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音楽で拡がる輪

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2020年12月

2020年12月30日 (水)

★ すずっく2020 ジャズ・インスト 編 ★

★ すずっく2020 ジャズ・インスト 編 ★
 
一年間、あっという間でしたね。
ボヤいても、しかたないのですが、、ライブの回数がぐっと減りました。
上京は、しばらく控えるので、地元に来たミュージシャンたちを見逃さないようにしているのですが、、
来年は、状況がかわるといいのですけど。。
 
 

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全編、即興演奏のお手本のような演奏が並ぶ。
人間の持つ様々な感情(喜怒哀楽)に結びつく音が、細胞に潜り込んで刺激を与える凄さ。
 

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共演を重ねた阿吽のカルテットの演奏に、新鮮さやスケール感を求めオーケストレーションを加え、ピンポイントで彩るゲストを迎えた彼の理想郷の音風景。完璧主義者パット・メセニーの音楽人生の集大成ともいえる豪華盤、心を奪われ続ける大スペクタル。
 

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年の瀬にやっと届いた見逃し盤。二人のストレートな歌心が素晴らしい。フレスの歌心がたまりません。

 
 

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ピアノなどの鍵盤楽器から、ギターやベースの弦楽器、ドラムやパーカッションの打楽器、そして本家のリード楽器、、全ての楽器を彼自身が演奏し、多重録音したもの。カラフルな色合いはクリポタ一色。
 

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孤高感漂うトランペットを真ん中に置いて、現代的な手法を使いこなし、グルーヴばっちりの幻想的な空間に仕上げてる。
ダンサンブルでダークでもある、想像超えのかっこよさ。
 

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番外編は、、クリポタを聴くまでランクインしていたのは、私的北欧の三種の神器揃いふみだった『Taste of Honey / Ulf Wakenius』。
 
そして、届くのが遅くて、間に合わなかったのが、工藤さんが教えてくれた『John Piano Solo / Marc Copland』.
 
 
今年のブログアップは、今日までです。
 
今年も、大変にお世話になりました。m(_ _)m
 
来年もよろしくお願いいたします!!
最後に、コロナでお亡くらりになった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
コロナの被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。 
 
んじゃ、退散♪

2020年12月29日 (火)

★ すずっく2020 ジャズ・ヴォーカル 編 ★

★ すずっく2020 ジャズ・ヴォーカル 編 ★
年末恒例の私的ベストです。
今年は、気がついたらリリースされてた、、と言う、盤が多かったです。。
 

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ダニロ・ペレツとの共作。明るさやポップな部分は少ないけれど、2人の鋭い知性と豊かな情感を併せ持った演奏が詰まっている。

現代ジャズの最前線に立つジャズ・ヴォーカリストが真髄発揮。

 

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個人的な体験を通して生まれた曲たちだけど、私たちに、力と勇気を与えてくれるアルバム。
親しみやすいメロディで、癒しの歌声で、強い想いがこもってる。
 

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歌と楽器の境目が薄く、柔らかく繊細な音のハーモーニーにうっとりするファンタスティックな音風景。
ざっくりとした空気感のある穏やかな色彩を纏う歌声が、ふんわりと優しい光に包まれた抒情的な癒しの空間に誘います。
 

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気怠く魅惑的な雰囲気、ほんの少しだけ、自然な感じのビブラートが入る声に滲み出る情感の発露。
まるで、映画のワンシーンを、次々に観ているよう。
 

It_is_what_it_is

見えないウィルスに怯え、日々を戸惑う我々の、ダンサンブルなストレス・バスター。
極上メロウ&メランコリックで宇宙を行き交うファンタジーなサウンド。
 

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Come_in_from_the_rain_20201228145001

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番外編は、今年CDリリースされた『Queen on the Hillside / Jeanette Lindström』。

本来は、2012年に録音?リリース予定だったらしい。

来年は、どんなヴォーカリストのアルバムを聴くことができるだろうか。
たのしみです。
 
んじゃ、退散♪
 

2020年12月28日 (月)

クリポタ色に染まったカラフルな作品 『There Is A Tide / Chris Potter』

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クリス・ポッターの新譜は、このコロナ禍の中で、一人多重録音をしたアルバム。
サイン付きのカードが欲しいばかりに、レーベルから飛ばしたのはいいのだけど、、
何を血迷ったか、、レコードの選択をしてしまいました。
レコードは、とても好きなのですけど、かけるのに時間と場所を選びますよね。
と、、いうことで、年末のギリギリになってしまいました。汗
 
