2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

音楽で拡がる輪

« 2021年3月 | トップページ | 2021年5月 »

2021年4月

2021年4月29日 (木)

心象風景を切々と歌い上げた 『Pallet On Your Floor / Becca Stevens & Elan Mehler 』

Pallet_on_your_floor
 
米国の人気SSW、ギタリストのベッカ・スティーヴンス。
今作は、米国のピアニスト、イーラン・メーラーとのデュオ。
 
なんと、、彼女はヴォーカルに専念している!
選曲もアメリカン・ソングブック的な選曲で、全てがカバー曲。
どうやら、プロデュサーでもあるイーラン・メーラーの強い意向が働いているようだ。
配信とデジタル・アルバムで去年の12月にリリースしたものに、ボーナス・トラックを1曲つけて、日本だけでCDを発売。
ベッカ・スティーブンスがピアノの伴奏で歌う「But Beautiful 」って、どんな感じなんだろう?
と、デジタル音源を聴いてみたら、胸を鷲掴みにされちゃって、購入しちゃいました。
 
オープナーは、「 Elvis Presley Blues 」、ナチュラルで叙情に訴える歌声と端正なピアノのサポートにうっとり。
切なく儚げに歌い上げる「But Beautiful 」は、凛と輝く。
ブルージーで洒脱に仕上がってる「 I Ain't Got Nothin' But The Blues 」。
「Our Love Is Here to Stay」、ゆったりしたバラッドは透明感があって、心の仲が透けて見えそう…。
レースのカーテンが風に揺れているような歌声「Deep Purple」。
少し低めで少しハスキーな雰囲気の声で語りかけてくる「Just Squeeze Me」、ピアノとのやりとりも素敵。
終演は、慈愛に満ちた「Make Me A Pallet On Your Floor 」。
 
ボーナストラックは、「Our Love Is Here To Stay」の別ヴァージョン。
どちらも優しくインティメイトな甲乙つけがたい。
 
力強くも繊細でリリカルなきめ細やかなピアノのサポートを受けて、心象風景を切々と歌い上げている。
多くのアーティストが参加し、プリグラミングやエレクトロニクスを駆使した『Wonderbloom』とは、対極をいくような内容、実にシンプル。
声や歌が全面に押し出されていて、そこにスポットライトがあっている。
予見なく聴いて、声の主を当てられる人は少ないのでは??
改めて彼女の歌唱力の高さ、懐の深さを感じました…
 
1.  Elvis Presley Blues 
2.  But Beautiful 
3.   I Ain't Got Nothin' But The Blues 
4.  Our Love Is Here to Stay
5.  Deep Purple 
6.  Just Squeeze Me 
7.  Make Me A Pallet On Your Floor 
8.  Our Love Is Here To Stay - take 1 version 
 
Becca Stevens (vo)
Elan Mehler (p)
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「But Beautiful 」。
 
 
もしや。。ゴールデン・ウィークに突入?
我が家は、暦通り、もちろん、旅行なし。。
 
んじゃ、退散♪

2021年4月28日 (水)

『ジャズ批評 221号』がでました〜♪

221
特集は、
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
『ジャズ・テナーならこれを聴け! 』
●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●◎◎◎◎●●●●
45人の方がそれぞれの5枚を選んだ回答が載っています。
甲乙はつけてないのですが、名前があがった回数が多いのが、
「ジョン・コルトレーン」「スタン・ゲッツ」が13人。「ソニー・ロリンズ」が、11人。
私の5枚。
『Crescent / John Coltrane』
 
『Way Out West / Sonny Rollins』
 
『Speak No Evil / Wayne Shorter 』
 
『People Time / Stan Getz  Kenny Barron 』
 
『Lift: Live at the Village Vanguard / Chris Potter 』
 
 
いつもの「新譜紹介」は、4枚。
★『『Pallet On Your Floor / Becca Stevens & Elan Mehler 』★
 
★『Tone Poems / Charles Lloyd & The Marvels』★
 
★『Uneasy / Vijay Iyer』★
 
★『Bayou / Thomas Stronen』★
 
 
New Disc Pick Upは、2枚。
 
 
★What we like / Rich & Ricci ★
 
★Into The Forest / 永武幹子★
 
 
んじゃ、退散♪

2021年4月25日 (日)

