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音楽で拡がる輪

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2021年3月28日 (日)

深遠な表現が心打つ 『Hanamichi - The Final Studio Recording / Masabumi Kikuchi 菊地 雅章』

Hanamichi
 
不覚にも手元に届くまで、ECMからの作品だと思い込んでました。汗
2015年に鬼籍に入った、ピアニスト菊池 雅章の2013年12月のラスト・レコーディングがリリースされることになった。プロデューサーは、サン・チョン。
と、ここまでで、早飲込みの私は、、ECMからなんだなぁ。。って、思い込んでいたのだが、、
 
なんと、サン・チョンは、ECMを辞めていて、Red Hook Records(日本版はキング・インターナショナルの取り扱い)からのリリース。
このニューヨークでのスタジオ録音を仕切ったのは、サン・チョン自身だったので、菊地本人が亡くなっている現在、アルバムとしてリリースされたことは、非常に灌漑深いものだと思う。
そして、最期まで、ピアノ道の求道者であろうとした菊地 雅章が、納得した演奏でもあったよう。
 
2016年にリリースされた『Black Orpheus 』は、2012年の東京でのライブ録音で、即興が大部分だったのですが、今回は、サン・チョンの求めに応じてスタンダード中心の6曲。
 
オープナーは、古い映画音楽「Ramona」、透徹で瑞々しく美しい、誰にも媚ることのないバラッド。
痺れるような音の連続「Summertime 」は、瞑想の世界。
録音の日にち違いの「My Favorite Things」。不響音で潜り込んでしまいそうな「My Favorite Things I」、音と音の間に余韻の多い「My Favorite Things II」。
様々な音が共鳴しあっているような「Improvisation 」。
終演は、愛娘にたいする慈しみの気持ちのこもった「Little Abi 」、終始、敬虔な祈りのような穏やかさ。
 
 
音数は極度に限られ、一音一音に必然性を持ち、残響音が共鳴しているような音の使い方。
ダイナミクスを駆使した深遠な表現が、心打つ…
 
 
1. Ramona 
2. Summertime 
3. My Favorite Things I 
4. My Favorite Things II 
5. Improvisation 
6. Little Abi 
 
菊地 雅章 (p)
 
今日のおまけは、レーベルのあげていた「Little Abi 」。
 
 
『花道』というタイトル、満開の桜の写真… (って、梅でした。汗)
 
んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんにちは。

「ピアノ道の求道者」とはまさに言いえて妙ですね。そこから生まれる素晴らしい音楽に菊地雅章の透徹な美学を感じざるをえません。こんな作品が残されていたことに感謝しなくてはならないですし,そういう機会を作ったSun Chungには頭が下がります。

まさに感動の一言でした。ということで当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2021/03/post-53974f.html

閣下、、、
自らが見出したピアニストの最後を飾ってあげたかったんですね。
時間がかかったこと、ECMを退職したこと、、関係ありそうですよねぇ。
私も、背筋が伸びる思いでした。

リンクをありがとうございます。

今になってこのアルバムが出てきてくれて、非常にうれしいです。Sun ChungがECMを辞めたいきさつは分かりませんが、このアルバムを世に出したかったんじゃないかな、と思います。まさに「花道」ですね。今もこのアルバムを、流しながら...。

当方のブログアドレスは以下の通りです。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2021/03/post-ea7317.html

工藤さまは、お花見はいたしましたか?
横浜の友人が、もう、桜もおしまいよ、っと、メールをくれました。

ラーナーの言葉もジンときましたよね。
『Black Orpheus 』とYouTube上にあがっていたライブの音源と、、
随分とイメージが違っていたので、、
この作品は、サン・チョンのレーベルからだせて良かったのかもしれませんね。

 ピアノソロはもう完全に独自の世界ですから・・・聴き応えありますね。
ここに描く世界は、我々の心に響いてきますね。
最後のスタジオ・レコーディング・・ここには人生も感じます。
 ところで、ジャケは、どうなんでしょう・・知識の無い私には「梅の花」に見えるのですが・・・と、すると花ことばは「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」というところで、
「桜の花」とすれば・・・品種によって違うようですが、ソメイヨシノの花言葉は「優れた美人」「精神美」だそうです。

風呂井戸さま!
これは、たぶん梅ですね!!
時期的なことで、桜と思い込んでました!!
花びらが丸くて、軸がないのは梅です。
追記しておきますね。ありがとうございました。m(_ _)m

再びコメントお許しください
とにかく、結論的に私のように歳を取りますと、このアルバムの一つ一つの音が、私自身の人生に回顧させる響きがあって印象深いです。
ようやく私のブログにも感想を書かせて頂きましたので、TBさせてください。↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-9430bb.html

風呂井戸さま

仰せのとおり、ただ美しいでは終わらない作品でしたね。
歳を重ねると、誰しもが様々な思い出を心にもっていますものね。
リンクもありがとうございました。

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