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音楽で拡がる輪

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2021年12月

2021年12月29日 (水)

★ すずっく2021 ジャズ・インスト 編 ★

★ すずっく2021 ジャズ・インスト 編 ★
 
各地で、雪が降り続いています。
新潟市内は、佐渡島のおかげで(そういう説がございます)あまり雪はつもりませんが、
気温が低いので、ツルツルでございます。
気をぬくとすってんころり。。汗
 
今年も、いろいろのミュージシャンが軌跡にはいりってしまいましたね。
2月のチック・コリアの訃報はかなりの衝撃でした。
ドクター・ロニー・スミス、ジョージ・ムラーツ、パット・マルティーノ 。
そして、12月に入って、ウォルター・ラング。。
他にもいらっしゃるとおもうのですが、この中なのどなたか一人が亡くなられても、、
残念だし、寂しいことだと思います。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。
 
さて、今日は、今年聴いたインストのアルバムを1位から10位まで並べてみました。

En_attendant_20211228145301  
3曲入っている即興も、即興から即興に自然と繋がり、天川の流れでも見ているよう。
最後の最後まで、触発的で決まった形のない美しい流れ、素敵だ。
シンプル・アコースティック・トリオと名乗っていた頃から随分と進化しましたよね。
本質は、変わらぬといいつつも、常に、より美しく、より自在に、そして、さらなる高みを目指す姿勢が◎。
 
 
Human_20211228145201
彼のピアノ・トリオにトランペットが参加。空気をたっぷり含んだ肉声のようなトランペットは、時にメロディアス、時にダイナミックに響き渡る。
常に最先端の向こうを見つめながらも、伝統的な音楽も重視しているシャイ・マエストロ、そのバランス感覚も素晴らしい。イスラエル色は薄いが、洗練された神秘的なサウンド。
 
 
Embryo_20211228144801
ディスク1は、ストイックさも伝わってくるソロ・ピアノ、まるで、ピアニストの心の中を覗くよう。
ディスク2は、信頼を寄せるメンバーと互いが影響し増幅しながら高揚していくさまが良い、たくさんの物語が描かれている。
2枚とおして、「まるまる佐藤 浩一」、自分の中に流れる音楽を大切に育て上げた作品。
 
 
Trio2019_20211228144701  
個性的な3人が創り上げた情感豊かな世界が待っている。
2人の美しい曲と演奏が、ヴィトウスの本気を引き出しているのがいいですね。
信念が引き寄せた奇跡的なめぐり会いの記録ですね。
 
 
Christmas_came_early_20211228144601
伝統的なクリスマス・キャロルを、極北らしい響きアレンジ。全曲、ゆったりとゆったりと、静かに穏やかに、進む。
硬質で、クラシカルなピアノと歌心あるベース、そして、全てを包み込むようなドラムの彩る。時折はいるヤン・ヨハンセンの影に寒い国の美学を感じる。
 
 
Subaqueous_silence_20211228144501
硬質で抑制されたピアノ、精妙なドラム、個性的なアプローチで魅了するベースで、静謐で深い音風景を創り出していく。ジャズのピアノ・トリオの編成だけれど、ルーツである雅楽の間もとりいれたかなり独創的な音風景。「静寂と一音の持つ力」への意識が強く現れた作品。
 
 
Skyness_20211228144401
北欧の達人と組んだ作品、ノルウェーに広がる凍える広大な大地…そこから生まれる虚無感、、音楽家としてそれを音楽として残した作品。
3人で、彼の目指す、「ひとつひとつの音が響き合うことの結果が創り出すサウンド」を創り出している。
 
 
Uneasy_20211228144301  
神業的演奏と反応、知的高揚感があり、ジャズ・ピアニストとしてのアイヤーの実力の高さをストレートに感じました。
打楽器的なフレーズが柔らかくなって、叙情に訴える部分が多かった気がする…その肝は、リンダ・オー?
 
 
Cloudland_20211228144201
常に挑戦をしつつ、根っこにある叙情性に揺るぎはない。
この美しいアンサンブルに脱帽。
 
 
Calling_20211228144101
一聴に、欧州ジャズを連想させる繊細でクラシカルな優雅な雰囲気。
アンサンブルを重視した美意識の込められた演奏は詩情に満ちた世界。
 
 
 
次点は、みずみずしいギターとピアノの光景に酔いしれた『En el jardín / Yotam Silberstein & Carlos Aguirre』でした。
今年は、パット・メセニーも、クリポタも、ホランド閣下も、なぜか入ってこなかったですねぇ。
どうした、、私。。。汗
 
 
ええと、我が家は、今日が仕事納めです。今年のブログ・アップは、今日までです。
 
今年も、大変にお世話になりました。m(_ _)m
来年もよろしくお願いいたします!!

最後に、コロナでお亡くらりになった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
コロナの被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。 
 
んじゃ、退散♪

2021年12月28日 (火)

★ すずっく2021 ジャズ・ヴォーカル 編 ★

★ すずっく2021 ジャズ・ヴォーカル 編 ★
 
1位から10位まで、並べてみました。
今年は、クリスマス・アルバムの当たり年でした♪
それはね、コロナ禍のせいかもしれませんね。
ヴォーカルの上位に2枚はりましたね!
 
 
Merry_christmas_from_jose_james_20211227095301
ジャズ・ヴォーカルの王道路線の優雅さと、洗練されたアーシーな感覚をスムースに使い分ける無二の才能。
メンバーもニューヨークの最先端、ピアノのアーロン・パークスとのデュオも絶品!
ジャケットそのままのジェントリーなクリスマス・アルバム。
 
Flor_20211227095401  
タイトルの「Flor」は、ポルトガル語で「花」のことで、プロジェクト名にもなっている。
彼女が愛してやまないブラジル音楽にインスパイアされた作品で、オリジナル、ポップス、クラシック、ブラジル・スタンダード…全9曲を収録。
ミステリアスな歌声と楽器に溶け込むようなスキャット、類稀なリズムとセンスで現代ジャズシーンにカムバック!
期待を裏切らない抜群の洗練さと、母性を感じる大らかな包容力。
 
Pallet_on_your_floor_20211227095601
力強くも繊細でリリカルなきめ細やかなピアノのサポートを受けて、心象風景を切々と歌い上げている。
彼女の声や歌が全面に押し出されていて、そこにスポットライトがあっている。
改めて彼女の歌唱力の高さ、懐の深さを感じました。
 
 
I_dream_of_christmas_20211227095701
直球ど真ん中のクリスマス・アルバムです。
オリジナルも、温かで優しい雰囲気の曲が多く、クリスマス・アルバムに寄せる想いがつたわってきます。
彼女のおおらかさで、優しい、温もりに包んでくれます。
 
 
Staying_in_touch_20211227095901
肉厚で躍動感あるベースの歌心いっぱいのプレイ、メロディを大切にしながらも、スキャット使い伸び伸びと絡んでくる歌唱。
インティメイトで瀟洒でハートウォーミングな雰囲気を保ちつつ、優れたインタープレイが重ねられていきます。スーパー・デュオ!
 