ヤられたッ! 『Islands / Alboran Trio』

Islands
 
 
ブログを始めて間も無い頃、ブログ仲間に推薦されて、すぐに恋に落ちたアルバムがある。
それが、このトリオのデビュー作『Meltemi』
2006年リリースだけど、ブログにあげたのは2007だった。
この後、同じACTレーベルから1枚リリースし、ながらく音信不通だったのだが、、、
チェックの甘い私は、年末になって、ドラムが変わったAlboran Trioが、自主出版でアルバムをだしたのを某ジャズ批評の選考で知ったのだった。。汗
しかも、金賞とってしまった。。あぁ、、クリスマス・シーズンだったしねぇ。。(ぼやき)
 
気がついた頃には、手に入りにくくなってしまっていて、今頃、聴いているわけです。汗
録音は、ステファノ・アメリオ、各楽器の音が輪郭が綺麗に撮れていて、臨場感がありますよね。
 
ピアノとベースのユニゾンから始まる「Les Voix S’En Vont」。叙情的な中にも明るさがある。
パーカッションの音に遠くアフリカを感じる「Human」。
ブラシで引き締まる「Canto Quantico」。
「Earth Breath」疾走感あるパーカッション、空を泳ぐピアノ、ベース。
哀愁浮遊系「Puerto Natales」。
3人の強い個性が綺麗にまとまった「Multiple Frames」。
少しダークでアヴァンギャルドな「In Un Altrove」、これ、かっこいいです。
どうなんでしょ、Alboran Trioのイメージとは少し違うのかもしれませんが、こういう曲でそれぞれのレベルの高さがよくわかる気がします。
「Frug」、スティック音も素晴らしい。ドラマーのフェルディナンド・ファラオは、欧州のドラマーらしくドラムとパーカッションの両刀使いなのですが、どの曲でも創造力豊かな素晴らしい叩きっぷり。そして、歪ませたアルコが入って先鋭的。
ベース・ソロから始まる「L'origine E’La Meta」は、叙情的トリオ演奏。
どこか東洋的な調を感じる「Due Passi Nel Mare」、日本で人気があるわけですよねぇ。
ピアノとベースの掛け合いがお見事「Triodiversity」。
抽象的な美しさ「Essential Is No Longer Visible」。ミステリアスで疾走感ある「Willywaw」。
終演は、不思議な雰囲気を持った「Arriva Entre Los Picos 」、3人の個性全開、白眉。
 
 
久しぶりに聴いたのですが、やっぱり、日本人の感性にあった情緒を持ってる気がします。
特に、ピアノが。。リリカル&叙情的で片付けられそうなのですが、
かなり芯の強い個性的なトリオかと…ヤられた。。
 
 
1. Les Voix S’En Vont
2. Human
3. Canto Quantico
4. Earth Breath
5. Puerto Natales
6. Multiple Frames
7. In Un Altrove
8. Frug
9. L'origine E’La Meta
10. Due Passi Nel Mare
11. Triodiversity
12. Essential Is No Longer Visible
13. Willywaw
14. Arriva Entre Los Picos 
 
Paolo Paliaga (p)
Dino Contenti (b)
Ferdinando Farao (ds)
 
今日のおまけは、ご本人たちがあげていたオープナーの「Les Voix S’En Vont」。
 
 
んじゃ、退散♪

2021年4月24日 (土)

限りなく透明でアンビエント 『Bayou / Thomas Strønen  Ayumi Tanaka  Marthe Lea』

Bayou_20210423112801
3人連名、ノルウェー在住のミュージシャン達によるアンビエントなサウンド。
ドラマーで作曲家のトーマス・ストレーネンは、日本では知名度は少ないけど、北欧の音楽シーンでは引く手数多。ECMでは、リーダー作を含め7作に参加。
 
今作は、2018年のストレーネンのアルバム『Lucas』に参加していたノルウェー在住の日本人ピアニスト田中 鮎美と、クラリネット奏者・ヴォーカリスト・パーカッショニストのマルテ・リーとのトリオ。
3人は、オスロの王立音楽アカデミーで、一緒に学んだ仲間。今回は、学生の時から切磋琢磨してきたトリオで満を持してのECMデビュー。
 
