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音楽で拡がる輪

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2021年10月 2日 (土)

詩情に満ちた世界 『Calling / Hitomi Nishiyama Trio』

Calling
 
 
「パララックス」による『Shift』より、7年ぶりのピアノ・トリオでのアルバム。
『Music In You』、『Sympathy』との同メンバー、ベーシスト、佐藤 ハチ 恭彦、ドラマー、池長 一美によるトリオ。全曲彼女のオリジナル.
 

オープナーは、リリカルでエレガントな「Indication」、繊細な一音一音。
ひんやりと翳りのある哀愁に、心を奪われる。
タイトル曲「Calling」、お世話になったライブハウスのマスターに対する追悼の気持ちのこもった曲。しっとりと柔らかに、ロマンティックに歌い上げる。
息のあったインタープレイで、しっかりグルーヴを感じさせる「Reminiscence」。
「Lingering in the flow」、ミステリアスで透明感と洗練を感じる曲、演奏。
透き通るような色彩「Etude」、引き算の美学に満ちている、音の数は少なくても心は満ちてくる。
ドラマチックで流麗なソロから始まる「Loudvik」、ドラムとベースがシットインしてスリリングに三位一体で駆け抜けていく。
ゆったりと、悠揚たる物腰で進む「Drowsy Spring」。
終演は、「Folds of Paints」、優しさと冷たさが同居するような瑞々しく陰影ある演奏。
 

一聴に、欧州ジャズを連想させる繊細でクラシカルな優雅な雰囲気。
アンサンブルを重視した美意識の込められた演奏は詩情に満ちた世界にメロメロ。
めちゃめちゃ好みです。。トリオで、新潟にいらしてくれないかなぁ。。
 


1. Indication
2. Calling
3. Reminiscence
4. Lingering in the flow
5. Etude
6. Loudvik
7. Drowsy Spring
8. Folds of Paints


西山 瞳  (p)           Hitomi Nishiyama 
佐藤 ハチ 恭彦  (b)  Yasuhiko Hachi Sato 
池長 一美  (ds)         Kazumi Ikenaga 


今日のおまけはご本人があげていた「Folds of Paints 」。

 
 
 
気がつけば、10月…神無月。
夕暮れとともに、虫の声。
 
んじゃ、退散♪

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