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音楽で拡がる輪

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2021年8月15日 (日)

不思議の国の住人… 『View / 橋本 一子』

View_20210807141401
 
橋本 一子、ピアニスト、ヴォーカルとあるけれど、、、
以前、中村善郎とのボサノヴァ・デュオのアルバムでは、歌っていたけれども、、
今回は、外国語風のボイス・パフォーマンスといった感じで、囁き、呟き、スキャット、シャウト、etc.…これが、良いのだわ〜♪

映画音楽、CM音楽、さまざまな活躍をしているボーダレスで多才な人。
若い時からファンというディープさはないけれど、好きな声の人。
新譜は、自らがプロデュース、音楽性を誰よりも理解する藤本敦夫がディレクションを。
書き下ろしが5曲とカヴァーが6曲で全11曲。
 
オープナーは、オリジナル「blue」、透明で澄んだブルーの中を優雅に泳ぐピアノ・ソロ。
タイトル曲「view」、国籍不明の呟きと日本語が交錯、バックの類家のトランペットがより遠くに誘う。
力強い「all the things you are」、後半はイメージにはあまりないフリー。
「blackbird」、呟きの弾き語り。
どんどんと、、遠くに行ってしまいそうになる「giant steps」の強権で美しいピアノ・ソロ。
トニーニョ・オルタの「beijo partido」は、ポルトガル語で。力強いピアノと裏腹の囁くような歌声、そして、優しいピアノ・ソロ。終演、自らも加わったコーラスも完璧。
「my foolish heart」、やっぱり、遠くに誘うピアノ・ソロ。
深遠な響き「good girl」は、トラック・メイキング、英語の歌詞はインストのように溶け込む。
一音一音が胸に染み込む「danny boy」。波打つような感情に圧倒される。
「planet」、シンバル音と菊地 成孔のアルトが重なりディープな感じ。
終演は、階段を登るように音を確かめていく「before and after the introduction」
 
あの無国籍なヴォイスがたまりません。。
風の音のようなスティック音、シンバル音もフィットしてますよね。
夢か幻か…神秘の国の住人、橋本 一子。
 
1. blue
2. view
3. all the things you are
4. blackbird
5. giant steps
6. beijo partido
7. my foolish heart
8. good girl
9. danny boy
10. planet
11. before and after the introduction
 
橋本 一子 (p #1,2,3,4,5,6,7,9,10,11,  vo #2,4,6,8,10,  cho #6,8  truckmaking #8 )
菊地 成孔 (as) #10
類家 心平 (tp) #2
藤本 敦夫 (ds #2,6,10,  el-b #2,6,  cho #6)
橋本 眞由己 (cho) #6
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「view」。
 
 
暑さをひととき忘れますね。
んじゃ、退散♪



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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさま。
リンクありがとうございます。
タイトル曲のviewは象徴的ですね。このアルバムの全体性を俯瞰したような音楽。
彼女の声は、儚いようで力強い。魅力的です。

zawinulさま、遅くなりました。
お盆は、なにかとバタバタしてて、なかなか、ゆっくり音楽を聴けないのです。
そう、ピアノもヴォイスも、とても強い意思をもって演奏しているので、力強いですよね。
ありがとうございました。m(_ _)m

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