オープナーは、ノルウェーの古いトラッドでタイトル曲「Bayou 」。ドラムとピアノの静間か誘いからリーの歌が厳かに入る。どこまでも透明で心に沁み通る。
パーカッションとドラムから入る「Pasha」、ピアノ音、残響音?どこまでも静かな音と音の掛け合い。
暗い水中にいるようなピアノの誘い「Duryea」、クラリネットの響きと反応すると少し熱く。
水中を漂うような美しいピアノが印象的な「Nahla」。
「Varsha」は、深い淵から聴こえてくるようなクラリネットの響きが心に残る。
深い深い谷で交わすトロルの会話みたいな「Eyre」。
遠くへ遠くへ連れ去れそうになる「Dwyn」、深遠なる心の奥を覗き込むむ自分。
「Bayou II」、「Bayou」の別ヴァージョン、ほぼアカペラ。
「Como」、物悲しく3人の楽器の響きが重なる。
終演は、「Chantara」、抑えられた音が響きあって、器から水がこぼれ落ちるような緊張感。
 
全てにおいて、自然発生する流れを重要視した即興音楽。
少ない音数で、限りなく透明でアンビエントなコンテンポラリー・サウンド。
メロディは、ほぼ出てこなくても美しいサウンドでした…
 
1.Bayou
2.Pasha
3.Duryea
4.Nahla
5.Varsha
6.Eyre
7.Dwyn
8.Bayou II
9.Como
10.Chantara
 
 
Thomas Strønen (ds,perc)
Ayumi Tanaka (p)
Marthe Lea (cl,vo,perc)
 
 
今日のおまけはは、ご本人があげていた「Varsha」。
 
 
んじゃ、退散♪

2021年4月21日 (水)

音で絵本を 『絵のない絵本 / 旅する音楽トリオ』

Photo_20210421111901
 
昔の知人の繋がりから、素敵なアルバムが送られてきた。
絵のない絵本は、デンマークの作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの本で、貧しい作家に月が語った物語を作家が書き留めた、と、いう作品。知っている人も、好きな人も多いと思う。
絵はなくとも、鮮やかにシーンがたちあがる不思議な絵本。
アンデルセンは、「悲哀」を物語に落とし込むのとても上手、子どもの頃、泣きたい時にいつもアンデルセンの「もみの木」を読みましたよ。脱線m(_ _)m。
 
さて、このタイトルをつけ、音で物語を語ろうと演奏しているのが、「旅するトリオ』が、このアルバムで3曲の曲を提供しているリーダーのピアニスト、大森 聖子、東北からジャズを発信しつづけているサックス奏者、名雪 祥代、音色とテクニックの素晴らしいベーシスト、小美濃 悠太。
 
オープナー「Improvisation I 」は、ソロ・ピアノ。夢の世界に誘うような優しいタッチ、ロマンチックで心落ち着く時間。
「第十六夜 道化師」、軽快でアグレッシブな中にどこか悲しげな思いを感じるのは、「道化師の悲しい恋」を想像するからだろうか?
「絵のない絵本 」。タイトル曲は美しいアルコで始まる、叙情的な流れは、欧州の美しい都市コペンハーゲンの街角に誘ってくれる。
「第二十八夜 白鳥 」、ソプラノを美しく響かせ、アルコとゆったりと重なると、次第に空高く飛翔、静かで優雅。
冒頭のアイリッシュ・ダンスのような情熱的な響きは、アルコで奏でる哀愁の「Green Sleeves」のテーマ。美しいピアノ演奏の後にもどこか遠くになり続け、流麗で硬質なピアノとエモーショナルなサックスが時空を超える。
終演は、ソロ・ピアノ「Improvisation II 」、寄せては返す波をを見ているように、様々に想いを馳せる…。
 
オープナーとクロージングに、ソロ・ピアノを配し、タイトル曲を中心に一冊の絵本のように仕上げた作品。
遠い世界に想いを馳せよう…。
 
 
1. Improvisation I 
2. 第十六夜 道化師 
3. 絵のない絵本 
4. 第二十八夜 白鳥 
5. Green Sleeves 
6. Improvisation II 
 
大森 聖子 (p)
名雪 祥代 (ss) #2,3,4,5
小美濃 悠太 (b) #2,3,4,5 
 
大変、ありがとうございました。m(_ _)m
 
今日のおまけは、ご本人があげていたPV。
 
 
んじゃ、退散♪

2021年4月18日 (日)

まさかのイギー・ポップがハマってる 『Breathe / Dr. Lonnie Smith』

Breathe
 
 
閣下のところで、ハモンドB-3オルガンのレジェンド、ドクター・ロニー・スミスの新譜にイギー・ポップが参加してることを知って、ええ??って、試聴したら、めちゃかっこいいので買ってしまった。。汗
 
