真摯で内省的 『Overpass / Marc Johnson』
ビル・エヴァンス・ トリオの最期に在籍していた米国のレジェンド・ベーシスト、 マーク・ジョンソン。現在は、あのイリアーヌさまのパートナーでございますね。
今回は、ECMからウッド・ ベースでソロ演奏のアルバムをリリース。
彼のオリジナルが5曲、エヴァンス所縁の曲やエディ・ハリスの曲で全8曲。
オープナーは、エディ・ハリスの「Freedom Jazz Dance」。ベース一本でこの曲を選曲するって、やっぱり、強者ですよね。
荘厳な雰囲気な「Nardis」、空間が大きく使われ胸にズシンと重たい。
ボーイングから始まるオリジナル「Samurai Fly」、ボーイングとピチカートの演奏が多重録音になっていて華やか、「Samurai Hee-Haw」を再構築したもの。
エヴァンス・トリオで馴染み深い「Love Theme from Spartacus」、一音一音が胸に深く沈み込む…。丁寧にメロディを奏で、人生を語る。
この後、オリジナルが4曲続きます。
陰りのある曲調、内省的な演奏、「Life of Pai 」。何気に超絶フレーズ満載「 And Strike Each Tuneful String」。
ボーングとピチカートの多重録音で「Yin and Yang」、エキゾチックな曲調でボーングが太い二胡のよう。
終演は、高速フレーズで圧倒する「Whorled Whirled World」、ボディ・パーカッション??パーカッシヴな音も気持ちが急ぐ。
1. Freedom Jazz Dance
2. Nardis
3. Samurai Fly
4. Love Theme from Spartacus
5. Life of Pai
6. And Strike Each Tuneful String
7. Yin and Yang
8. Whorled Whirled World
2. Nardis
3. Samurai Fly
4. Love Theme from Spartacus
5. Life of Pai
6. And Strike Each Tuneful String
7. Yin and Yang
8. Whorled Whirled World
Marc Johnson (b)
今日も、丁度いいかんじの音源を探せませんでした。m(_ _)m
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん,こんばんは。
ベース・ソロというのはやはり敷居が高いと思ってしまいますが,このアルバムは想定以上の取っつきやすさ,聞き易さがあって,非常に楽しんで聞いてしまいました。
ECMでサンパウロ録音って言うのも珍しいですが,素晴らしい音でベースが録られていてまたまた感心してしまった私です。Steve Rodby,ミキシングでいい仕事をしましたね。
ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2021/10/post-7b8c34.html
投稿: 中年音楽狂 | 2021年10月18日 (月) 21時12分
閣下、リンクをありがとうございます。m(_ _)m
やっぱり、凄腕ですよね!
私もベース・ソロのアルバムの中では、
かなり、聴きやすいアルバムなのではないかと思いました。
サンパウロ録音、、イリアーヌさまと、あちらでお暮らしなのでしょうか。
投稿: Suzuck | 2021年10月19日 (火) 12時37分