前回の時にブログにでも触れましたが、ここに使われている楽器を全て自分で演奏しています。
 
A面オープナーの「I Had a Dream」から、爽やかなクリポタ・サウンド。
ゆったりしたハーモニーからブリブリとクリポタ節がくる「Like a Memory」。
明るい色彩感覚の「Mother of Waters」の美しいハーモニー。
変拍子全面押しの「Rising Over You」、一人でバトル。
落ち着いた色合いの「Oh So Many Stars」。
 
ここで、B面へ。
 
B面、オープナーは、ポップな感覚の「Drop Your Anchor Down 」。
「Beneath The Waves 」、イケイケ、躍動感満載。
優しいメロディ「Rest Your Hand」。美しいメロディとフルートに心奪われる「As The Moon Ascends」。
終演は、覚悟を感じる曲調と演奏「New Life (In The Wake of Devastation)」。
 
 
彼が、ピアノやギターを弾いている動画は観たことがあるのですが、ここまで本格的に演奏しちゃうとは…。火事場の力持ちをはるかに超える才能ですねぇ。
専門外は、専門家に任せなさいとか言う人は聴かなくていいですよん。
 
まぁ、煽りまくるドラムとか、ピアノとか、ギターとか、、いないわけですから。。
いつもよりは、ブリブリ感は低めですけど、やっぱり、ブリブリ吹いています。笑
 
クリポタ色でそまったカラフルな作品でっす。
 
a1. I Had a Dream 
a2. Like a Memory 
a3. Mother of Waters 
a4. Rising Over You 
a5. Oh So Many Stars 
 
b1. Drop Your Anchor Down 
b2. Beneath The Waves 
b3. Rest Your Hand 
b4. As The Moon Ascends 
b5. New Life (In The Wake of Devastation)
 
Chris Potter (ts, ss, cl, b-cl, fl, a-fl, p, keys, el-g, ac-g, el-b, ds, perc, samples)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「I Had A Dream」。
 
 
サイン付きのカードは、レコード一緒に大事にしまってます。
今年は、コロナ騒ぎで嫌なことばかりでしたが、ブラッド・メルドー、フレッド・ハーシュ、このクリス・ポッター、、他、沢山のアーティストたちが、今しか考えられないアルバムをリリースしてくれました。
ちょっと、救われますよね。
 
んじゃ、退散♪

2020年12月27日 (日)

『ジャズ批評 219号』がでました〜♪

219

 

特集は、ずばり!

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『チャールス・ミンガス 』

 

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ミンガスの軌跡やディスコ・グラフィーなどが記されています。
チャールス・ミンガスのソングブックの頁が興味深かったです。
好きな曲が多いなぁ。

 

いつもの「新譜紹介」は、4枚。

 

★『Abstract Messages / Bungalow』★

 

★『There Is A Tide / Chris Potter』★

 

★『Trio Grande / Will Vinson, Antonio Sanchez, Gilad Hekselman』★

 

★『Songs From Home / Fred Hersch 』★

 

ブログでの紹介が、追いついてないなぁ。。汗

 

次号の特集は、マイ・ベスト・アルバム2020です。

締め切りは1月8日(金)です。
是非、ご応募くださいね!

 

んじゃ、退散♪

2020年12月26日 (土)

ミラクル! 「European Christmas Quartet @ Jazz FLASH (12/25)」

European Christmas Quartet @ Jazz FLASH (12/25)
Ove Ingemarsson (sax)  Fabio Bottazzo (g)
東 聡志 (b) Sebastiaan Kaptein (ds)

 

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11月に、ファビオさんとオーベさんのデュオ・ライブに行ったとき、クリスマスの夜にこのライブがあることを知りました。
むむ、、金曜日のクリスマスの夜に…と、いうわけで、家人を説得してm(_ _)m、いそいそでかけましたよ。
街は、恋人たちが目につきました。。だよなぁ。汗

まぁ、、地元で、このメンバーで、このバンド名で、、行かないとう選択は、私にはなかったのでもの。。
前回、ファビオさんとオーベさんのデュオは、とても穏やかな時間が流れました。今回は、ベースとドラムが加わったカルテット!ジャズ度が増しますよね!

珍しく、最前席右端をとった私、今、フラッシュは席が一つ開けなので、横に荷物(コートとか)置けるんですよ!寒がり着膨れの私にはラッキーなポジション。
日本語と英語が、微妙に入り混じった会話が聞こえてきるアットホームな待ち時間、もう、すでにワクワクです!

