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音楽で拡がる輪

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2022年1月12日 (水)

さまざまな想い出溢れる 『Your Song / Erin Bode』

Your_song

 
落ち穂拾い&サブスクです。
アメリカ・ミネソタ州生まれのシンガー・ソングライター、エリン・ボーディー。
ロック&カントリーテイストも入ったジャズの範疇をこえた歌姫です。
このブログでは、素敵なクリスマス・アルバム『A Cold December Night』を紹介してます。

隣のおねえさま的なナチュラルで、暖かなサウンドで、気持ちいい。そして、時々ジャジーって、感じ。
その歌から受けるイメージそのままな、素敵な企画をアルバムにまとめたのがこのアルバムです。
 
自身のサイトでファン向けに募った企画、タイトルもずばり「Your Song」。
プライベートな大切な出来事や、愛する人に向けた気持ちなど、個人のメモリアルな曲を、エリンが本人たちと会話を重ねて個人のために録音したもの。
中には応募者本人が愛する人に向けた詞を書き、エリンが曲をつけたものもあるそうなので、作詞作曲もあげておきますね。
 
演奏は、エリン・ボーディーの歌と、アリソン・クラウスの兄ヴィクター・クラウスが様々な楽器を担当して、曲に寄り添っている。
ドラムのジョーダン・パールソンとサックスのデヴィッド・サンボーンが1曲づつで参加している。
 
オープナーは、サンドラから夫ヴァージルの70歳の誕生日に贈られた「Happy Together」、ギターの音色が優しさと甘い時間を誘う。この曲を贈られたヴァージルの笑顔が浮かび上がるようだ。
ボブの詩に二人がメロディをつけた「The Moon Is Ours Tonight 」は、ドラムも入ってエレキの泣きがいいね、ボブとシェリー!甘い甘い一夜を。
ピーターはリンダとの結婚記念日に「In My Life 」、最高だね。
ベンからメラニーへ結婚式の想い出には、メイソン・ジェニングスの「Be Here Now」。
穏やかで優しい彼らのオリジナル「 I Knew」は、結婚30周年のサプライズにブライアンからスーへ贈ったもの。
「The Grey Lady」は、エド・ブロムスからローナ・ジェーンに、ご本人エドがピアノを力強く弾いています。
ショーンからヘザーにハイスクール時代からの想い出として贈られたのは「Save the Best for Last 」、染み染みしちゃう。
コリン・フリンが失った家庭を振り返って創ったオリジナル「Slide」、淡々としたエリンの歌が心に沁みる。
ビル・レカーのオリジナル「 My Heart is All I Have」は、難病を発症した彼の母に。
娘ジャヤへの「Lullaby for Jaya 」、資料不足でジャヤさんが、誰の娘か、、わからなんですが、とても、柔らかな時間。
難病を患うジムから家族、友人、コミュニティーへは、二人のオリジナル「Because of You 」、感謝の気持ちは尽きない。サンボーンのアルトが歌う。
 
終演は、ビル・ウィザースの「You Just Can’t Smile it Away」、彼女達からののメッセージですよね。
 
人の心に寄り添ったハート・ウォーミングなアルバムでした。
人の大切な想い出は、自分の大切な想い出も思い出させてくれますね。
 

1. Happy Together  [from Sandra to Virgil] (Garry Bonner & Alan Gordon)
2. The Moon Is Ours Tonight  [from Bob to Cheryl]
(Bob Hellrung/Erin Bode & Viktor Krauss)
3. In My Life  [from Peter to Linda] (John Lennon & Paul McCartney)
4. Be Here Now  [from Ben to Melanie] (Mason Jennings)
5. I Knew [from Brian to Sue] (Erin Bode & Viktor Krauss)
6. The Grey Lady [from Ed to Lorna Jane] (Ed Broms)
7. Save the Best for Last  [from Sean to Heather]
(Phil Galdston, Wendy Waldman & Jon Lind)
8. Slide (Colin Flynn)
9. My Heart is All I Have  [from Bill for his mother] (Bill Reker)
10. Lullaby for Jaya  (Meghana Karnik-Henry/Erin Bode)
11. Because of You [from Jim to his community]
(Erin Bode & Viktor Krauss)
12. You Just Can’t Smile it Away  [from PreventEd to those in recovery and the people who support them] (Bill Withers)

Erin Bode (vo, back vo)
Viktor Krauss (b, el-b, ac-g, el-g, resonator-g, nylon-g, p, celeste, el-p, synth, Pump organ, perc, )

Jordan Perlson (ds) #2
Ed Blomus (p) #6
David Sanborn (as) #11
 
今日のおまけは、ご本人がのせていた「Because of You 」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

Suzuck様、今晩わ。
エリン・ボーディー初めて聴きましたが、いいですね、これ。
好みの歌声と雰囲気です。
ホントにベースがジャズではないけど、どこかジャジーなものを感じさせてくれるような気持ちいい音楽に、最近、私も食指が伸びているような気がします。最近、moonchildとかよく聴きますが、もう蕩けてしまいます。参考までに。
https://zawinul.hatenablog.com/entry/2021/12/09/140643

zawinulさま、、
私も歌声と雰囲気が大好きです。
楽器もそうですが、歌もどうしても嗜好が入ってきますよね。
世に中、ジャンルレスとかいいますが、自然体ででてきた音楽は強いです。

「moonchild」も素敵ですね。
笑顔がそのまま歌声になっています!

パンデミック禍の中での作品の一つですね
「メローにしてテンダー・・まさに癒やし系」と私は評価したアルバムです
ネット上での一般ファン向けに募った企画で・・やっぱり癒やしなんでしょうね。
彼女の歌声も良いし、フォーキーな印象の中での難しさの無いポップ的ニュアンスがあって聴きやすい。
しかし、なんとなく忘れてしまいそうなアルバムでもありました。
リンクさせてください ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-20422b.html

風呂井戸さま、
そう、、まさに癒し系、、女性の私が聴いていても「あざとさ」が無いです。
メロディって、素敵だな、、素直に思えます。

>しかし、なんとなく忘れてしまいそうなアルバムでもありました。

これも、なんだかわかるなぁ。。
でも、BGM的な感じでずっと流しておけますね。
リンクもありがとうございました。m(_ _)m

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