オルガン音楽に、絶対必要なのは、ギタリストだけど、、長年彼の脇を固めてきたのは名手ジョナサン・クライスバーグ。そして、ドラマーはジョナサン・ブレイク!
これだけでも、買いなんだけど、オープナーと終演の2曲で参加しているイギー・ポップが、らしくないんだけど、、めちゃちゃいけてる。笑
 
真ん中の6曲は、NYのジャズ・スタンダードでのライブ音源。
うち、4曲は、ニューヨークの俊英のテナー、バリトン、トランペット、トロンボーンが入り、そのうちの1曲には次世代ヴォーカリストのアリシア・オラトゥヤが参加。
 
オープナーの「Why Can't We Live Together」、トリオにパーカッションが加わり、ファンキー&ソウルなポップなサウンドにソフトなイギー・ポップの歌がはまる。クセになるぅ。
 
「Bright Eyes」ここから、ジャズ・スタンダードでのライブ、洗練された4管サウンド。粋で稲瀬な「Too Damn Hot 」。アクセントが強調されたシリアスな「Track 9 」。
トリオ演奏で「World Weeps」、オルガンとギターが溶け合う音は美しく、ゆったりしたギターの響きに切ない。
ヴォーカリストのアリシア・オラトゥヤがゴスペル感漂わせて参加の「Pilgrimage 」、オルガンのロングトーンは荘厳で、ギターの豊かなフィーリングがグッとくる。ここまで、ロニー・スミスのオリジナル。
セロニアス・モンクの「Epistrophy」、集団での即興が面白い。
 
終演は、再びイギー・ポップが参加してファンクの味付けがめちゃいけてる「Sunshine Superman」。
きゃあ〜!!やっぱり、伊達にこの世界を生き抜いてきてるわけではないですねぇ。この後味、、凄い。
 
踊りたくなること間違いなし。
久しぶりに『Alligator Boogaloo』でも聴くかな。
 
 
1. Why Can't We Live Together feat. Iggy Pop
2. Bright Eyes (Live)
3. Too Damn Hot (Live)
4. Track 9 (Live)
5. World Weeps (Live)
6. Pilgrimage (Live)
7. Epistrophy (Live)
8. Sunshine Superman feat. Iggy pop
 
 
Dr. Lonnie Smith(hammond (B3)
Jonathan Kreisberg (g)
Johnathan Blake (ds)
 
John Ellis (ts) #2,3,4,6
Jason Marshall (bs) #2,3,4,6
Sean Jones (tp) #2,3,4,6
Robin Eubanks (tb) #2,3,4,6
Alicia Olatuja (vo) #6
Richard Bravo (perc.) #1,9
Iggy Pop (vo) #1,9
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Why Can't We Live Together」。
 
 
ソフト&メロウなイギー・ポップじゃありませんかぁ。。
 
んじゃ、退散♪

2021年4月17日 (土)

前トリオからイメージ一新 『Uneasy / Vijay Iyer 』

Uneasy_20210417084801
 
音楽を通して思索の旅を続ける、米国のヴィジェイ・アイヤー。
ECM7作目は、ピアノ・トリオというシンプルな構成。
ピアノ・トリオは、ACT時代の『Break Stuff』以来らしいので、6年ぶり?
この時のトリオのメンバーでは、来日しており、ACT時代にもアルバムだしている長い付き合い。
ベースがステファン・クランプ、ドラムがマーカス・ギルモアで、かなり、精通し理解しあったトリオだったとおもう。
 
でも、今回、メンバー一新。
前々作の3管セクステット『Far From Over』で、洗練かつアクティヴなドラム・ワークで、大きな存在感のあったタイショーン・ソーリー。
そして、パット・メセニーも惚れ込む、強靭でしなやかな女性ベーシスト、リンダ・オー。
 
この20年来演奏してきた曲も含めて彼のオリジナル曲が8曲とコール・ポーターの 「Night And Day」、ジュリ・アレンの 「Drummer Song」で、全10曲。
 
オープナーの「Children of Flint」、「Combat Breathing」と、流麗なアイヤーのピアノとグルーヴィーな2人との演奏に驚く。ソーリーのプッシュに押されるようにテンションあげるピアノ。
 
モダンで華やかな「Night and Day」は、軽快で心躍る。
マイク・ラッドとの共作「Touba」は、エネルギッシュ。
ミニマル・フレーズが美しいジュリ・アレンの「Drummer's Song」、次第にヒートアップ。
 