1セット目のオープナーは、ファビオさんオリジナル「Paesaggi In Movimento」、サックスがテーマを吹く後ろでの、ギターが美しい。繊細なドラムが全体を優しく包み込む感じ。前回より、ずっと、動きのある演奏。
スタンダード「It Could Happen to You」は、軽快に飛ばす!全体には、さほどアップ・テンポでもなかったのだけど、スピード感が素晴らしい。
オーベさんのオリジナル「Ohana」、どこか日本情緒の感じる優しい曲、サックスとギターの息がいっそうにあってきましたよね。
1セット目の最後は、セバスチャンさんの「DIY」!現代的な曲調でテンポやリズムが多彩で、ドラマーらしいい面白い曲。セバスチャンの沢山の演奏パターンが堪能でき、メンバーの自在なイケイケな演奏で盛り上がった!

 

15分ほどの休憩♪

 

2セット目のオープナーは、ファビオさん曲「Funky Personnel」、ファンキーでグルーブ感満載のギター、そして、切れ味の良い8分音符で駆け抜けるブレッカー・ライクのサックス。ダイナミックなドラム・ソロもよかったなぁ。
オーベさんの曲「Seems Like Yesterday 」、美しいトーンで流麗で淀みなくながれるサックスの素晴らしいこと。ライブ感、完全復帰ですね。
セバスチャンの曲「タイトル失念・・つうか、わからんかった」、優しいメロディなんだけど、やはり、カラフルなドラムが活かされた素敵な曲、演奏。
終演曲は、サックスのアカペラで始まるスタンダード。明るく、軽快でバンド・サウンドも最高。
ずっと、文字通り縁の下の力持ちの東さんのベース・ソロもきまって拍手!
東さん、ラーシュ・ヤンソンファンなのですよ。感慨深かったはずです!

 

当然の、アンコール。
クリスマスの夜に相応しく、「The Christmas Song』、サックスでクリスマス曲を演奏するなら、これですよね!!
温かな音色に包まれて、うっとり…最高のクリスマス・プレゼント。

オーべさんの音、美しく、まるで音に体幹があるような感じ!
ドラムとベースが加わって、スピード感とスリルが加わり躍動感ましまし!
ジャズ度がアップ、ファビオさん、大成功でしたね♪

 

メンバーの皆さん、そして、ジャズ・フラッシュのマスターと女将さん、ありがとうございました。m(_ _)m

2020年12月25日 (金)

パオロ・フレスの歌心がたまりません… 『L’equilibrio di Nash / Roberto Cipelli with Paolo Fresu』

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今日は、クリスマスなので、静かで、穏やかなアルバムをかけたいとおもいます。
 
パオロ・フレスは、大好きなイタリアのトランペッター&フリューゲル奏者。
35年続いている彼バンドのピアニスト、ロベルト・シッペリとデュオのアルバムがこのアルバムです。
二人は、チェット・ベイカーとポール・ブレイのデュオ『Diane』を念頭にアルバムを作成。
 
必要最小限のピアノとフリューゲルの音色に癒される「Donna dona 」が、オープナー。
「Alfonsina y el Mar」の哀愁は、ミュート・トランペットで奏でる。
シッペリのオリジナル「Il momento perfetto」、軽快な丁々発止のやりとり。
ストレートに、チェットとブレイへの敬愛を感じる「Little Girl Blue」。
少しダークな空気での即興「Strategia 1 」。
軽快なやりとりが楽しい「Parlami d’amore Mariù 」、後半に現れる「But not for me」のメロディも楽し!
スティングの名曲「Practical Arrangement 」、シッペリはローズを奏で、フレスの多重録音…響きが胸に沁みる。
シッペリのオリジナル「L’uomo ironico」、ユニゾンも入る軽快さ。
沈んだ空気、少しシリアスな雰囲気の即興「Strategia 2」。
嘆きが浮かび上がる「Lasciatemi morire」。
シッペリのオリジナル「Stillness」、ローズの音色が異世界に運ぶ。
カエターノ・ヴェローゾの「Coraçao Vagabundo」を朗々と。
自由度の高い即興「Strategia 3」。
再び、クラウディオ・モンテヴェルディの曲で「Lamento della ninfa 」しんみり美しい。
タイトル曲でシッペリのオリジナル「L’equilibrio di Nash (Per Moni) 」二人の均衡がお楽しみ。
夢見るような「Pure Imagination」。
終演は、穏やかで美しい「Can’t Help Singing 」
 