Becca_stevens__the_secret_trio_20211227100401
ヴォーカル表現が多彩で豊か、そして、音楽のセンスが素晴らしいすぎる。
彼女の中にあるフォーキーな感覚が、シークレット・トリオの中近東の微分音とぴったりハマった感じ。彼女の高い音楽的好奇心から生まれた美しい音楽が詰まった宝石箱。
 
 
 
Nightjar_in_the_northern_sky_20211227100501
ノラ・ジョーンズの世界観に通じるものを持ちながら、もっと、柔らかでしっとりした感じ。
同郷のビョークのような神秘的な雰囲気も持ち合わせてます。曲もピアノもよかったです。
柔らかでしなやかな歌声に、北欧の自然や空気を感じる癒しの一枚。
 
Midnight_shelter_20211227100601  
歌とピアノで紡がれる静寂なひととき。優しく、どこか暖かく、、ほっと一息つける時間。
寝つけぬ夜のお友だち。
 
Look_for_the_silver_lining_20211227100701
清楚で、透明感ある歌声で、丁寧に切々と歌い上げていて、表現力豊か。
しっとりした時間が過ごせます。
 
 
Colors__shadows_20211227100701
ナチュラルでストレートな歌に、明るく軽やかなトランペット、そして、キレッキレのビッグ・バンドのサウンドで、爽快な1時間強。
 
 
次点は、『SuperBlue / Kurt Elling』でした。
カート・エリング、いつものように歌は巧くてかっこいいのですが、、
なんだか、期待が大きすぎちゃったのかもしれません。。汗
 
明日は、2021年のインストのアルバムについて触れてみたいとおもいます。
んじゃ、退散♪
 

2021年12月27日 (月)

★ すずっく2021 映画・舞台・ライブ編 ★

★ すずっく2021 映画・舞台・ライブ編 ★
 
クリスマスも終わり、一年を振り返る時期となりましたね。
まだ、映画館に行った回数は少なかったけど、心に残ったものを5本。
順序不同です。
 
 
トーキング・ヘッズのディヴィッド・バーンが、2018年にブライアン・イーノと作成した『American Utopia』を基として、ブロードウェイで行われたショーを記録したもの。
出演者全員が、限界を超えて行うパフォーマンスは、全曲で体を揺さぶる素晴らしさ。
来年には、70歳だというバーンの反骨精神、独自性、創造力、、ロック魂炸裂だ。
 
 
 
村上 春樹の短編集「女のいない男たち」から、「ドライブ・マイ・カー」を中心に、いくつかのエピソードを織り込んで、オリジナルの物語も巧みに加えて、傷ついた二つの魂の再生を描いていく物語。
原作を知らずとも、楽しめます。でも、原作を読んでいると、思わず唸ってしまいますよ。
 
 
 
想像以上に、壮大な原作の世界観が、かなり忠実に表現されていた。
美しくも過酷な砂漠、残忍欲望などの心の闇、普遍的な人間愛、忠実なる騎士道精神。。。砂虫の恐怖。
シャラメさまの物憂げな眼差しが、選ばれしものの宿命を感じさせる。
 
 
 
上映後すぐに行ったのでしたが、とても感想が書けなかった。
いまでも、この結末に少しでも勘づいてしまう人がいたら申し訳ないと思っている。
友人が「私の長い長い恋煩いが終わりましたよ。」と、書いていた。
が、、ずっとずっと荒唐無稽と言われ続けたんだぞ、、まだ、大丈夫だと信じてる。涙目
 
 
舞台を観るためには、まだ、上京していないので新潟市内で公演されたものから。
 
 
フロリアン・セレールの三部作の最後、衝撃的な最期を含め素晴らしい脚本だと思った。
生きていく上に、人が大事にしていかねばならないものを改めて考えさせられた。
初主役にでありながら、実力派の俳優さんたちの中でも、感性豊かなみずみずしい演技だった岡本 圭人 が、とても印象的だった。
 
 
そして、11月になって2年ぶりくらいに上京して聴いたライブが感度的だった。。
 
 
信頼を寄せる仲間と創り上げた世界は、大河の流れのようにさまざまの表情をみせていました。
そして、真ん中にいるピアノの半端ない存在感、神がかってましたよね!
コンポーザー、アレンジャー、ピアニストとして、自分の中を流れる音楽を大切に育て上げた、素晴らしいライブでした。
 
 
 
久しぶりの外タレ、しかも、クリムゾン、ってことでしたが、チケットとったときは、開催されるのか、、半信半疑でした。
開催が決まって、嬉しかった! この高揚感は、あの爆音を浴びた人間にしかわからんのですね。
リンク先は、同じ初日を観たrockin'onの茂木 信介氏のレビュー、蘇る興奮…流石だぁ。
 
 
明日は、2021年に聴いたヴォーカルに触れたいとおもいます。
 
んじゃ、退散♪



2021年12月26日 (日)

『ジャズ批評 225号』がでました〜♪

『ジャズ批評 225号』がでました〜♪
 
225
 
特集は、
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
「バラードならこれを聴け!」
 
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
 
沢山の方の「推し」のバラッドが載っています。
私も参加したのですが、、一人3曲、、って、悩みますよねぇ。。
なので、私は自分で「クリスマス」という縛りをつけました。笑
演奏は、上から女性ヴォーカル、男性ヴォーカル、そして、インストです。
 
「Christmas Cheer」
「The Christmas Song」
「Christmas Time Is Here」
 
もちろん、どのアルバムでの誰の演奏かも書いてあります!
 
 
いつもの「新譜紹介」は、5枚でした。
 
 
 
 
 
 
次号は、恒例のマイベストの特集です。
2021年、ご自身のベストを投稿してください!
ぜひ、ご参加くださいね♪
 
んじゃ、退散♪



2021年12月25日 (土)

愛のこもった  『Nature Boy / Nils Landgren』

Nature_boy
 
 
スウェーデンの歌うトロンボーン奏者、ニルス・ラングレン。
一年おきに、『Christmas With My friends』のシリーズをリリースしています。
すでに、今までに、7枚!
今年はお休みの年だと思っていたら、、なんと、過去の演奏からのベスト盤を出していたのです。
しかも、新録も入っているという『Christmas in the Spirit of Jazz』、気がついたのが遅くて、、クリスマスには間に合いませんでした。。。
 
でも、今年のクリスマスの朝には、これをかけると決めていたアルバムがあるのです。
それが、彼が自宅近くの古い教会で、独りで演奏したこの作品。
とても、ハートフルな演奏をするラングレンですが、彼はファンク・ユニットも持っていて、
そこでは、トロンボーンでキレッキレの演奏もします!
でも、ここでは、メロディに忠実に、ゆっくりと丁寧に吹いています。
 
2020年は、殆どの時間をスウェーデンの自宅で過ごしたそうです。
クリスマスの頃に、美しい響きの教会でソロ・パフォーマンスを録音することを、パートナーに話したところから計画が進んだようです。
選曲は幅広く、スタンダード曲、スウェーデン民謡、子守唄、賛美歌、スウェーデンの芸樹家エヴェルト・タウベの曲、オリジナルも1曲入ってます。
 
オープナーの讃美歌「Tänk att få vakna」が、教会に美しく高らかに響きます。
タイトル曲「Nature Boy 」も、そのスピリチュアルなイメージが膨らみます。
オリジナル「A Minor」を経て、エリントンの曲が2曲続きます。
「Värmlandsvisan」から、トラディショナルが続くのですが、「Värmlandsvisan」は、「Dear Old Stockholm」の原曲ですよね。「Der Mond ist aufgegangen」は、子守唄とたんたんと進みます。
エヴェルト・タウヴは、スウェーデンの作家、詩人、作曲家、歌手、芸術家だそうです。
とても、人気のあった人のようです。そのタウべの曲が2曲はいっていて、そのうち「Sov på min arm」が、終演曲になっています。
 
全てが、彼がずっと大切にしてきたもので、ふくよかな音色で丁寧に丁寧に奏でています。
歌心はもちろん、たっぷりな愛のこもったハートウォーミングなアルバム。
 
 


1. Tänk att få vakna  (Morning Has Broken)
2. Nature Boy 
3. A Minor 
4. In a Sentimental Mood 
5. Solitude 
6. Värmlandsvisan 
7. Allt under himmelens fäste 
8. Der Mond ist aufgegangen 
9. Nu sjunker bullret 
10. Din klara sol går åter opp 
11. Som stjärnor små 
12. Den blomstertid nu kommer 
13. Jag lyfter ögat mot himmelen 
14. Sov på min arm 

Nils Landgren (tb)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Nature Boy 」。
 
 
 
 
なんだか、荒れたお天気が続くようですね。
くれぐれも、おきをつけてくださいね。
 
では、素敵な1日でありますように!
 