オリジナルに戻って、どこか不安定な心もちになる「Augury」。
息がしっかりあったリズミカルな「Configurations」。高速フレーズの音の粒立ちが素晴らしい。
タイトル曲「Uneasy」、2011年にダンス・カンパニーのプロジェクトのために創った曲。10年たって、このタイトルはより深い意味合いを持つものとなって私たちに襲いかかってくる。
警告音のようにも聞こえるアイヤーの反復フレーズ、ヒートアップ後の静けさ、最後は希望の光か。
流麗な中にグルーブを感じる「Retrofit」。
終演は、気持ちが非常に昂ぶる「Entrustment 」。
 
 
神業的演奏と反応、知的高揚感がある。
プロジェクト・リーダーとしても素晴らしい能力を発揮してきたアイヤーですが、
今回はジャズ・ピアニストとしてのアイヤーの実力の高さをストレートに感じました。
基本的には、リズムありきの姿勢は変わってないのだとおもいますが、打楽器的なフレーズが柔らかくなって、叙情に訴える部分が多かった気がする。
その肝は、リンダ・オーですかねぇ。。
 
 
1.Children of Flint
2.Combat Breathing
3.Night and Day
4.Touba
5.Drummer's Song
6.Augury,
7.Configurations
8.Uneasy
9.Retrofit
10.Entrustment 
 
Vijay Iyer (p)
Linda May Han Oh (b)
Tyshawn Sorey (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Children of Flint 」。
 
 
閣下も仰っていたのですが、いわゆるECMぽくない内容だとおもいます。
それだけ、アイヤーは信頼と期待があるのでしょうかねぇ。
 
んじゃ、退散♪

2021年4月14日 (水)

白熱!エッヂの効いた超タイトなサウンド  「Kazuki Yamanaka Quartet @ Jazz FLASH (4/13)」

Kazuki Yamanaka Quartet @ Jazz FLASH (4/13)
山中 一毅 (as & ss)
渡辺 翔太 (p) 落合 康介 (b) 大村 亘 (ds)

 

Kazuki_yamanaka

 

サックス奏者の猛者、山中 一毅。
去年FRESH SOUNDリリースした『Dancer In Nirvana』は、ニューヨークで活躍する奏者との即興を中心としたアルバムなのですが、

とても美しい瞬間に溢れたアルバムだとおもいました。
なので、去年は発売ツアーが、コロナで延期になって残念でした。


今回は、彼のオリジナルを演奏するパーマネントなバンドだそうです。
したがって、休憩を含めての2セット、彼のオリジナル。

1セットめが、
「Dancer In Nirvana」、「新曲」、「新曲Miyako」
これらは、彼の日常からインスピレーションを受けて作曲した曲。
そして、「Donna Lee」を解体し構築しなおした曲。
芯のしっかり詰まったエッヂの効いた音で、集中力高く気合いの入った自在な演奏。
リーダーの貫禄十二分!偉そうで申し訳ないのですが、また、大きく成長してる!

2セット目は、スタンダード「It Could Happen To You」を構築しなおした「It Could Happen To Lee 」。リーは、お師匠さんのリー・コニッツ氏、彼にこういう作曲方法を勧めてくれたことへの敬意も含めて。


「Tears of Hiroshima」、「Beyond Purgatory」
ここ流れは、特にすごかった、このライブのハイライト。まさに、怒涛、魂の叫び。
奏者の皆さんと一緒に、両側の方達が大揺れでございましたね。
終演は、「Reminiscence」。当然のアンコール、すみませんタイトル失念。m(_ _)m

 


インスピレーションを大切に、仲間と瞬時に交わす演奏の数々。
即興主体で、アヴァンギャルド、エッヂの効いた超タイトなサウンドに聴き入りました。いや、熱狂。

優しい繊細なタッチなのにグルーヴィなピアノ、えっって、斬新でアメージングなベース。
そして、リーダーの陰で手が千手観音のように見えた美しすぎるドラム。
もう、白熱の幸せ過ぎる時間でした!

