この高揚感がたまりません!『「Androgynous Ensemble」@ JazzFLASH (11/12)』
「Androgynous Ensemble」@ Jazz FLASH (11/12)
佐藤 恭子 (as) 古谷 淳 (p) 三嶋 大輝 (b) 大村 亘 (ds)
アンサンブルの名手、恭子さんのワンホーン・カルテットを楽しみにしてましたよ。
オープナーは、「All of You」、フリーなアプローチで、いきなり波乱を思い浮かばせる。
嵐の襲来のようの舞い降りる恭子さんのアルト。なんだか、神々しかったです。
テーマが流れて、それぞれ散っていた力が一つに集まる感じ。
お初のベースの三嶋さんも、力強く一音一音がはっきりしていてアグレッシブでかっこいい。
トリオの時の進行も、かなり思索的でトリッキーな感じ。このどこにいくかわからない感覚の中に、アルトが飛来して方向が決まってくると一気に高揚感が高まる。
いきなり、来たぁ!って、心の中でガッツ・ポーズ。
と、ここから、メンバーのオリジナルが続きます。
どうも、普段はオリジナルだけを演奏しているようなのですが、
なんと、ツアー中にビンテージのサックスを落として壊してしまったんだそうです。
なので、普段と違うサックスでの演奏とのことで、1曲目にスタンダードをいれてあったまる、って、感覚でライブをしているとか。。
恭子さんのオリジナルで「神の祝福をうける?」みたいな英語のタイトルの曲、生命力に溢れていて、ピアノもベースも素敵なソロ、その空間を彩るドラムが大きな大きな風景を創り出し、サックスも気持ちよさそうだった。
もう一曲、恭子さんのタイトルの長いオリジナル、、「人生は短い、光陰矢の如し」みたいな英語のタイトルの曲。。胸にジーンと重く深く響くベース・ソロからはいって、、と、その頃から外の雨の音?が、いっそう強くなる。。
フリーな感覚の音選びが不穏で、ワクワクする!
疾走するピアノ、全方向で煽るドラム、強いアクセントのベース、飛翔するサックス、いやいや、人生って、大変だわ。
で、ファースト・セットの最後は、古谷さんのオリジナルで「Cafe」、超疾走感あるエキサイティングな曲で、Cafeって、私が知ってるカフェの他に意味があるのか??
って、調べちゃったほど、スリリングな演奏、最後に宇宙に飛び出すようなドラム・ソロだった。。ナイトクラブ型宇宙船か。。。
と、考えるまもなく、、休憩に。
10分ほどの休みがあって、2セットめに突入。
最後まで、フリー寸前、攻撃的で挑発的な演奏で、コンテポラリー・ジャズを楽しませてくれました。
(諸事情で、、かなり、省略です。。。。。m(_ _)m)
アンコールは、大村さんと佐藤さんのユニットBungalowの曲で「Past Life」。
メロディに懐かしさを覚え、、演奏に新鮮さを感じ、哲学的、詩作的な雰囲気で終演。
で、今まで、自粛していた夜の懇親会も敢行。
なわけで、、呑みすぎ二日酔いの週末ですね。笑
でも、新しい出会いもあって、本当に楽しかったですよ!
東京から新鮮な風や空気を運んできてくれてありがとうございました。
残りのツアーも盛況でありますように。
んじゃ、退散♪
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