んじゃ、退散♪

2021年12月24日 (金)

Merry Jazzmas ! 『First Noel / Ibrahim Maalouf』

First_noel
 
今日は、クリスマス・イヴですね。
世界中の人たちに、幸せが訪れますように!
 
このクリスマス・アルバムは、聴いた人がとても幸せな気持ちになれる自信があります♪
レバノン出身、フランスのパリ育ちのトランペット奏者、イブラヒム・マーロフ。
トランペット奏者の父を持ち、育った音楽のエリート。
彼の父が開発した四分音を出すことができる「微分音トランペット」を用いる世界唯一のトランペット奏者なんです。
でも、今回はクリスマス・アルバムということで、微分音はかなり控えめ。
クリスマス曲を温かに吹き上げていています。
 
ジャケットの中の写真に、教会の中で演奏している写真があります。
曲の多くが彼の家族に関係の深いパリのサン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会の大きな空間を使っての演奏。
全部で、28曲!70分超え、、クリスマスの曲が25曲と彼のオリジナルが3曲。
トランペット、ピアノ、ギターに、クワイア(コーラス隊)が加わった厳かな演奏です。
 
オープナーの「Have Yourself a Merry Little Christmas」から終演の「The Last Christmas Eve」まで、ふくよかな音色で、ひたすら穏やかな演奏が続きます。
ピアノもギターも、穏やかな雰囲気を大事にした演奏で、全曲が彼のアレンジ。
25曲目の「Shubho Lhaw Qolo」は、母国シリアの曲らしい旋律で哀愁と郷愁がある。
最後にボーナス・トラックとしての3曲(26、27、28)が愛に満ちた彼のオリジナル。
前でのクリスマス曲と違和感はありません。
 
クリスマスによく聴く曲が、優しい感じで並びます。
クリスマス・イヴに独り静かに聴くもよし、家族と一緒のリビングに流すもよし!
兎に角、、優しい気持ちになれますよ♪
 
 
1. Have Yourself a Merry Little Christmas
2. Mon beau sapin
3. Holly Jolly Christmas
4. Il est ne le divin enfant
5. O Holy Night
6. Petit Papa Noel
7. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
8. The First Noel
9. Ave Maria (Charles Gounod)
10. Santa Claus Is Coming to Town
11. Winter Wonderland
12. Silent Night
13. Jingle Bells
14. It's Beginning to Look a Lot Like Christmas
15. Hark! the Herald Angels Sing
16. I'll Be Home for Christmas
17. White Christmas
18. Ave Maria (Franz Schubert)
19. All I Want for Christmas Is You
20. What a Wonderful World
21. Light a Candle in the Chapel
22. Adeste Fideles
23. God Rest Ye Merry, Gentlemen
24. We Wish You a Merry Christmas
25. Shubho Lhaw Qolo 
26. Noel for Nael
27. Christmas 2009
28. The Last Christmas Eve
 
Ibrahim Maalouf (tp)
Frank Woeste (p) 
François Delporte (g)

Choirs 
Anne-Laure Hulin
Elisabeth Gilbert
Marie-Cécile Hébert
Valentine Jacquet
Rebecca Moeller
Charlotte Bozzi
Thaïs Raï-Westphal
Clémence Vidal
*Sofi Jeannin (director)
 
 

今日のおまけは、ご本人があげていた「What a Wonderful World」の特別ヴァージョン。
 
 
 

Happy Holidays !
 
 
んじゃ、退散♪

 

2021年12月22日 (水)

ウォルター・ラング氏を偲んで。。

Walter_lang
 
 
少し前に、福盛進也さんのツイートで知りました。

ドイツのベテラン・ピアニスト、ウォルター・ラング氏が12月16日に鬼籍にはいったそうです。

60歳、人の死に、早いも遅いもないとはおもうのですが、精力的に音楽活動を行なっていると思っていたので、とても、びっくりしました。

その澄んだ美しい音色、優しく包み込むようなフレーズ、ロマンチシズムに溢れたピアニストだとおもいます。
 
 
一度、新潟のジャズ・フラッシュで、最前列、目の前で聴いたことがあります。

演奏はもちろんですが、とても優しいお人柄でした。

 


確か、、その公演の前年に、ジャズ・フラッシュに行くと、女将さんが

「ウォルター・ラングって、ピアニスト、知ってる??」

って、聞くので、、

「知ってる、知ってる、来るの????」

って、尋ねたら、、

「ご自分で、コンタクトをとってきたのだけど、、」

でも、残念ながら、、その年はうやむやに、、なってしましました。

ところが、翌年ですよ、

「すっずくさん!ウォルター・ラングさん、ウォルター・ラング・トリオで来るわよ!!」

って。。
当然、ライブに参加、最前列で楽しみ、打ち上げにも少しだけ参加させてもらったのです。
 
Walter_lang2
 
( 顔がないのが私です。 ジャズ・フラッシュのマスターと女将さんとトリオの皆んなで記念撮影)
 
 
透明感あふれるピアノと超メロディアスなトーマス・マークソンのベースは、双頭の如く裏に表に演奏を紡いでいき、しなやかに軽やかに彩り豊かに色づけしてくマグナス・オストロムにも目を奪われました。
静と動のバランスも良く、ヒートアップして爆破状態になったときのトリオの一体感も半端なかった!
本当に夢のようだった。。
そして、もう、彼の演奏を聴くことは叶わぬ夢となってしまいました。
 
彼を偲んで、このライブの時にリリースされたアルバムを聴きます。
 
★ Pure / Walter Lang Trio ★
 
Pure
 
まさに、ピュアな音風景。
そして、、「Sad Song」が胸に沁みます。。。
 
1. Branduardi
2. Always and Forever
3. Little Brother
4. Meditation in F min
5. 2 You
6. Sad Song
7. You Must Believe in Spring
8. Half Moon Bay
9. Phases
10. Who Can I Turn To
11. Meditation in Bb min

Walter Lang (p)
Thomas Markusson (b)
Magnus Öström (ds)
 
 
 
2020年にはトリオで『Tens / Walter Lang Trio』、今年2021年にはギターとデュオで『Cathedral / Philipp Schiepek & Walter Lang 』とリリースし、精力的に音楽活動をおこなっていたのに。。
 
私には、願いがあって、それは彼にクリスマス・アルバムをつくってもらうことでした。
クリスマス・アルバムの演奏に、こんなにぴったりなピアニストは居ないと心から思っていたのに。。
 
ご病気だったようですね。
とてもとても残念で悲しいです。
心からお悔やみを申し上げます。
どうぞ、安らかにお眠りください。
 
Suzuck



2021年12月20日 (月)

心温まる時間 「Fabio Bottazzo & 田中 トシユキ デュオ・ライブ @ 砂丘館 (12/18)」

Fabio Bottazzo&田中 トシユキ デュオ・ライブ @ 砂丘館 (12/18)
Fabio Bottazzo (g)  田中 トシユキ (acc)

 

