ブルース・フィーリング、たっぷり… 『Squint / Julian Lage』
2019年の『Love Hurts』からメンバーを一新し、ドラマーにデイブ・キング、ベーシストにホルヘ・ローダーを迎え、今まで息のあった演奏を続けているギタリスト、ジュリアン・レイジ。
Blue Note Recordsへの移籍第一弾となった今作も同じメンバー。
オープナーは、ギター・ソロによる「Etude」。もう、ため息がでるほど可愛らしくてエレガント。はい、心の準備はできました!
ベースとドラムが入って「 Boo’s Blue」、ブルース・フィーリングたっぷりに弾きこなすレイジ。
タイトル曲「Squint 」、高速フレーズ炸裂、即興でのレスポンスがかっこいい。
「Saint Rose 」、故郷の山の山火事を痛んで創った曲は、ポップでキャッチー。
「Emily」、ジャズファンならば誰もが知っているだろう曲を、繊細でしなやか、そして、ロマンチックに仕上げる。
ドラムとベースから始まる「Familiar Flower」、チャールズ・ロイドへの捧げたトラック、ロイド流のキメがいいよね。
「Day and Age 」、長閑さと哀愁をもったメロディをストレートに。
静かに、そして、絶妙に、、執拗に「Quiet Like A Fuse」。
「Short Form」、優しく、柔らかに、、そして、確信的に。
「Twilight Surfer 」、夕暮れのハワイの海岸にまっしぐら!
ジーン・オートリィの「Call of The Canyon」、渓谷に陽は暮れる…。
自分を見つめなおし、メッセージ性の強い楽曲が並ぶ。
ジャズはもちろん、ロック・ブルース・カントリーなどなどジャンルを越境したジュリアン・レイジ・ワールド健在。休日のお供にいかがでしょ。
1. Etude
2. Boo’s Blue
3. Squint
4. Saint Rose
5. Emily
6. Familiar Flower
7. Day and Age
8. Quiet Like A Fuse
9. Short Form
10.Twilight Surfer
11.Call of The Canyon
Julian Lage (g)
Jorge Roeder (b)
Dave King (ds)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Twilight Surfer 」。
んじゃ、退散♪
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