ジョージ・ムラーツが鬼籍に入ったそうです
チェコの生きるレジェンド・ベーシストだったジョージ・ムラーツが9月16日にチェコのプラハで亡くなったそうです。享年77歳。
プラハ音楽院にてクラシックとベースを学び、ドイツへ移住活動していた頃から、彼のテクニックは話題となっていたそうです。
バークレー音楽院に特待生として渡米した後は、その正確無比な音程と超絶テクニックですぐに売れっ子。とくに、美しいボーイングは彼の得意とするところでしたよね。
そんなわけで、多くの米国のジャズ・ミュージシャンが彼をレギュラーメンバーとして抱えたがったようです。
といくことで、沢山の参加アルバムがあります。
「えっ!あれも、ムラーツだったの」的なものから、リーダー作まで。
大怪我や、大病もあったので、77歳は、天寿だったのかもしれませんねぇ。
親日家だったせいか、、後年はヴィーナス・レコードでも沢山アルバムに参加しています。
ちょっと、悩んだのですが、1979年にリリースされたECMのこれにしました。
★ Elm / Richard Beirach George Mraz Jack DeJohnette ★
バイラークのリリカルで透明感あるピアノ、ディジョネットの美しいスティック裁き。
そして、耽美的な演奏から、熱く高揚感ある演奏まで、正確なピッチでボトムを支えながら、超絶難解フレーズをバンバン叩き込んでくるムラーツのベースでなければ、透徹で幻影的な雰囲気をキープできませんよねぇ。
しかし、「雪豹」、熱いですな。。
1. Sea Priestess
2. Pendulum
3. Ki
4. Snow Leopard
5. Elm
Richard Beirach (p)
George Mraz (b)
Jack DeJohnette (ds)
生の演奏を聴く機会がありませんでした。
とても、残念です。
どうぞ、安らかにお眠りください。
合掌。
んじゃ、退散♪
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