Fabiotoshiyuki
 
毎年、来ている砂丘館のクリスマ・ライブ。
今年は、お友だちと参加て嬉しいです!
砂丘館は、日本銀行新潟支店の旧支店長役宅。現在は、新潟市が取得し一般公開されてます。
「独自の視角による「自主企画展」を柱に、音楽、舞踊、芸能などの「芸術文化の催し」、季節のしつらいや日本の伝統に親しむ「生活文化の催し」などの自主事業をおこなうほか、伝統ある空間を一般にも開放(貸出し)しています。」(砂丘館のホームページより)
今回の催しも、砂丘館が主催で、歴史と趣のある和室で、日本庭園を眺めながらのジャズ・ライブ。
 
お二人の入場。
ん?今年は、田中さんが、アコーディオンしか持って来てない!
毎年、たくさんの楽器を周りにならべ、取っ替え引っ替え」の奮闘も見ものなのですが。。
曰く「アコーディオンを新調したので、今年はこれ一本で!」
それは、それでお手並み拝見ですよね。
オープニングは、みんなが知ってる「Sleigh Ride」、途中、3拍子になったりして楽しさ満載。
2曲めもクリスマス曲で、大好きな「Christmas Time Is Here」。叙情ある、しっとりと美しい演奏にうっとりです。アコーディオンとギターのヴァージョン、なかなか、良いですねぇ。。
次は、「二人でお茶を」のヴィンセント・ユーマンスが1920年代に作った曲だそうです。タイトルは忘れちゃったんですが、長閑な雰囲気の素敵な曲でした。
ファビオさんの名曲「Dondolando」、哀愁のあるメロディをシングルノートで紡いでいき、アコーディオンが優しい彩りを添える。。
ファースト・セットの最後は、アストル・ピアソラの「Libertango」。ボタン式のアコーディオンの技を駆使して!ファビオさんは、ボディー・パーカッションもいれたり、熱い演奏。
 
休憩中には、焼き栗の話もありましたよ。
イタリア人にとって、焼き栗と赤ワインは、家族や大切な人との想い出の味。
 
セカンド・セットの1曲目は、その焼き栗の聖人?サン・マルチーノにちなんだファビオさんオリジナルのサンバ。
続いては、田中さんのオリジナル、旅のイメージがある「山の下」。山の下は新潟の海近いところにある町の名前です。
二人の作り出すポリリズム、なんだかとても不思議な曲「Zambia」、打楽器のような音もはいったりと、二人で大変そう。。チャレンジャー!
ファビオさんが、ちょうど一年前につくった「Andiamo Avanti!  前へ進もう」、明るく陽気で、楽しいフレーズが入った曲。
終演は、シャンソンでエディット・ピアフの「Le chemin des forains 旅芸人の路」、繰り返すフレーズの中に小さな変化を感じる人生の歌、シャンソンは深いなぁ。
 
そして、アンコール。。

毎年、クリスマスの季節に開催するけど、クリスマス曲は少なめ。
でも、イタリア焼き栗につられて、、毎年、参加しています。笑
2人の阿吽は、今更いうことでもないのだけど、、
やっぱり、目の前にすると神業にみえる。
演奏の合間に、田中さんはアコーディオンを語る、ファビオさんはギターを語る、、
楽しい時間をすごしましたよ、心温まるライブでした。

おりからの寒波、、でも、やっぱり、このライブは冬らしくないとね!
ミュージシャンのお二人、砂丘館の皆さま、どもうもありがとうございました。m(_ _)m
そして、ぽろたんの焼き栗、とても美味しかったです。
 
んじゃ、退散♪
 

2021年12月19日 (日)

旅する音楽、ソロ・ヴァージョン  「仲野 麻紀 @ 沼垂ビアパブ (12/17)」

旅する音楽、ソロ・ヴァージョン 仲野 麻紀 @ 沼垂ビアパブ (12/17)
仲野 麻紀 (as, metal-cl, vo, calimba )
 
Maki_nakano
 
 
アルトサックスとクラリネットをメインのマルチ奏者、そして歌も歌ってしまう仲野 麻紀さん 。
私は、新潟で2017年の器2018年のジャズ・フラッシュで聴いて、魅力的な生き方もあって大ファン。
フランスで20年以上活動してきた彼女が、今回初の完全ソロ・アルバム『OPEN RADIO』を出した。そのリリース・ツアーも兼ねて日本全国を独りで周っていて、新潟にも寄ってくれました。
 
昨夜は、寒波襲来でで生憎のお天気、、新潟市内は雪こそ少なかったのですが、、
風が強くて、傘が刺せない状態。雪の前は雨だったので、、出かけるには勇気のいる日でした。。行きはバスだったけど、帰りはタクシーになったわ。
 
沼垂ビアパブは、できたてクラフト・ビールが堪能できる沼垂ビアパブ。
常時、8種類くらいのクラフトビールをお手頃な価格で提供してくれています。
古民家を改造した、味わいのあるお店なのですが、週末なのでライブも積極的に入れています。
ライブに付くドリンクも、自慢のクラフト・ビールも選択できるお得なハコです。
開場時間に少し前についたのですが、すでに麻紀さんファンが何組か、、。
なので、空いてた最前列に。笑
 
オープナーは、十八番ともいえるエリック・サティの「Gymnopedies No.1」をアルトで。
根っこにあるには、ジャズ、もともとバリバリのジャズの人なんだそうだけど、サティに惹かれるって。
サティは、ジャズ界でもいろいろな人が取り上げていますよね。
彼女のサティは、単にあの時間がとまったような間合いを取り上げているだけでなく、もっと、臨場感あるっていうか、、生命力感あるっていうか、、生きているサティ。
 
ケルト文化の残るブルターニュ地方の曲で新譜にも入っていた「Duhont'ar ar mane 」、哀愁あるメロディをメタル・クラリネットで。
アルトで循環呼吸のテクニックを使ったインプロ的な演奏、新譜のボーナストラックに入っていたが、現代ジャズでは、珍しいテクニックではないのだが、目の前で聴くとやっぱり圧巻!
淡々と歌い奏でるトルコ民謡「ウスクダラ」、私はどこにいるんだろう。。
ファースト・セットの終演は、新潟にリスペクトした曲とのことで。デューク・エリントンの「Caravan」、唸るようにはじまったキャラバンは、鬼滅の刃の無限列車!のスリル。
 
15分休憩、もちろん、残ってたビールでぼんやり過ごす。
なんで、今日に限ってCDを持ってくるのを忘れたんだろうなぁ。。泪
 
 
セカンド・セットのオープナーは、2011年の震災の時から歌っているという「大量歌い込み」、フリー・ジャズのアプローチから入って、静かに歌う、メタル・クラリネットが尺八のように聴こえてきて沁みる。
ヤン・ピタール曲「Un oeil, une histoire」、郷愁さるフレーズの繰り返しが深い。
ちょっと明るく、シャボンがはじけるようにはじまった新譜にはいってる「陰陽師」を含むメドレー、タンギグを多要したり、カリンバ?が可愛い音色も添えていた。
続いても新譜にある「風の声」、とても動きのある演奏で、次々に風景が変わっていく感じがした。
終演は、アルトの美声が魅力的なエジプト?の曲。異国情緒に誘われ官能的、熱演でした!
 
アンコールは、なんと「枯葉」、ご存じのようにこの曲はシャンソンですよね。
もちろん、歌付きで、抒情あふれる演奏。
でもジャズのレジェンド、マイルスをリスペクトしたアレンジ、大喝采!
 
