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音楽で拡がる輪

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2021年12月25日 (土)

愛のこもった  『Nature Boy / Nils Landgren』

Nature_boy
 
 
スウェーデンの歌うトロンボーン奏者、ニルス・ラングレン。
一年おきに、『Christmas With My friends』のシリーズをリリースしています。
すでに、今までに、7枚!
今年はお休みの年だと思っていたら、、なんと、過去の演奏からのベスト盤を出していたのです。
しかも、新録も入っているという『Christmas in the Spirit of Jazz』、気がついたのが遅くて、、クリスマスには間に合いませんでした。。。
 
でも、今年のクリスマスの朝には、これをかけると決めていたアルバムがあるのです。
それが、彼が自宅近くの古い教会で、独りで演奏したこの作品。
とても、ハートフルな演奏をするラングレンですが、彼はファンク・ユニットも持っていて、
そこでは、トロンボーンでキレッキレの演奏もします!
でも、ここでは、メロディに忠実に、ゆっくりと丁寧に吹いています。
 
2020年は、殆どの時間をスウェーデンの自宅で過ごしたそうです。
クリスマスの頃に、美しい響きの教会でソロ・パフォーマンスを録音することを、パートナーに話したところから計画が進んだようです。
選曲は幅広く、スタンダード曲、スウェーデン民謡、子守唄、賛美歌、スウェーデンの芸樹家エヴェルト・タウベの曲、オリジナルも1曲入ってます。
 
オープナーの讃美歌「Tänk att få vakna」が、教会に美しく高らかに響きます。
タイトル曲「Nature Boy 」も、そのスピリチュアルなイメージが膨らみます。
オリジナル「A Minor」を経て、エリントンの曲が2曲続きます。
「Värmlandsvisan」から、トラディショナルが続くのですが、「Värmlandsvisan」は、「Dear Old Stockholm」の原曲ですよね。「Der Mond ist aufgegangen」は、子守唄とたんたんと進みます。
エヴェルト・タウヴは、スウェーデンの作家、詩人、作曲家、歌手、芸術家だそうです。
とても、人気のあった人のようです。そのタウべの曲が2曲はいっていて、そのうち「Sov på min arm」が、終演曲になっています。
 
全てが、彼がずっと大切にしてきたもので、ふくよかな音色で丁寧に丁寧に奏でています。
歌心はもちろん、たっぷりな愛のこもったハートウォーミングなアルバム。
 
 


1. Tänk att få vakna  (Morning Has Broken)
2. Nature Boy 
3. A Minor 
4. In a Sentimental Mood 
5. Solitude 
6. Värmlandsvisan 
7. Allt under himmelens fäste 
8. Der Mond ist aufgegangen 
9. Nu sjunker bullret 
10. Din klara sol går åter opp 
11. Som stjärnor små 
12. Den blomstertid nu kommer 
13. Jag lyfter ögat mot himmelen 
14. Sov på min arm 

Nils Landgren (tb)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Nature Boy 」。
 
 
 
 
なんだか、荒れたお天気が続くようですね。
くれぐれも、おきをつけてくださいね。
 
では、素敵な1日でありますように!
 
んじゃ、退散♪

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