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音楽で拡がる輪

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2021年2月20日 (土)

捨て曲なし、心温まる贈り物 『Another Story / Shinya Fukumori (福森 進也)』

Another_story
2018年に、ECMよりリーダー作『For 2 Aki』をリリースし、日本でもその繊細なシンバル・ワークで、クワイエット・シーンを支えるアーティストとの共演も多く、『land & quiet』でも、感受性鋭い素晴らしい演奏を聴かせてくれたドラマー、福森 進也。
コロナ禍、上京を抑えているのですが、生で聴きたいドラマーです…。
 
なんと、去年、ご自身のレーベル「nagalu」を立ち上げ、この『Another Story』をリリースしました。メンバーを確認して、すぐ予約!だって、もう、大好きなアーティストがぞろぞろ。。
ちょっと高いなぁ?って、よく確認したら2枚組だったです。ますます、楽しみ♪
 
到着してびっくり、、質の良い便箋のようなカバーは、シオン?の押し花が施されており、中には手書きのセットリスト、そして、ご本人のサインがありました!
これだけで、彼のファンならば、音楽を聴く前からテンション・アップですよね。
でも、12月は、私は毎年クリスマス月間なので、この2枚組のアルバムは、年明けまでオアズケ。いろいろあって、、やっと、ゆっくり、、聴いています。
「悲しくてやりきれない」と、ヴォーカルのSalyuさんとの共作もありますが、その他は彼の定評あるオリジナル。「月」と「花」というタイトルも、なんか、良い。
 
「月」
オープナは、バンドネオンが郷愁を誘う「月はとうに沈みゆき」。ひとつひとつの楽器が闇に溶けていくよう。
アコギとピアノの美しい響きにうっとり「 L.A.S. 」、この胸に滲み入る感はハンパない。
女性ヴォーカルとのデュオ「可惜夜 」と名付けられた即興(Improvisation)、心の呟きを聴いているようなヴォーカルと異次元デュオ。
尺八が入った加藤 和彦の「悲しくてやりきれない」、流れる雲のような寂しいそして温かい男性ヴォーカルに心を持っていかれる。和彦ファンなので、ちょっと辛い。
力強いピアノのソロから始まる「Fallen」、佐藤浩一ピアニストとのデュオは、感情が波たつ。
尺八とアルトの入ったタイトル曲「Another Story」。尺八もアルトも肉声のように聴こえ、その重なりその響きが…なぜか懐かしく感動。
1枚目の終演は、ドラムレスの「美しき魂 - 月 - 」、エレキの残響音次元を超え、月を懐かしむかぐや姫の気分で空を見上げる感じか…。
 
「花」
温かな気持ちで満たされるピアノとのデュオ「Birth」。
ピアノとアコギのハーモニーが気持ちいい「Flight of a Black Kite」、後半の高揚感、バンドの一体感も素晴らしい。
「水光 」と名付けられた即興(Improvisation)は、再び、女性ヴォーカルとのデュオ。光の輝きが水面に映る感じ。かなりプリミティブな部分を刺激するヴォーカリスト。シームレスな感じで、エレキとピアノが加わった「美しき魂 - 花 - 」、優しさと寂しさが同居する。
力強いベースのソロから始まる「Lily」、バンドネオンが音色がドラマを創り出す。
アルトの温かな声にほっとする「Farewell」。
荒野を歩くイメージ「Walk」、男性ヴォーカルとバンドネオンで郷愁漂う。
2枚目の終演は、佐藤浩一のピアノ・ソロ「花は光に導かれ」、私は桜咲く光景が浮かびました。
 
 
適材適所のセッティングで、心安らぐ時間でした。
捨て曲なし(きっぱり)の心温まる贈り物でした。
欧州の音楽と、日本の叙情を融合した世界。
いい曲たくさん、いい演奏たくさん、2枚組になっちゃたのが、よく、わかりますね!
 
 
CD1「月」
1. 月はとうに沈みゆき
2. L.A.S. 
3. 可惜夜 (Improvisation)
4. 悲しくてやりきれない
5. Fallen
6. Another Story
7. 美しき魂 - 月 - 
 
CD2「花」
1. Birth
2. Flight of a Black Kite
3. 水光 (Improvisation)
4. 美しき魂 - 花 - 
5. Lily
6. Farewell
7. Walk
8. 花は光に導かれ
 
福盛 進也 (ds)   CD1#1-6  CD2#1-7
 
林 正樹 (p)  CD1#1,2,7  CD2#2,4,5,7
佐藤 浩一 (p)  CD1#4-7  CD2#1,6,8
藤本 一馬 (el-g, ac-g)  CD1#1,2,7  CD2#2,4,5
Salyu (vo)  CD1#3,7  CD2#3,4
北村 聡 (bandoneon)  CD1#1  CD2#5,7
田辺 和弘 (b) CD1#1  CD2#5
西嶋 徹 (b)  CD1#2  CD2#2
青柳 拓次 (vo, ac-g)  CD1#4  CD2#7
小濱 明人 (尺八)  CD1#4,6
蒼波 花音 (as)  CD1#6  CD2#6
甲斐 正樹 (b)  CD2#7
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Birth」。
 
 
んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさん、おはようございます。
こちら気になっていました。
お値段もいいのと、未聴在庫過多になりつつあるので、
ネット通販のポイント溜まったら入手したいと思います。
情報ありがとうございます。

baikinnmannさま、このメンバーですもの、、
気になりますようねぇ。。

こればかりは、サブスクでもダウンロードでもなく、、
現物が、感動的だとおもいます。
早く、ポイントがたまりますように。

Suzuckさん,こんばんは。

こちらの記事を拝見し,monakaさんも取り上げられていて,大いに気になってしまい,急ぎ購入しました。これはなかなか凄いアルバムが出たものだと思います。旋律はそれほど日本的だとは思いませんが,この「間」といいますか,幽玄なる美学は実に大したものだと思いました。

驚きのアルバムと言ってよかったと思います。ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2021/02/post-0af90a.html

閣下、閣下もお気に召しましたか!

これ、いいですよねぇ。
揺るぎないコンセプト、そして、それを可能にする高いスキル。
楽しみなレーベルができましたね。

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