いろいろな曲で、最初に出した音を後ろでループさせて変化をつけたり、
ヴォーカルを効果的にいれたりと、独りでできることはなんでもする勢い。
 
相変わらず?感情移入たっぷり、官能的&妖艶な内容。
そもそも、しゃべりの声が艶っぽいんだなぁ。
そして、楽器でインプロビゼーションを縦横無尽に展開していく。
いや、今回も参りました。m(_ _)m
 
新譜『OPEN RADIO』は、ブルターニュの民謡「Duhont'ar ar mane 」を除いて感銘を受けた書籍のタイトルがついた彼女の曲が並びます。楽器もたっくさん、つかって多重録音もしています。
ぜひ、聴いてみてくださいね
 
 
Oppeen_radio
 
 
樋口さん、ご案内いただきありがとうございました。
佐渡の演奏も凄かったんだろうなぁ。。
 
んじゃ、退散♪



2021年12月18日 (土)

WDR Big Bandとの共演!!  『Colors & Shadows / Andrea Motis』

Colors__shadows
 
人気急上昇中のスペインのトランペッター&ヴォーカリストのアンドレア・モティス。
1995年生まれ、すでにインパルスでメジャーデビューもし、来日もしている。
今年聴いたクリスマス・アルバム『Around The Christmas Tree / Ignasi Terraza & Randy Greer』にもヴォーカルで2曲で参加していた。
 
今回は、西部ドイツ放送「WDR」が運営するビッグバンド、WDR Big Bandとの共演!
卓越した技術をもつ超人集団に、観た目キュートで華奢なモティスが立ち臨むわけで〜す。
 
オープナーは、彼女のオリジナル「I Didn´t Tell Them Why」、ヴォーカルのあとに軽快に軽やかにトランペットを鳴らす。声は、少し鼻にかかった子供っぽい印象、一見そっけない感じだけどビッグ・バンドを相手に堂々と歌い上げる。
朗読?語り?も入る、、ポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアの詩に曲をつけた「Tabacaria」。
ホレス・シルバーの「Senor Blues」ちょっと、ハスに構えて黒っぽく、、バンドのメンバーも熱演ね。
高速で軽快に飛ばす「Brisa」は、パンデイロ奏者のセルジオ・クラコウスキとの共作。
一転、ケルン在住の日本人ギタリストの美しいギターが入る「Sense Pressa」はゆったりとしなやかに。
ブラジルのサンバシンガーで作曲家のアドニアン・バルボーザの「Iracema」、ちょっと切なく。
再び、セルジオ・クラコウスキとの共作で「Sombra De La」、フルートとギターも軽やか爽やかに。
ハイノートを決めたトランペットがかっこいいオリジナル「Save The Orangutan」は、インスト、知的でスリリングなビッグ・バンドの演奏!
バラッドのオリジナル「If You Give hem More」は、歌で勝負、ナチュラルな歌が好印象、アルト・サックスも好演。
終演は、今回の指揮者でアレンジも担当したマイケル・モスマンの曲「Motis Operandi」、モティスを含めて5人のトランペットを中心にした楽しいインスト演奏♪
 
 
ナチュラルにストレートな感じの歌に、明るく軽やかなトランペット、そして、キレッキレのビッグ・バンドのサウンド。
暗いことを忘れる爽快な1時間強。
 
 
1. I Didn´t Tell Them Why
2. Tabacaria
3. Senor Blues
4. Brisa
5. Sense Pressa
6. Iracema
7. Sombra De La
8. Save The Orangutan
9. If You Give hem More
10. Motis Operandi 
 
 
Andrea Motis (vo exc #8,10 , tp)
WDR Big Band 
Michael P. Mossman ( l
eader, arrgt, tp)
 
Andy Haderer (tp)
Wim Both (tp)
Rob Bruynen (tp)
Ruud Breuls (tp)
 
Ludwig Nuss (tb)
Raphael Klemm (tb)
Andy Hunter (tb)
Mattis Cederberg (b-tb)
 
Karolina Strassmayer (as)
Johan Horlen (as)
Lluc Casares (tp)
Paul Heller (ts)
Jens Neufang (bs)
 
Billy Teest (p)
Paul Shigihara (g)
John Goldsby (b)
Hans Dekker (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「 I Didn´t Tell Them Why」。
寒さも忘れますね!
 
 
 
 
んじゃ、退散♪



2021年12月15日 (水)

ゆったりと厳かに、北欧の空気 『Christmas Came Early / Oddgeir Berg Trio』

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2019年の10月に、ジャズ・フラッシュでライブを聴いた時には、北欧らしいリリカルでクリアな空気と、切れ味良い攻めのドラムに煽られながら全員で超絶テクニックで駆け抜けるプログレッシヴな側面の両面をもった爽快なトリオという印象。
その彼らが、クリスマス・アルバムをだしちゃったんです。買うでしょ!
注文した時には、間に合うかなぁ、、って、思っていたのですが、、余裕でしたね♪
 
オープナーは、「Nå tennes tusen julelys」、日本でも「たくさんのキャンドルに灯がともった」で知られるキャロル、ゆっくり、ゆっくり、カールヨアキム・ウィスロフのベース・ソロも温かに、オッドガイ・バルグのピアノはりリリカルに、ラーシュ・バンツェンのドラムが時を忘れさせる。
ベースが朴訥にメロディを弾く「It came upon the midnight clear 」、ピアノ・ソロの優美なこと、ベースとピアノのユニゾンの穏やかな時間、プレゼントの遊び心も忘れずに。
「O come all ye faithful」、少しアップテンポで華やかに。
北欧で人気のある伝承曲「Det hev ei rose sprunge」、邦題「一輪のばらが咲いた」。ゆったりと進む静かなる三位一体。
「Glade jul」は、「聖しこの夜」、厳かで厳粛に、ドラムが印象的。
北欧を代表する伝承曲「Mitt hjerte alltid vanker 」、たんたんとした演奏は冷え切った冬の空気のよう。ベース・ソロで奏でるメロディの哀愁、ピアノも一音一音を丁寧に響かせる。
温かで穏やかな空気に包まれ、ふんわりと光り輝く、「 In Dulci Jubilo」。
終演は、ドラム・ソロから入る「Deilig er jorden」、最後まで息の合った真摯な演奏。
 
伝統的なクリスマス・キャロルを、極北らしい響きアレンジ。
全曲、ゆったりとゆったりと、、静かに穏やかに、進む。
硬質で、クラシカルなピアノと歌心あるベース、そして、<全てを包み込むようなドラムの彩る。
そして、時折はいるヤン・ヨハンセンの影に寒い国の美学を感じます。
ふと、夜空を見上げたくなるような美しいアルバムでした。
 
 

1. Nå tennes tusen julelys 
2. It came upon the midnight clear 
3. O come all ye faithful (Herbei o ihr Gläubigen) 
4. Det hev ei rose sprunge (Es ist ein Ros entsprungen) 
5. Glade jul (Stille Nacht) 
6. Mitt hjerte alltid vanker (My heart always wanders) 
7. In Dulci Jubilo 
8. Deilig er jorden (Schönster Herr Jesu ...) 

