★ すずっく2020 ジャズ・ヴォーカル 編 ★
★ すずっく2020 ジャズ・ヴォーカル 編 ★
年末恒例の私的ベストです。
今年は、気がついたらリリースされてた、、と言う、盤が多かったです。。
ダニロ・ペレツとの共作。明るさやポップな部分は少ないけれど、2人の鋭い知性と豊かな情感を併せ持った演奏が詰まっている。
現代ジャズの最前線に立つジャズ・ヴォーカリストが真髄発揮。
個人的な体験を通して生まれた曲たちだけど、私たちに、力と勇気を与えてくれるアルバム。
親しみやすいメロディで、癒しの歌声で、強い想いがこもってる。
歌と楽器の境目が薄く、柔らかく繊細な音のハーモーニーにうっとりするファンタスティックな音風景。
ざっくりとした空気感のある穏やかな色彩を纏う歌声が、ふんわりと優しい光に包まれた抒情的な癒しの空間に誘います。
気怠く魅惑的な雰囲気、ほんの少しだけ、自然な感じのビブラートが入る声に滲み出る情感の発露。
まるで、映画のワンシーンを、次々に観ているよう。
見えないウィルスに怯え、日々を戸惑う我々の、ダンサンブルなストレス・バスター。
極上メロウ&メランコリックで宇宙を行き交うファンタジーなサウンド。
番外編は、今年CDリリースされた『Queen on the Hillside / Jeanette Lindström』。
本来は、2012年に録音?リリース予定だったらしい。
来年は、どんなヴォーカリストのアルバムを聴くことができるだろうか。
たのしみです。
んじゃ、退散♪
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コメント
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もう今年も締めくくりですね。
今年のジャズ・ヴォーカル、四枚はなんとなく共通でした。
No.1がちょっと意外でしたけど・・・なんとなく解るような・・・^^)
私は今年の収穫は、やっぱりメロディ・ガルドーでした。待ってましたから。この手だとジャズ評論家のみなさんも手を上げるのは解っているのですが、前作『Currency of Man』が全く評価無かったのが私は不満でしたね。現代ジャズは既にジャンルは多様化している中で、ついて行けない評論家がいるんですね・・・しょうが無いですが。
と、いろいろとありますが、Suzuck様のお話は非常に参考になっています。今後も広く活動してください。来年も期待しています。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2020年12月29日 (火) 23時00分
風呂井戸さま、一年間お世話になりました。
ヴォーカルの一番は、私的にはエリングさましか考えられません。
って、大好きなんですよ。今回は、社会問題にも言及していて、彼らしいです。
どうぞ、来年もよろしくお願いします。m(_ _)m
投稿: Suzuck | 2020年12月31日 (木) 14時29分