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音楽で拡がる輪

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2022年1月 9日 (日)

白と黒からの熱気 映画「Jazz Loft ジャズ・ロフト」@ シネ・ウインド (1/14まで)

映画「Jazz Loft ジャズ・ロフト」

Jazz_loft
 
 
監督 サラ・フィシュコ(Sara Fishko)
撮影監督 トム・ハーウィッツ(Tom Hurwitz)
 
出演
Sam Stephenson 、Carla Bley、Steve Reich、Bill Crow、David Amram、Jason Moran、Bill Pierce...etc.
写真/声のみ
Thelonious Monk、Zoot Sims、Hall Overton
 
 
写真家ユージン・スミスの、4千時間にも及ぶ大量の私蔵テープを元に、 ニューヨーク6番街821番地のロフトを中心に、有名無名を問わず日夜入れ代
 
わり立ち代わりで現われるジャズ・ミュージシャンの演奏と写真をまとめ上げた全89分。
写真家として名を馳せるもの、戦争で心身に傷をおったスミスは、家族を捨ててニューヨクのロフトに移り住む。
そして、8年もの間、部屋中に録音用の配線を張り巡らせ四六時中あらゆる音を録音し、何千枚もの写真を撮り続けた。
 
ジャズは拡張期で、演奏する場所を求めて集まるミュージシャンたちは、凄まじい熱気を持っており、その圧倒的な存在感、刹那的な生き様にスミスも影響されていく。

家族も含め様々な世の中の軋轢から逃げていた彼自身も、次第に新たな人生に立ち向かう気持ちが湧いてくる。そして、世界への「水俣病」の告発となっていく。

映画の中の音は、ざらついていて生なましい。レコードのようにチリを掃き落とした綺麗な音ではない。でも、今は、大物ミュージシャンとなった人たちの若き日々のエネルギーが溢れ出ている。難しいことは無しにして、そのパワーの凄さを感じ取ることができる。
ズート・シムズの心ときめくフレーズ、セロニアス・モンクとホール・オーヴァトンの一ミリも妥協のないリハ風景、どれも心が動く。
 
 
多くの写真の間に挟まれる現代での証言も、「クレイジー」な時代だったことを思わせるが、当人達はまったく悪気がない。
白黒の写真に、埋め込まれた時代の熱気をむんむん感じる一方で、スミス自身のポートレイトには、どこか寂しさが漂う。
大量の音と写真は、彼の心の穴を埋めることができたのだろうか。。
 

新潟のシネ・ウインドでは、1月14日までの上映です。ぜひ!
 
今日のおまけは、映画の予告。
 
 

 
 
んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

そうですか、そんな映画があったんですか・・・是非見たいものです
ユージン・スミスに関しては興味があって、実は彼の「楽園への道」という写真を私のブログで取上げたことがありました。
彼は水俣市に住んで水俣病を写真で取材・・・そんなところからも興味は尽きません
良いモノをご紹介有り難う御座います
ちょっと目をやってください ここにリンクさせていただきます ↓
           https://photofloyd.exblog.jp/31992245/

風呂井戸さま、リンクをありがとうございます。

この映画の中でも「楽園への歩み」について触れていました。
戦争から負傷して帰ってきたスミスは、しばらく寝たきりの生活だったのですが、、
ある時、自分の子ども達にあそこを歩け、と、言って、その写真をたくさん撮ったそうです。

戦争のありのままの写真を撮り続けたいたスミスの写真を評価していた人の中には、、
この写真がセンチメンタルすぎる、と、辛口だった人もいましたが、
いい写真だとおもいます。光と影を巧みに使い、希望への未来を表したいい写真ですよね。

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