 

去年の9月のピットインのライブを収めた「Beyond Purgatory ~Live at Pit Inn 2020~」。
なんと、ブルーレイで、ジャズウ評論家の中川よう氏のライナーも含め、20頁のリフレット付き。
はい、お買い上げしましたよ。読まなくちゃね。

こんな時に新潟で、気鋭のミュージシャンの今を聴くことができるのは、大変ありがたい凄いことです。
ミュージシャンの皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m
そして、感染対策バッチリで、ライブを開催してくださったマスターと女将さん、ありがとうございました。

 

また、いらしてくださいね。
んじゃ、退散♪

2021年4月11日 (日)

ずっとミニマルなフレーズが頭に残る…『Entendre / Nik Bartsch』

Entendre



スイスのピアニスト、作曲家、RoninやMobileのリーダーとして知られているニック・ベルチュのソロ・アルバム。ECMでは、はじめてのソロ・アルバムだそうです。


「Modul」という名前のトラックがならんでいますが、「Modul」は、最終形態としての楽曲ではなくて、テンプレートのようなものと捉えているようです。
ナンバーのふられた「Modul 」は、発展させたり、組み合わせたりして、新たな作曲や演奏、即興のアイディアを得ることができるのだそうです。




オープナーの「Modul 58_12」、タイトル通り「Modul 58」と「Modul 12」を組み合わせたもの、ミニマルなフレーズ、タッチ、複雑な重なり、反復の高揚感。
「Modul 55」、内部奏法などを使い、様々な音が現れる。
「Modul 26」、ディレイのような効果、、神秘的、反復につぐ反復に音酔いしそう。
「Modul 13」、ベース・ラインを思わせる反復が印象的。
「Modul 5」、モールス信号のような微細なタッチからスリリングでエモーショナルな演奏まで。
終演は、「Deja-vu, Vienna」、硬質な音が雨垂れのように静かに降りそぞぐ。もしかしたら、「Modul」のどれかが組み込まれているのかもしれない。


硬質な音、ミニマルなフレーズが、、ずっと、頭に残ります。



1.Modul 58_12
2.Modul 55
3.Modul 26
4.Modul 13
5.Modul 5
6.Deja-vu, Vienna



Nik Bartsch (p)




今日のおまけは、ご本人があげていた「Deja-vu, Vienna」。







んじゃ、退散♪


2021年4月10日 (土)

自然体でリラックスした表情が素敵 『You Should Have Told Me / Ellen Andersson』

You_should_have_told_me_20210410085201
 
「トゥシェ」という北欧のヴォーカル・グループでも活動しているスウェーデンの女性ジャズボーカリスト、エレン・アンデションの4年振りのアルバム。
4年前のアルバムは持ってないのですが、ジャズ批評の「ジャズオーディオ・ディスク大賞2020」ヴォーカル部門の銀賞でした。
最終選考で1票いれたけれど、アルバムを持っていなかったので、購入、やっと、きました。
 
オープナーは、タイトル曲「You Should Have Told Me」、ピーター・アスプルンドのトランペットも決まってクールで小粋。
ストリングも入って、しっとりと丁寧に「Once Upon A Summertime」。
口笛も入ってインティメイトな語り口調「You've Got A Friend In Me」。
少し妖艶に艶っぽく「Just Squeeze Me」、ミュート・トランペットが味わい深い。
ヴォーカルの独奏で始まる「 Too Young」、ギターの寄り添いがロマンチック。
少し掠れた声に滲む感情表現がお見事「The Thrill Is Gone」。
「'deed I Do」、軽快にスキャットを飛ばす。独特のアレンジでキュートに「Blackbird」。
 
終演は、感情をしっかり込めて、静かに静かに「 I Get Along With You Very Well」。
 
曲によって、キュートで瑞々しい可憐な少女と、艶やかな妖艶さを表現。
全曲、リラックスした自然体の歌唱が、素敵です!
 
1. You Should Have Told Me
2. Once Upon A Summertime
3. You've Got A Friend In Me
4. Just Squeeze Me
5. Too Young
6. The Thrill Is Gone
7. 'deed I Do
8. Blackbird
9. I Get Along With You Very Well
 
Ellen Andersson(vo)
 
Joel Lyssarides (p) #1,2,6,7,8,9
Anton Forberg (g) #4, 5, 8, 9
Niklas Ferngvist (b)
Johan Lotcrantz Ramsay (ds)
Peter Asplund (tp) #1, 4
Johanna Tafvelin (vn) #2, 6, 8
Nina Soderberg (vn) #2, 6, 8
Jenny Augustinsson (vla) #2, 6, 8
Florian Erpelding (cello) #2, 6, 8
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「 You've Got A Friend In Me」。
 
 
 
 
好きな声なんだなぁ。。今後も楽しみ!
んじゃ、退散♪

2021年4月 4日 (日)

ECMから田中 鮎美が参加するアルバムが!

