奇跡を観に行こう〜! 『Amazing Grace/Aretha Franklin』 @ ユナイテッド・シネマ新潟
撮影 シドニー・ポラック
映画化プロデューサー アラン・エリオット
2018年8月16日に鬼籍に入った、レディ・ソウル、アレサ・フランクリン。
ポップス、ジャズ、R&B、ゴスペル…、幅広くあらゆるタイプの曲を歌いこなした彼女。
神父の家に生まれ、子どもの頃からゴスペル・シンガーになるべく道を歩んできた。。
その彼女が、原点回帰し、信仰の為に吹き込んだ『Amazing Grace』。
ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で 、1972年1月13日、14日に行われたライブを収録したもので、当初から映像の公開も踏まえて制作されていたのだが、、
なんと、技術的な問題でお蔵入りになっていたそうで、、技術の進歩、、万々歳!!
過度な演出はされておらず、でも、人々がこのライブにかける熱意が感じられるようなショットを織り交ぜながら、二日間のライブが進んでいきます。
白を基調にした衣装を纏った彼女の登場から次第に熱くなっていき「Wholly Holy」の歌声で、会場のボルテージは一気にあがる。
歌詞の一つ一つの言葉に、精神的な深い部分でシンクロし、高揚する。
MCのちょっとした会話が、彼女のバックボーンを教えてくれる。
見事にゴスペルに昇華された、キャロル・キングの「You've Got a Friend」、魂の結晶「Amazing Grace」。
彼女の一挙一動に、反応する会場の人たちと一緒に1日目が終わる。
2日目のグリーンのペイズリー柄のドレスは、民族調のデザイン。
前の晩以上に、会場の熱気がフィードバックされ、より高みへと昇格するアレサ・フランクリン。
「Climbing Higher Mountains」、「Never Grow Old」は、信仰心に無縁でゴスペル門外漢な私も感動で胸が押しつぶされそうだった。
彼女はもちろん、、阿吽で支える彼女のバンド、師ジェームズ・クリーヴランド、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊、教会に集まった人々、、全てで奇跡を起こす。間違いなく、本物ゴスペルの高揚感と魂を体感できる作品。
奇跡を観に行こう〜!
今日のおまけは、Bunkamurachannelにあった、映画の宣伝でっす。
これも、もう一度いきたい作品です。
んじゃ。退散♪
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コメント
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Suzuckさん,こんにちは。ご覧になりましたか。
私は最初から落涙するぐらい感動していましたが,歌の力,信仰の力って凄いですよねぇ。音だけでも感動的でしたが,映像が付いて,新たな感動が生まれました。
Arethaの素晴らしさは,さすがGreatest Singer of All Time#1,まさにGiftedです。またBlu-rayで観ようっと(笑)。
ということで当方記事のURLを貼り付けるさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2021/06/post-37642e.html
投稿: 中年音楽狂 | 2021年7月15日 (木) 12時18分
閣下、これは、、私も泣けました。
なんでしょう、彼女と一緒に進み行く感じ。
私は、これももう一度映画館で観たいとおもいます。
が、、上映中にいけるかなぁ。。
リンクもありがとうございます。m(_ _)m
投稿: Suzuck | 2021年7月15日 (木) 18時26分