人生を語り合う 『譚歌 Ⅱ / 金澤 英明 石井 彰』
『譚歌 』の続編がでました♪
去年、コロナによるパンデミックが始まった頃、お二人は新譜を提げて新発田のバードさんで、ライブをしました。
あれから、、ほぼほぼ一年、残念ながらコロナ禍は収束していませんが、ソーシャルディスタンスを保ちながら、新しいルールでの社会生活を続けています。
そんな中、今年になって『譚歌 Ⅱ 』をリリースしたお二人が、来潟してライブを二箇所で開いてくれました。
新発田のバードさんと、阿賀野市出湯の愛着珈琲さん。私は、日曜日の昼間の時間帯だった愛着珈琲さんに行って、再びノックアウト状態。笑
音に痺れて、音に恋した二時間でした。その時、購入したアルバムでっす。
オープナーは、ブロニスロウ・ケイパーの「Hi-lily,Hi-lo2」、「On Green Dolphin Street」の作曲者ですね。それは、甘く可憐な演奏。
ベース・ソロから始める「TIDE」、一音、一音確かめるような少ない音数。動き始めてからの阿吽、互いのソロのバッキングというより、一緒に音を奏でる会話のような演奏。即興の妙が詰まってる。
坂本龍一の「Bibo no Aozora」、切なさを音にしたような狂おしさ、溢れ出るロマンチシズム。
眈々としたベース・ソロが続く「Esperanza」、ピアノが加わり次第に秘めた情熱を帯びる。
ベースとピアノのコントラスト素敵な「Sabi」。
ビル・エヴァンス の不思議なテーマを持つ「 Loose Bloose」。どこか気怠さを感じさせつつ、掛け合いは流石。
「Ebb Tide」、ボーイングが重ねらた部分は異次元にいきそう、そして、テーマにはいる時、ゾクゾクっと来ます…。
どこかに流れていってしまいそうな「Elegy」。自由奔放な「 I Love Paris」。
これからのことは、考えすぎてもダメだよ、って、「Que Sera Sera」。
ずしーんと、音が体に入り込んできます。
金澤さんの指が弦を弾けば、ストレートに心の襞をふるわせる。
石井さんが、グッと集中すれば、時空に潜んでいた美しいメロディが舞い降りる…
裏に表になりながら、それぞれのソロにつける相手の音が素晴らしい!
短い少ない音でも、こうくるか!と、ぞっくっっと、痺れる。。
人生を語り合う神の領域でした。
1. Hi-lily,Hi-lo
2. TIDE
3. Bibo no Aozora
4. Esperanza
5. Sabi
6. Loose Bloose
7. Ebb Tide
8. Elegy
9. I Love Paris
10. Que Sera Sera
金澤 英明 (b)
石井 彰 (p)
今日のおまけは、お二人が運営されている譚歌チャンネル。
すでに、47回目だそうです。
んじゃ、退散♪
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