これはめちゃくちゃ沁みる…『Cathedral / Philipp Schiepek & Walter Lang 』
ピアノの詩人と呼ばれるドイツの人気ピアニスト、ウォルター・ラングの新譜は、ACTレーベルからリリースされたギターとピアノのデュオ作品。
ギターは、「未来を約束されたギタリスト」と評される26歳のドイツの天才ギタリスト、フィリップ・シーぺック。
ジャズとクラシック・ギターの語法をマスターしたスタイルで、洗練されたハーモニーと繊細なダイナミクスを持つ、若干26歳のドイツで超注目株の若手ギタリスト。
全11曲がオリジナル、9曲がラングの曲で、2曲がシーペックの曲。
オープナーは、中東の街角にでも迷い込んだような「Sumniran」。
タイトル曲「Cathedral」のぐっと想いのこもった真摯な雰囲気。
「Estrela Cadente」、ピアノ詩人の力を遺憾なく発揮し、クラシック・ギターと美しく溶け合い美しい。
琴の調べのようなピアノとギターのアンサンブル「Kamo」は、日本情緒を感じる。
静かな時のの流れを感じるシーペックのオリジナル「Pilgrimage 」、2人のソロも素敵。
「Meditation in Ten」、裏に表になりながら次第に夢の世界に誘う。
牧歌的な旋律が心を和ませる「Gliding over Meadows 」。
シーペックが繊細なソロで奏でる前奏曲「Prelude To the World Is Upside Down 」。
「The World Is Upside Down」、少しアップテンポで息のあった演奏が続く。
ゆったりしたテンポにもどり、仄暗さと微かな明るさが混じり合う優しさに満ちた「Light at the End of the Tunnel 」。
終演は、全世界に向けた「The Encourager 」、希望に満ちた柔らかな流れ。
探究心旺盛な2人の演奏は、静かに語らうような厳かな雰囲気。
そして、ピアノとギターのナイロン弦が溶け合うような優しいハーモニーで穏やかに音楽を紡いでゆく。
互いに一音一音を確かめるような演奏は、心に沁みる。
聴くもの全てを優しく包み込むような深い響きを持った美しく繊細な空間…癒しの時間。
1.Sumniran
2.Cathedral
3.Estrela Cadente
4.Kamo
5.Pilgrimage
6.Meditation in Ten
7.Gliding over Meadows
8. Prelude To the World Is Upside Down
9.The World Is Upside Down
10. Light at the End of the Tunnel
Phillipp Schiepek (g)
Walter Lang (p)
今日のおまけは、ギタリストがあげていた「The Encourager 」。
んじゃ、退散♪
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コメント
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おお、もう手に入ったんですね。
Walter Lang のメロディー演奏の引きつける魅力はいつも感じています。ジャズ・ピアニストの技量的にはメルドーのようなハイレベルにはないのですが、日本人好みの世界を持っているように思ってます。
このアルバムは私も注文してあります。^^
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2021年6月 3日 (木) 09時50分
風呂井戸さま、今回はリリース日の早い輸入盤にしました!
ラングの演奏も、曲も、陰影と抒情があっていいですよね。
日本で人気なのもよくわかります。
はやく、アルバムがとどきますように。
投稿: Suzuck | 2021年6月 4日 (金) 16時29分
二度のコメントになりますが、失礼します・・・・
このアルバムの評価は、私自身にとっても二面あります。
確かに、美しい、優しい、心安まる・・と、言って良いアルバムで評価したいのですが、さて問題は、このピアノとギターのデュオの意味づけですね、果たしてこのラングのオリジナル曲をピアノ・トリオでやったらどうなるんでしょうかね。たぶん、おそらく、私はピアノ・トリオに軍配を上げるんじゃないかと思う面がないではない・・・というところにあるんです。
このコード楽器のデュオ、交互に旋律を演じているところが結構多いんですね。それが美なのか・・・難しい。
私はデュオには、アンサンブル的なところ、ユニゾンの美、掛け合いの面白さ、バトルなどと求めてしまいますが、それにしては曲の性質からか、おとなしい優しさの演奏に流れ、、デュオとしては若干不満もありました。「Cathedoral」だからそれでよいのでしょうかね。
と、いろいろと考えて聴いていました。リンクさせてください ↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-3dbf54.html
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2021年8月 5日 (木) 17時06分
風呂井戸さま、ピアノ・トリオでのラングは素晴らしいですよね。
仰っっていることは、わかるのですが、、
まぁ、好みっていうこともありますかね。
ジャズのデュオの丁々発止は面白いですものね。
リンクをありがとうございました。m(_ _)m
投稿: Suzuck | 2021年8月 7日 (土) 14時24分