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音楽で拡がる輪

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2021年12月22日 (水)

ウォルター・ラング氏を偲んで。。

Walter_lang
 
 
少し前に、福盛進也さんのツイートで知りました。

ドイツのベテラン・ピアニスト、ウォルター・ラング氏が12月16日に鬼籍にはいったそうです。

60歳、人の死に、早いも遅いもないとはおもうのですが、精力的に音楽活動を行なっていると思っていたので、とても、びっくりしました。

その澄んだ美しい音色、優しく包み込むようなフレーズ、ロマンチシズムに溢れたピアニストだとおもいます。
 
 
一度、新潟のジャズ・フラッシュで、最前列、目の前で聴いたことがあります。

演奏はもちろんですが、とても優しいお人柄でした。

 


確か、、その公演の前年に、ジャズ・フラッシュに行くと、女将さんが

「ウォルター・ラングって、ピアニスト、知ってる??」

って、聞くので、、

「知ってる、知ってる、来るの????」

って、尋ねたら、、

「ご自分で、コンタクトをとってきたのだけど、、」

でも、残念ながら、、その年はうやむやに、、なってしましました。

ところが、翌年ですよ、

「すっずくさん!ウォルター・ラングさん、ウォルター・ラング・トリオで来るわよ!!」

って。。
当然、ライブに参加、最前列で楽しみ、打ち上げにも少しだけ参加させてもらったのです。
 
Walter_lang2
 
( 顔がないのが私です。 ジャズ・フラッシュのマスターと女将さんとトリオの皆んなで記念撮影)
 
 
透明感あふれるピアノと超メロディアスなトーマス・マークソンのベースは、双頭の如く裏に表に演奏を紡いでいき、しなやかに軽やかに彩り豊かに色づけしてくマグナス・オストロムにも目を奪われました。
静と動のバランスも良く、ヒートアップして爆破状態になったときのトリオの一体感も半端なかった!
本当に夢のようだった。。
そして、もう、彼の演奏を聴くことは叶わぬ夢となってしまいました。
 
彼を偲んで、このライブの時にリリースされたアルバムを聴きます。
 
★ Pure / Walter Lang Trio ★
 
Pure
 
まさに、ピュアな音風景。
そして、、「Sad Song」が胸に沁みます。。。
 
1. Branduardi
2. Always and Forever
3. Little Brother
4. Meditation in F min
5. 2 You
6. Sad Song
7. You Must Believe in Spring
8. Half Moon Bay
9. Phases
10. Who Can I Turn To
11. Meditation in Bb min

Walter Lang (p)
Thomas Markusson (b)
Magnus Öström (ds)
 
 
 
2020年にはトリオで『Tens / Walter Lang Trio』、今年2021年にはギターとデュオで『Cathedral / Philipp Schiepek & Walter Lang 』とリリースし、精力的に音楽活動をおこなっていたのに。。
 
私には、願いがあって、それは彼にクリスマス・アルバムをつくってもらうことでした。
クリスマス・アルバムの演奏に、こんなにぴったりなピアニストは居ないと心から思っていたのに。。
 
ご病気だったようですね。
とてもとても残念で悲しいです。
心からお悔やみを申し上げます。
どうぞ、安らかにお眠りください。
 
Suzuck



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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

そうでしたか、Walter Lang氏が亡くなられたのですか・・・残念です。
彼はドイツの母国より、日本の方が知名度が高いという日本を愛してくれたミュージシャンですね。むしろ近年になってドイツでも・・といったこれからというところだったと思います。
ちょっと早すぎましたね・・・
今日はアルバムを取り出して聴きながらご冥福を祈りたいと思います

追伸・・Suzuck様は、雑誌でも知る人ぞ知ると言うお人ですから、敢えてお顔を隠す必要も無かったと思いますが・・・

風呂井戸さま、そうですよね、、
これからの活躍も期待できる人だったとおもいます。
私は、『Cathedral』も聴きました。
なんだか、寂しいですね。。
私も、改めて、ご冥福をお祈りいたします。

こんなマイナーなブログですが、、どんな方が見られてるとも限りませんし。。
まぁ、寺島さんたちと比べたら、まぢ一般人ですから。

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