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音楽で拡がる輪

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2022年1月 8日 (土)

目を閉じて、心で聴く 『Breath By Breath / Fred Hersch』

Breath_by_breath
 
フレッド・ハーシュの新作は、弦楽四重奏とのコラボ作です。
弦楽四重奏は、ハーシュの音楽のルーツの一つであるとのことです。
彼のピアノ先生が、弦楽四重奏のチェリストだったので、彼は小学生の頃から先生の家で、
リハの彼らのハーモニーを聴いていたそうです。
 
内容は、8曲からなる「サティ組曲」とシューマンに捧げたエピローグ的な曲。
サティといえば、エリック・サティと思いがちですが、ここでの意味はパーリー語の「気づき」や「念」という意味だそうです。
彼が、長年取り組んできた「インサイト・メディテーション」に触発された創られた音楽。
瞑想がテーマ、もちろん、全てが彼のオリジナル。
 
オープナーは、弦楽四重奏とピアノ・トリオが絡み合う「Begin Again」。
弦楽四重奏が導く穏やかで静かな世界「Awakened Heart」、ピアノ・ソロの美しさ。
美しいハーモニーに心穏やかに、ベースのソロに豊かな気持ちに「Breath by Breath」、静謐でリリカルなピアノ。
フリー・ジャズ的な即興は、心のざわめき「Monkey Mind」。
エレガントなワルツ「Rising, Falling」。
ゲストのパーカッションの誘発で、全体に不安定で混沌とした暗い雰囲気の「Mara」。
重なり合う音が深く心に響く「Know That You Are」
組曲の終演は、「Worldly Winds」、トリオと弦楽四重奏が交差する自由で自在な演奏、躍動感にあふれている。
 
そして、アルバムの終演は、柔らかで穏やか、温かな演奏、シューマンに捧げられた「Pastorale」、終始、夢のように楽しい雰囲気。
 
 
「望むらくは歩みを緩めて、この組曲を通して聴いていただければと願う」
 
ライナー中のハーシュの言葉の抜粋です。
コロナ禍、やむを得ず作ったソロ・アルバムと違って、こちらは皆んなが一緒に音を出すことにこだわったそうです。
ダビングなんて、考えられない、って。
 
目を閉じて、心で聴く。
 


The Sati Suite
1. Begin Again
2. Awakened Heart
3. Breath by Breath
4. Monkey Mind
5. Rising, Falling
6. Mara
7. Know That You Are
8. Worldly Winds
ーーーーーーーーーーーーーーー
9. Pastorale (homage a Robert Schumann)

【メンバー】
Fred Hersch (p)
Drew Gress (b)
Jochen Rueckert (ds)
Rogerio Boccato (perc) #6

Crosby Street String Quartet
Joyce Hammann (vn)
Laura Seaton (vn) 
Lois Martin (va)
Jody Redhage Ferber (vc)

今日のおまけは、ご本人があげていたアルバムのトレーラー。
 
 


 
 
んじゃ、退散♪
 
 

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コメント

Suzuckさん,おはようございます。リンクありがとうございました。

明確なテーマとコンセプトに基づくナイスなアルバムでした。弦楽クァルテットとのフィット感もHerschならではって気がします。

ということで当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2022/01/post-456cd1.html

閣下、リンクをありがとうございます。

ハーシュならではの発想で、しかも、それをきちんと形にしてしまうところがすごいです。
瞑想って、、難しいですよね。。

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