Oddgeir Berg (p)
Karl-Joakim Wisloff (b)
Lars Berntsen (ds)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Mitt hjerte alltid vanker」。
 
 
 
 
寒くなりましたね。
静かに降り積もる雪を連想させますよね。
 
んじゃ、退散♪
 
 

2021年12月12日 (日)

自分の中に流れる音楽を大切に育て上げた  『Embryo - Koichi Sato / 佐藤 浩一』

Embryo
 
ピアニスト、コンポーザーの佐藤 浩一の5年ぶり3作目のリーダー作は、共演者でもある福盛 進也が主宰する「nagalu」レーベルからの2枚組。
ディスク1「Water」、 古典調律のベーゼンドルファーでのソロ演奏。
ディスク2「Breath」、信頼を寄せる奏者達が様々な編成で、彼の世界を一緒に創る。
全曲、新旧の彼のオリジナル、ディスク1とディスク2で、同じ曲もあり、同じ曲で、ソロとアンサンブルの妙を楽しめる。
 
ディスク1「Water」
 
オープナーは、まさに「Hitoshizuku (一雫) 」、「Water」のイントロダクション。
ゆったりと何かが動き始める「Genesis」。穏やかで静かな躍動感「First Cry」。
「Aqua」、緊張と緩和の塩梅がよく、寄せて返す水面のよう。
キラキラと揺れ動く玉響のような美しさ「Orb」。
「Nami (波)」、繰り返されるモチーフ、繊細に変化していき、諸行無常…人生の流転を感じる。
「In the Dark」、シングルトーンの美しさが幻想的で、夢の中の夢のよう。
どこか切ない感情が湧き上がるメロディ「Closing Waltz」。
流れるように滑らかに、力強く変化していく「Draw」。
水面で乱反射する光の温かさ、心地よさ「May Song」。
心沈める「Hua」。異国情緒あるメロディが印象的、物語を感じる「Ninth Moon」。
澄んだ空気、美しさ、「Sorakagami (空鏡) 」。
終演は、低音の和音を力強く叩く「Mother’s Pool」、力強い響きに覚醒。
 
繰り返されるモチーフの中、繊細に変化していく演奏は、ピアニストのストイックさも伝わってくる。
キャッチーとは違う、印象的なフレーズ、メロディ、、まるで、ピアニストの心の中を覗くよう。
何度でも、聴ける!
 
 
1. Hitoshizuku (一雫) 
2. Genesis
3. First Cry
4. Aqua
5. Orb
6. Nami (波)
7. In the Dark
8. Closing Waltz
9. Draw
10. May Song
11. Hua
12. Ninth Moon
13. Sorakagami (空鏡) 
14. Mother’s Pool
 
 
佐藤 浩一 (p)
 
 
 
ディスク2「Breath」
 
オープナーは、不穏な音が重なる「Arise」、フリーの様相が生なましく、地底から鳴り響き続けるドラムが効果的な「Breath」のイントロダクション。
濃い藍色、深い海中の流れのような「Aqua」。
チェロとデュオの「Ajisai (紫陽花)」、優雅で色鮮やか詩情豊かな光景。
生演奏にサウンドスケープを重ねた「Draw」、弦楽器も入って増幅し高揚感が際立つ。
チェロのボーイング、ギターの揺れが感情を押し上げる「Closing Waltz」。
四重奏が入りドラマチックに、そしてギター・ソロが美しい「Genesis」。
カルテットに四重奏がかさなる「Kuchinashi (梔子) 」、誰もが最善の音を選ぶために集中している…瑞々しいピアノ、ギターが語る言葉は、まるで、映画の一場面。
同じ編成で「First Cry」、幸せな気持ちが弾けるような弦のアレンジが可愛くてほっこり。
ピアノ・トリオで淡々と進む「Balloon」。
慎重な一音一音が、息を呑むほど美しい、ギターとデュオの「In The Dark 」、ひたすら夢ごごち。
柔らかな空気、穏やかな感情、淡い色彩、カルテットで「Hua」。
終演は、チェロとデュオで「May Song」、コットン・クラブのリリース・ライブでは、オープナー曲でした。チェロの美しい音色の中に、抒情的なメロディが流れる。。
 
スリリングな場面から、アンビエントな風景まで、互いが影響し増幅し合って高揚していく風景からは目が離せない。
心象風景なのか、現実の光景なの、、たくさんの物語が描かれている。
 
1. Arise  (市野 / 佐藤 / 甲斐 / 福盛)
2. Aqua  (Dupuy / 市野 / 佐藤 / 福盛)
3. Ajisai  (紫陽花) (Dupuy  / 佐藤)
4. Draw  (伊藤 / Dupuy  / 佐藤 / Wakamatsu)
5. Closing Waltz  (Dupuy  / 市野 / 佐藤)
6. Genesis  (市野 / 佐藤 / 伊藤 / 梶谷 / 吉田 / Dupuy))
7. Kuchinashi  (梔子) (市野 / 佐藤 / 甲斐 / 福盛 / 伊藤 / 梶谷 / 吉田 / Dupuy)
8. First Cry  (市野 / 佐藤 / 甲斐 / 福盛 / 伊藤 / 梶谷 / 吉田 / Dupuy)
9. Balloon  (佐藤 / 甲斐 / 福盛)
10. In The Dark  (市野 / 佐藤)
11. Hua  (市野 / 佐藤 / 甲斐 / 福盛)
12. May Song   (Dupuy  / 佐藤)

 
佐藤浩一 (p)
市野元彦 (g)
甲斐正樹 (b)
福盛進也 (ds)
伊藤彩 (vn)
梶谷裕子 (vn)
吉田篤貴 (vla)
Robin Dupuy (vc)
Zeze Wakamatsu (soundscape)
 
 
2枚とおして、「まるごと佐藤浩一」って、感じですよね!
自分の中に流れる音楽を、とても大切に育て上げた作品。
 
 
今日のおまけは、レーベルがあげていたディスク2の「Aqua 」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2021年12月11日 (土)

まさに、燻銀 『Street of Dreams / Bill Charlap Trio

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ビル・チャーラップのブルーノート・レコード復帰作、、なんと、2003年の『Live at the Village Vanguard』以来だそうです。
メンバーも1997年に結成された、ベースのピーター・ワシントン、ドラムのケニー・ワシントンの黄金トリオ、チャーラップの信頼のおけるパーマネントなトリオ。
 
グレート・アメリカン・ソングブック的なスタンダードと、往年のジャズ・ミュージシャンたちの曲を選曲。
 
オープナーは、デイヴ・ブルーベックの「The Duke」、ベースとドラムのリズムに乗って、ピアノが楽しそう、粋な雰囲気。
音を選び抜いて、ゆったりとビリー・ストレイホーンの「Day Dream」。アップテンポで「You're All The World to Me」。
音数すくなくゆっくりと「I'll Know」、ピアノがかわいらしくコオコロ鳴る。
ケニー・バレルの「Your Host」、3人で楽しそうに曲を創り上げていく。
「Out of Nowhere」、ベース・ソロも粋ならバース交換も手慣れたもの、安定のクオリティ。
「What Are You Doing The Rest of Your Life?」、情感漂う静かな演奏に思わず心奪われる。
終演は、タイトル曲「Street of Dreams」、最後まで、リラクゼーションたっぷりの演奏。
 
 
長年のトリオによるリラクゼーションたっぷりな小粋な演奏。
小難しいことを考えず、音楽に身を任せる。
久しぶりのチャーラップは、洗練とエレガントに磨きがかかりましたね。
まさに、燻銀。
週末に、お酒と一緒にいかがでしょ。
 
 
1. The Duke
2. Day Dream
3. You're All The World to Me
4. I'll Know
5. Your Host
6. Out of Nowhere
7. What Are You Doing The Rest of Your Life?
8. Street of Dreams
 
 
Bill Charlap (p)
Peter Washington (b)
Kenny Washington (ds)
今日のおまけは、ご本人がのせてた「What Are You Doing The Rest of Your Life?」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪

2021年12月 8日 (水)

少しダークで、厳かな雰囲気 『On Christmas Day It Happened So / 竹内 理恵 & ギデオン・ジュークス』

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バリトン・サックスとチューバの低音デュオ・ユニット、「MUSIC for ISOLATION」によるクリスマス・ソング集♪

サックス奏者、竹内 理恵は、海藻姉妹、シカラムータなどのメンバーとして活躍し、チューバ奏者・ギデオン・ジュークスは、シカラムータ、渋さ知らズなどのメンバーとして活躍する東京在住のイギリス人。

