幅広い才能 『Open Sky / Art Hirahara』
NYCで活躍する日系のピアニスト、コンポーザー、アート・ ヒラハラ。
私的には、同じNYCで活動しているヴォーカリスト、 Erikaのアルバムで、ピアニストで、 音楽的な監督のような立場でお馴染みでっす。
でも、リーダー作を買うのは初めて。 熱いブロウで私の周りで人気のサックス奏者、ニコール・ グローバーが3曲に参加しているのもポイントが高いですね。
ヴィブラフォン奏者のベーン・ギレスも1曲参加している。
ヒラハラのオリジナルが9曲、メンバーのオリジナル2曲、 スタンダード、デューク・ピアソンの曲で、全13曲。
オープナーは、力強いタッチのピアノで始まる「 Groundswell」、ルディ・ロイストンの押しの強いドラムが炸裂。
粋でスィンギーな「Inimitably, Mr. B. 」、ボリス・コズロフのウォーキング・ベースが、賑やかな 街中を闊歩するよう。
ピアノ・ソロで、優しく優雅に「Peony」。
タイトル曲「Open Sky」には、ベーン・ギレスのヴィブラフォンが加わり、澄んだ広々した青空のような透明感ある一体感のある演奏が続く。
グローバーのゆったりしたテナーで始まる「Mia Bella」、次第にヒートアップし感情が高まるとテナーの早いフレージングも聴ける。
コズロフの曲「Nao Tao Azul」、ベースとのユニゾンも入って、メリハリあるリズミカルな演奏。
硬質で透明感のある甘さ抑え目なピアノ・ソロ「Cittadella」。
アグレッシブなテナーが入って疾走感ある「Together, Apart」、3人に煽られてゴリゴリと吹きまくるグローバーさま♪
とても、可愛らしいメロディが印象的なロイストン曲「Sunday Morning 」。
ソプラノ・サックスが踊るラテン調の「Weathered The Storm」、軽やかに。
ピアノ・ソロで、スタンダード「I'm Getting Sentimental Over You 」を華やかで流麗に。
デューク・ピアソンの「Empathy」、ビターでインテリジェンスを感じさせる緊張感ある三位一体の演奏。
終演は、静かな夜のロマンスを感じるバラッド「Nightfall 」。最後まで甘さに流されない美しい演奏。
ロマンチックなメロディなども、甘さに流されることなく一貫性を感じる。
でも、さまざまま場面が広がる幅広い演奏。
NYCで、ストレートアヘッドなジャズ・ ライブを聴いているような一枚。
って、、行ったことないのだけど。。汗
1. Groundswell
2. Inimitably, Mr. B.
3. Peony
4. Open Sky
5. Mia Bella
6. Nao Tao Azul
7. Cittadella
8. Together, Apart
9. Sunday Morning
10. Weathered The Storm
11. I'm Getting Sentimental Over You
12. Empathy
13. Nightfall
2. Inimitably, Mr. B.
3. Peony
4. Open Sky
5. Mia Bella
6. Nao Tao Azul
7. Cittadella
8. Together, Apart
9. Sunday Morning
10. Weathered The Storm
11. I'm Getting Sentimental Over You
12. Empathy
13. Nightfall
Art Hirahara (p)
Boris Kozlov (b) exc. #3, 7, 11
Rudy Royston (ds, per) exc. #3, 7, 11
Nicole Glover ( ts #5, 8 ss #10)
Behn Gillece (vib) #4
Boris Kozlov (b) exc. #3, 7, 11
Rudy Royston (ds, per) exc. #3, 7, 11
Nicole Glover ( ts #5, 8 ss #10)
Behn Gillece (vib) #4
今日のおまけは、ご本人があげていたタイトル曲「Open Sky」。
んじゃ、退散♪
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