今日は、『Interstellar Space / John Coltrane』を爆音で。

今日は、トレーンことジョン・コルトレーンの命日ですね。
毎日、毎日、暑いので、、これを聴いて暑気払いです!m(_ _)m
彼は、1967年の7月17日に鬼籍に入りましたが、これは、亡くなる5ヶ月前の録音で亡くなってからのリリース。
デュオだよ、しかも、お相手は、後期のトレーンを支え続けたドラマー、ラシッド・アリ。
「至上の愛』から、わずか?2年ちょっとの頃のトレーンです。
すでに、黄金カルテットとは決別していて、フリー・ジャズの嵐の真っ只中爆進中。
ピアノもベースもいない自由な空間での、朋友アリとの怒涛の応酬合戦。
オープナーは、鈴の音で始まる「Mars」、火星、軍神。
その後は、フリーキーに吹きまくる、怒涛の咆哮に、一歩も引かずがっちり組むドラム。
続く「Venus」、金星、愛と美の女神。
やっぱり、鈴の音で始まり、少し落ち着いて始まるも、、やはり、
続く、「Jupiter」、木星、神々の王で、 空と雷の神。
やっぱり、鈴の音で始まり、やはり、怒涛の咆哮、フリーキーに叫ぶ。
終演は、「Saturn」、土星、農耕の神。
アリのドラム・ソロが2分半ほど続き、トレーン登場、次第に加速させ、やはり、怒涛の咆哮。
でも、鈴の音無し。
LPでは、ここまで。
CDだと、「Leo」、「Jupiter Variation」と続く。
双方、超ハイテンションでのせめぎ合い、でも、ノイジーという感じはあまりしせず、
ちょっと、清澄な瞬間もあったりする。ようは、怒涛だけど、ドロドロじゃない。
トレーンさまのファンだったら、すんなり受け入れられるかな、と思う今日この頃。
とはいえ、日常生活に馴染む音楽でもないので、せめて、命日には爆音で。
2009年8月12日には、ラシッド・アリも鬼籍にはいりました。
お二人とも、ご冥福をお祈りいたします。
1. Mars
2. Venus
3. Jupiter
4. Saturn
2. Venus
3. Jupiter
4. Saturn
John Coltrane (ts, bells)
Rashied Ali (ds, perc)
Rashied Ali (ds, perc)
今日のおまけは、LPには入っていなかった「Leo」。
これまた、怒涛の吹きまくりで素晴らしい!
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさま、今晩わ。
そうですか。今日はコルトレーンの命日なんですね、
「鈴の音で始まり・・・」が笑える。
命日のセレクトアルバムとして、流石だなぁと思いました。
怒涛の咆哮ですけど、全然オーソドックスですもんね。
素晴らしい!
投稿: zawinul | 2021年7月17日 (土) 22時39分
zawinulさま、「717」は、トレーンとレディ・デイの命日です。
ジャズ喫茶に通っていた頃は、そんな話題が必ずでてました。
今は、友人のお誕生日がこの日なので、絶対、忘れません。笑
そう、こういう言葉が適切か、、悩むのですが、、
超聴きやすいです!
投稿: Suzuck | 2021年7月19日 (月) 08時05分