バリトン・サックスといえば、、迫力ある低音で「ドス」を効かせるって、イメージ(貧困ですみません)ですし、、
チューバといえば、ラテン・ジャズやニューオリンズ・ジャズなどで、リズムの要ベース・ライクな演奏とかって、、イメージなんですが(こっちも、貧困ですんません)、、
なので、そのマイナーな感じの2管のデュオって、すげぇなぁ。。って、興味津々で買いました。

「The mysterious roots of Christmas: ancient rituals & fireside ghost stories.
〜クリスマスのルーツを辿るひととき。儀式と幽霊に彩られた古代から、暗く神秘的な何かを呼び起こす音楽〜」
 
だそうですよ。。。
メジャーな曲がほとんどなくて、手強いなぁ、、って、おもっていたら、ご本人たちの説明がありました。助かる〜♪
 
オープナーは、雪を踏みしめる足音とともに、静かに温かな音色のロングトーンで幕開けです。スコットランドのキャロル「Balulalow」、子守唄の意味だそうです。静かに、森にこだます雰囲気。
あのスティングもカバーしたことのあるバスク民族のキャロル「Gabriel’s Message」、チューバとバリトン・サックスが裏表になりながら厳かな時を告げる。
イギリスの作曲家によるキャロル「The Lamb」、スピリチュアルな雰囲気が漂う。二つの音の重なりがとても美しく、とても厳かな気持ちになる。
冒頭に、鳥の鳴き声?と水の音?が重なるタイトル曲「On Christmas Day It Happened So」、これは、いままでの中で一番明るい雰囲気なのだけど、、このイギリスのキャロルの内容は、、恐ろしい。。この物語とてもキリスト教的ですよねぇ。。
18世紀のカタルーニャ地方のキャロル「El Desembre Congelat」、朴訥でほのぼのした味わい。
冒頭に水音?が重なるルーマニアのキャロル「Legănelul Lui Iisus」、「イエスの小さなゆりかご」の意味だそうです、、ならば、重なる音は葉ぱが揺れる風音か?2人の追いかけっこが素敵です。
なんと、ヒンドゥー教の神であるクリシュナに関係する曲「Shyam Teri Bansi Pukare」、低音楽器の特性を活かしてリズミカルに、ダイナミックに。
ラジオのようなノイズの重なる「The Full Moon」は、竹内オリジナル、再び異国に渡れる願いを込めて、優しいタンギングが続きます。
ルーマニアの作曲家のキャロル「Santa Claus」、とても敬虔な雰囲気、我々のイメージするサンタ・クロースの陽気さは微塵もないですよ。
フィンランドの作曲家のキャロル、穏やかで動きのある「Jouluna」、最後に冷たい風が吹き抜けます。
13世紀の讃美歌「Veni Veni Emmanuel」、たぶん、この曲がこのアルバムの中で一番有名なのではないでしょうか…?「O Come, O Come, Emmanuel」で、ご存知の方も多いとおもいます。二つの楽器のハーモニーにうっとりしながらも、真摯な演奏に胸を打たれます。
終演は、ジュークス曲「Christmas Past」、家族へ愛、素晴らしいクリスマスの思い出に。なんだか、、とても、落ち着く時間。
 
どうでしょ、家族や大切な人と一緒に、、と、いうよりは、、
家族や大切な人を想いながら聴くって感じかな。

とても神聖、少しダークで暖か、厳かな雰囲気。
時折入っている効果音が、自然との一体感を感じさせてくれます。
そして、こういう楽器は小さな音のコントロールとか難しいとおもうのですが、
お二人とも素晴らしいテクニックだと思いました!
 

1.Balulalow
2.Gabriel’s Message
3.The Lamb
4.On Christmas Day It Happened So
5.El Desembre Congelat
6.Legănelul Lui Iisus
7.Shyam Teri Bansi Pukare
8.The Full Moon
9.Santa Claus
10.Jouluna
11.Veni Veni Emmanuel
12.Christmas Past

竹内 理恵 (bs)
ギデオン・ジュークス (tub)


今日のおまけは、、ご本人たりがあげていた新譜のトレーラー。

 

 

 

 

んじゃ、退散♪

2021年12月 5日 (日)

北欧の空気を感じる 『Nightjar In The Northern Sky / Anna Greta』

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アイスランド出身で、現在はスウェーデンに在住のヴォーカリスト、ピアニスト、コンポーザー、SSW、アンナ・グレタ。

ACTレーベルからソロ・デビューの快挙です。

知らない人だったので、少し試聴したのですが、落ち着いた柔らかな歌声が気に入りました。

 

曲は、詩人のロバート・クリーリーの詩に曲をつけた「The Tunnel」を除いて、すべて作詞作曲しています。ヴォーカルはもちろん、ピアノも弾いてる。

基本は、自身がピアノを弾くトリオで歌い、曲によってギターが入ったフォーキーな世界。

 

オープナーは、大空を舞う夜鷹に想いをを馳せる「Nightjar in the Northern Sky」、神秘的でもナチュラルな感じがいいなぁ。

アイスランドのギタリスト、ヒルマー・イエンソンが入って、「Ray of Sun」、ピアノも歌も小細工がなくていい感じ。ハートウォーミングね。

「Sleepless」、等身大の穏やかな日常が歌われ、エモーショナルなサックスもアクセント。

サックスの響きをうまくかさねた「The Tunnel」。

ハミングで始まる「Blue Streams」は、少し物憂げ、そして、流麗なピアノも。

ギターの入った「Mountain」、ゆったりと丁寧に歌詞を紡ぎ、フォーキーに「Falling Down」、「Like a River」、こだまのように重なる声はご本人?ですね、、この曲だけ参加しているベースのソロもいい味。

躍動感あるけど不思議な曲「Home」、幻想的に揺れ動く「Waiting Never Ends」。

呟くように始まる「Guide the Way」、同郷のSSWのフェアリーな声が重なり、ドラムレスで優しい空気。

終演は、しっとり、丁寧に盛り上がる「Carry Me Across the Sky」。

 

ご本人は、ノラ・ジョーンズがお好きなようなのですが、あの世界観に通じるものを持ちながら、もっと、柔らかでしっとりした感じ。

そして、同郷のビョークのような神秘的な雰囲気も持ち合わせてますよね。

曲も素敵だと思うし、ピアノもよかったです。

 


柔らかでしなやかな歌声に、北欧の自然や空気を感じる癒しの一枚。

 


 

1. Nightjar in the Northern Sky

2. Ray of Sun
3. Sleepless
4. The Tunnel *
5. Blue Streams
6. Mountain
7. Falling Down
8. Like a River
9. Home
10. Waiting Never Ends
11. Guide the Way
12. Carry Me Across the Sky

 

Anna Gréta (p, keys, vo, backing vocals)
Skúli Sverrisson (b) exc #8
Einar Scheving (ds) exc #2, 3, 11 
Hilmar Jensson (g) #2, 6, 7, 10, 12

Sigurður Flosason (sax) #3, 4
Magnús Trygvason Eliassen (ds) #2, 3
Johan Tengholm (b) #8
Ragnheiður Gröndal (backing vocals) #11

 

 

今日のおまけは、ご本人があげていたタイトル曲「Nightjar in the Northern Sky」。

 

 


 

 

んじゃ、退散♪





2021年12月 4日 (土)

哀愁と郷愁の塊、詩情豊かな世界 『Poetry / Adam Bałdych Quintet with Paolo Fresu』

Poetry
ポーランドの天才ヴァイオリン奏者でコンポーザーのアダム・バウディヒが新譜をだしました。
バウディヒは、コロナ禍前に2年続けて新潟のジャズフラッシュでライブをしています。
2018年のヘルゲ・リエンとのデュオ2019年のクシュストフ・ディスのデュオ、リエンとのデュオの時には、ここでも弾いているルネッサンス・ヴァイオリンも聴かせてくれました。
2回とも、最前列、本当に目の前で聴いた演奏は、コンテポラリー・ダンスを観ているようでしたよ。
今回は、彼のクインテットに、イタリアのベテラン・トランペット奏者でコンポーザーのパオロ・フレスが、11曲中、5曲にゲストで参加しているという私的には垂涎の作品。
クインテットになったり、カルテットになったり、デュオになったりと変化をつけてる。
10曲のバウディヒのオリジナルと、ビョークの「Hyperballad 」で、全11曲。