ノルウェーの重要ドラマーのトーマス・ストレーネンが4月に新譜をだすのですが、

2018年のトーマス・ストレーネンのアルバム『Lucas』に参加していたノルウェー在住の日本人ピアニスト田中 鮎美と、クラリネット奏者・シンガー・パーカッショニストのマルテ・リーとのトリオ作品なのです。

 

3人は、オスロのオスロの王立音楽アカデミーで、ともに学んだ仲間だそうで、今回は、そのトリオで満を持してのECMデビュー。

 

★ Bayou / Thomas Stronen ★

 

Bayou

 

1. Bayou
2. Pasha
3. Duryea
4. Nahla
5. Varsha
6. Eyre
7. Dwyn
8. Bayou II
9. Como
10.Chantara

 

Thomas Strønen (ds,perc)
Ayumi Tanaka (p)
Marthe Lea (cl,vo,perc)

 

トーマス・ストレーネンが、2曲あげていたのですが、そのうちの「Varsha」。

 

 

どうでしょ?
透明でアンビエントなコンテンポラリー・サウンド?
って、感じでしょうか?

 

んじゃ、退散♪

2021年4月 3日 (土)

開放感ある幽玄唯一な世界 『Tone Poems / Charles Lloyd & The Marvels』

Tone_poems
 
米国のレジェンド・サックス奏者、チャールス・ロイド。
ブルーノート・レーベルに復帰して6作目、マーヴェルス名義では3作目。
メンバーは、お馴染みのギターのビル・フリゼール、スティール・ギターのグレッグ・レイズ、ベースのルーベン・ロジャース、ドラムのエリック・ハーランドの4人。
 
オープナーから2曲、オーネット・コールマンの曲が続く。
オープナーが「Peace」というのは、意味深調。ハーランドのタイトなドラムの上をメンバーの浮遊感ある演奏で繋ぐ。
「Ramblin’ 」は、汽笛のような効果音、掛け声で、グングン快速、ウネウネしたソロもはいるけど、超ハッピーな雰囲気。
ギターとスティール・ギターの音色で始まるレナード・コーエンの「Anthem」、ヴォーカルはいないけどロイドのサックスが、、しみじみと歌いまくる。
フルートに持ち替えたオリジナル「Dismal Swamp」の爽やかなこと。続く「Tone Poem」もオリジナル、冒頭の緊張感あるドラムとのデュオ、他のメンバーがシットインすると和やかな空気が流れる。
セロニアス・モンクのバラッド「Monk’s Mood」、スイートにロマンチックに。
キューバのボラ・デ・ニエベの「Ay Amor 」、エレガントの曲調はフリゼールにぴったり。
ハンガリーのギタリスト、ガボール・ザボの「Lady Gabor」、軽快に情熱的に。
終演は、オリジナルで「Prayer」、ボーイングも入ってゆったり幽玄な演奏…余韻を残して。
と、ジャズやブルース、アメリカーナ等々の様々なジャンルを行き来した、彼特有のハッピー感と強面感が共存する高揚感あるサウンド。
社会や人々へのメッセージが、曲や演奏にしっかり込められている。
何より御歳83歳の脂の乗り切った吹きっぷりが素晴らしい!
スリリングで緊張感あるアンサンブルの中でも常に開放感たっぷりに歌っている。
そして、フリゼールさまとは、きっと、永遠のおともだちですね♪
 
 
1.Peace
2.Ramblin’ (Ornette Coleman)
3.Anthem (Leonard Cohen)
4.Dismal Swamp (Charles Lloyd)
5.Tone Poem (Charles Lloyd)
6.Monk’s Mood (Thelonious Monk)
7.Ay Amor (Villa Fernandez Ignacio Jacinto)
8.Lady Gabor (Gabor Szabo)
9.Prayer (Charles Lloyd)
 
Charles Lloyd ( ts, as, fl) 
Bill Frisell (g)
Greg Leisz (steel guitar)
Reuben Rogers (b)
Eric Harland (ds)
 
今日のおまけは、レーベルのあげていた「Peace」。
 
 
新潟で3月に桜が満開なんて、、ありえないっ!!
 
んじゃ、退散♪

« 2021年3月 | トップページ | 2021年5月 »

無料ブログはココログ