁が溢れたビター・スィートな一枚 『European Walkabout / Alessandro Galati Trio』

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「第16回 ジャズオーディオ・ディスク大賞 2021」、『Skyness / Alessandro Galati Oslo Trio』で、インスト部門の金賞だったアレッサンドロ・ガラティ。
哀愁の名手アレッサンドロ・ガラティが、欧州の美旋律のトラッドを弾くなんて、、ちょう反則的にずるい気がするじゃありませんか。。。
トラッドといっても伝承曲ばかりではなく、その土地に広く深く伝わっている音楽、という感じでしょうか。
 
オープナーは、ガラティの故郷イタリアの曲「Love in Portofino」、18禁的に艶っぽい演奏、ピアノの煌めく音色に一気に心を持っていかれる。
「Verde Luna」、低音から高音まで鍵盤を動きメランコリックに物語を語る3人。
お馴染み「Dear Old Stockholm」、哀愁の旋律を軽快に奏で、アドリブも饒舌。
「Almeno tu nell'universo」、一音一音を丁寧に弾いた美しいバラッド、この間合いにため息が。。
「Last Night a Braw Wooer」、アイルランド民謡「Last May a Braw Wooer」のメランコリックな側面をだして、ゆったりと陰影のあるしっとりした演奏に。
ポルトガルのファド「Cancao do Mar」、シンプルなメロディからの抽象的な3人のやりとりが深淵。
「Danny Boy」は、アイルランド民謡「Londonderry Air」。この美しさをなんの衒いもなく弾いて感動を与えるって凄い、3人に拍手喝采。
スコットランドに起源を持つ民謡「The Water is Wide」、素朴なメロディを繊細に情感豊かに。
パレ・ダニエルソン(彼も『Time Being』で演奏している)に教えてもらったという「Liten Visa Till Karin」、澄んだ空気が広がる…スウェーデンは美メロの宝庫ですねぇ。
終演は、祖国のお気に入りの曲で「Parlami d'amore Mariu」、ロマンチシズムに溢れるメロディ、そして、三位一体で表現する軽やかさ。
 
ロマンチシズムと哀愁が溢れたビター・スィートな一枚。
ガラティはもちろん、ベースもドラマも最高なお仕事。
美しいメロディを豊富なアイディアで個性的に。
 
1. Love in Portofino
2. Verde Luna
3. Dear Old Stockholm
4. Almeno tu nell'universo
5. Last Night a Braw Wooer
6. Cancao do Mar
7. Danny Boy
8. The Water is Wide
9. Liten Visa Till Karin
10. Parlami d'amore Mariu
 
Alessandro Galati (p) 
Guido Zorn (b) 
Andrea Beninati (ds)
 
今日のおまけは、「Danny Boy」。
 
 
んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさんに言わせると・・・・
>哀愁の名手アレッサンドロ・ガラティが、欧州の美旋律のトラッドを弾くなんて、、ちょう反則的にずるい気がするじゃありませんか。。。
と、なるんですね。うーーん、解らないではないですが、まぁそうですね。(^_^)
 見事な、美旋律・美演奏アルバムでした。
 さてその美しさのあまり、刺激が少なかったというのが私の偽らず印象です。ガラティは、もう少し自己の解釈を演じスリリングな展開も持っている人ですから・・・。このコロナ禍では、常連トリオでない訳ですし、曲を互いに深めるということもなく、こんな関係ぐらいでの三者の演奏はしょうがないでしょうかね。
 でも、まあこうしたアルバムは寺島氏の要求もあったのでしょうから、120%満足といったことで納得します(笑い)。
 リンクさせてください ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-6e4f5f.html

風呂井戸さま、、
だって、あの音遣いで美旋律を奏でたら、、
どうなるかって、素人でも想像つくって、思いません??

そう、私ももう少し刺激というか、抽象的な美しさを追求したり、オリジナルがあったりする方がいいかなぁ。。
でも、まぁ、強いご希望もあったのでしょう。。きっと。

宙ぶらりんになっていた『Skyness』をリリースしたのは寺島氏ですからね。
そこは、大人の取引があってもおかしくないと密かにおもってます。笑
リンクをありがとうございました。m(_ _)m

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