 

オープナーは、「Heart Beats」。冒頭、ヴァイオリンやベースのピチカートから始まり、次第に音が増えていき、フレスも加わり、哀愁と郷愁が漂う中の、後半の感情の盛り上がりも凄い。
美しく重なる音が胸にせまる「I Remember」、ドラムとベースの創り出すリズムに乗って、バウディヒのヴァイオリンが踊り舞い、テナーとフリューゲルも加わって爽快に走る。
管楽器がぬけカルテット演奏で、「Stars」。4人で息もぴったり、<次第に音数多くプログレのようにアグレッシヴになるドラムがかっこいい。それをバックに縦横無尽な展開のバウディヒ。
彼の息子の名前「Teodor」、フレスも加わったゆったりと情感豊かに重なるメンバーの意識、テオドールくんに幸あれ。
 
タイトル曲「Poetry」は、バウディヒのルネッサンス・ヴァイオリンとフレスのフリューゲルのデュオ。叙情豊かな2人が創り出す詩情豊かな世界。
 
クインテットでの演奏が3曲続く。
まずは、唯一のカバー曲、ビョークの「Hyperballad」、唯一無二のビョークの世界とは違うけど、これも深い純愛物語。
「Wish」、切ない願い、嘆きのようにも聴こえてくるエモーショナルなヴァイオリン。
敬虔な感情が湧き上がる「Psalmody」。
 
カルテットで「Birds」、ドラムの多彩な演奏で、繊細な動きと躍動感が。
ディスのピアノとバウディヒのヴァイオリンで、穏やかで優雅なひととき「Grace」。
終演は、フレスも加わって「Open Sky」、ドラムの活躍で大きな空間と躍動感、大空間を全員の活躍で彩っていく。
 
 
哀愁と郷愁の塊、詩情豊かな世界。
 
 
 
1. Heart Beats  
2. I Remember  
3. Stars  
4. Teodor   
5. Poetry  
6. Hyperballad  
7. Wish    
8. Psalmody  
9. Birds   
10. Grace   
11. Open Sky  
 
 
 
Adam Baldych (vn, renaisance-vn)
Marek Konarski (ts)
Krzysztof Dys (p)
Michał Barański (b)
Dawid Fortuna (ds) 

with
Paolo Fresu (tp, flh)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「I Remember」の特別ヴァージョン。
彼の「ダンス」が観られますよ。
 
  
また、来日して、、新潟にもいらしてくださいね!
 
んじゃ、退散♪



2021年12月 1日 (水)

優雅さと洗練、ジェントリーなクリスマス 『Merry Christmas From Jose James』

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ジャンルにハイブリッドなヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。
主催するRainbow Blonde Recordsより、クリスマス・アルバムをだしました♪
もう、ジェイムズ・ファンは、、これだけで夢のよう。。
 
しかもですね、その才能おかげで、アルバムごとに振り幅の大きいジェイムズ。。
いろいろと気になっていたのですが、、この度は、、
ピアノにアーロン・パークス、ベースにベン・ウィリアムス、ドラムにジャリス・ヨークリーという現代ジャズの気鋭の奏者が選ばれてます。
この面子からして、今回はかなりジャズ寄りの内容に違いありません。。
この時点で、もう、ワクワクがとまりません。。
また、サックス奏者のマーカス・ストリックランドがソプラノで1曲に参加。
パートナーのヴォーカリスト、ターリと、愛娘のアナイス・ジャルディーナ・ジェイムズちゃんも歌っている曲もあります♪
 
選曲も、あまり考えすぎず?、誰もが知ってるクリスマス曲の王道・定番曲が8曲と、オリジナルが2曲。
このオリジナルが、あまりに素敵すぎて、、スタンダード?って思ったくらいですぜ。
 
オープナーは、パートナー、タリーとの共作「Christmas in New York」。まるで、以前からあるクリスマス・スタンダードような素敵なメロディ、美しい歌詞。
美しいピアノ・トリオも演奏も心を惹きつける。
一転、ダニー・ハサウェイの「This Christmas」は、タリーと愛娘、、そして、ベン・ウィリアムス!!のコーラスも入って、アットホームの中にも、彼らしく粋な感じ。
大定番「The Christmas Song」、ベースの響きが効果的、トリオをバックに朗々と、、往年のクルーナーたちのような優雅な歌唱にうっとり。
アーヴィング・バーリンのもう一つの冬の定番「I've Got My Love To Keep Me Warm」、こちらは4ビートにのって軽快に♪
サミー・カーンとジューリー・スタインのコンビの可愛いワルツ曲「The Christmas Waltz」も、彼らにかかると3拍子のお遊びのように楽しそう。
人気曲「Have Yourself A Merry Little Christmas」は、シナトラ・ヴァージョンの歌詞で。モダンなハーモニーに、洗練された演奏。
再び、サミー・カーンとジューリー・スタインのコンビで「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!」、ピアノ・トリオとスィンギーにリズミカルに。
このアルバムのための書き下ろしのオリジナル曲は、ソウルフルな「Christmas Day」、グルーヴィーな演奏に心弾む。やっぱり、アーシーな感じかっこいい!
彼の好きなコルトレーンに捧げたオスカー・ハマースタイン2世とリチャード・ロジャースコンビの「My Favorite Things」、マーカス・ストリックランドもトレーンへのオマージュを持ってソプラノでてトレーン・ライクに吹いてる、アーロンのピアノも熱く盛り上げる。でも、一番かっこいのは、このメンバーを従えて歌うホセさま。
 
*私ごと*
 クリスマス・アルバムにこの曲はありだとおもってますが、クリスマス・コンピにジョン・コルトレーンが演奏するこの曲を入れるのは無しだと思ってます。。。。。。
 
終演は、ピアノとデュオの「White Christmas」、スモーキーで官能的な声で囁かれる、一言、一言が、、胸に沁みる。
 
ジャズ・ヴォーカルの王道路線の優雅さと、洗練されたアーシーな感覚をスムースに使い分ける無二の才能。
ジャケットそのままのジェントリーなクリスマス・アルバムです。
 
 
1. Christmas in New York
2. This Christmas
3. The Christmas Song
4. I've Got My Love To Keep Me Warm
5. The Christmas Waltz
6.  Have Yourself A Merry Little Christmas
7. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
8. Christmas Day
9. My Favorite Things (feat. Marcus Strickland)
10. White Christmas

Jose James (vo)
Ben Williams (b, vo)
Aaron Parks (p)
Jharis Yokley (ds)
 
Marcus Strickland (ss) #9
Taali (vo) #2
Anais Giardina James (vo) #2
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Christmas in New York」の特別版。
 
 
 
 
このアルバム、録音方法もこだわっていて、仕切りのない部屋に皆んなで集まって撮ったそうです。
ジェイムズはもちろん、エンジニアでプロデューサーのブライアン・ベンダーの拘りは、それだけじゃ、、ないんだけどね。
 
12月になりました。
12月の最初の日に、このアルバムをあげることができて幸せ。
皆さんも、お気に入りのクリスマス・アルバムってあるでしょ?
本格的に「師走」になる前に、お気に入りを聴きながら、、珈琲でもゆっくり飲みましょう。
 
んじゃ、退散♪

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