終演後、1分半ほどそのまま待ちましょう。
彼らからのクリスマス・プレゼント?、ショパンの「Preludio n° 20 in do min op. 28」が淡々と始まりますから。
 
二人のストレートな歌心が素晴らしい。フレスの歌心がたまりません…。
嫌なことが多かった年ですが、年の瀬はこんなゆったりした音楽で過ごしたいですね。
 
 
1.Donna dona 
2.Alfonsina y el Mar 
3.Il momento perfetto 
4.Little Girl Blue 
5.Strategia, pt. 1 
6.Parlami d’amore Mariù 
7.Practical Arrangement 
8.L’uomo ironico
9.Strategia, pt. 2 
10.Lasciatemi morire 
11.Stillness 
12.Coraçao Vagabundo 
13.Strategia, pt. 3
14.Lamento della ninfa 
15.L’equilibrio di Nash (Per Moni) 
16.Pure Imagination 
17.Can’t Help Singing 
 bonus track
 Preludio n° 20 in do min op. 28 
 
Roberto Cipelli (p, fender rhodes)
Paolo Fresu (tp, flh)
 
 
今日のおまけは、シッペリご本人があげていた「Donna dona 」
 
 
これは、買わずにいられませんでしょ?
 
★ Happy Holidays ★
 
 
今年も、オタクのクリスマスにお付き合いくださってありがとうございました。m(_ _)m
そして、zawinulさま、教えてくださってありがとうございました!
イタリアのレーベルから飛ばしたので、年内間に合わないか?って、おもいましたが、とどきました。
 
んじゃ、退散♪

2020年12月24日 (木)

世界中で、穏やかなイヴが迎えられますように… 『Christmas With My friends VII / Nils Landgren』

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コロナ感染拡大の中のクリスマス・イヴに登場するのは、
2006年にニルス・ラングレンとその仲間たちのクリスマス・シリーズがスタートその後、一年おきにクリスマス・アルバムをリリース、今回は、7枚目のクリスマス・アルバムのニルス・ラングレンです。
 
「クリスマス・アルバムは足が速い説」。。ほとんどのクリスマス・アルバムが、翌年には手に入れることができなくなることが多いのですが、欧米圏では、クリスマス・アルバムの需要は確実にあるので、そこそこの売り上げにもなるのも事実だと思います。なので、味をしめて、クリスマス・アルバムしか出さなくなる演奏者も少なからずおるわけです。誰とは言わないが。
そんな中、ニルス・ラングレンは通常のアルバム制作もしっかりやって、その上での一年おきのクリスマス・アルバムの制作をつづけています。凄いことなのですよ。
オープナーは、ラングレンのヴォーカルと、メンバーのコーラスがアカペラで重なる「This Christmas」。
続く「Comin' Home For Christmas」は、アコギとピアノをバックに、温かなラングレンのヴォーカルが胸キュン。
 
本作も、メンバーの一人であり、この作品の楽曲選曲に大きく貢献したギタリストのヨハン・ノルベリ自身の作曲による美しいメロディを、アカペラで歌うオープニングから、メンバーの心の温かさが伝わってやみませんが、アコースティック・ギターとピアノを中心にしたバックにソフト&スウィートなニルス・ラングレンのリード・ヴォーカルと、メンバーのコーラスが重なる2曲目と、この出だしだけでも作品の充実度を物語っています。
シューベルトの「Ave Maria」、ジャネット・コーンがクラシカルに厳粛に歌いあげ、ラングレンのトロンボーンが美しく響き渡る。
アイルランド民謡「This Endris Night」、イダ・サンドが哀愁をもって切々と。
ロシアのクリスマス曲「The Forest Raised A Christmas Tree」、ジェシカ・ピルナスの明るい歌声。
シャロン・ダイオールがブルージーに歌あげるメドレー「Gdy suliczna Panna /  Listen To My Lullaby」は、ポーランドの民謡。
「Sizalelwe Indodana / Unto Us A Son Is Born」は、クラップも楽しい、南アフリカの民謡。
イギリス民謡「Sweet Was The Song」は、優雅にクラシカルに。
ベース・ソロから始まるアイスランド曲「Hin fyrstu joul」は、ゆったりと。
イギリスのクリスマス曲「Hodie Christus」は、ヴォーカルとトロンボーンの美しい響きでうっとり。
ポップに「Just Another Christmas Song」。
フィンランドのクリスマス曲「Sylvian Joululaulu」、どこか物悲しく静かに…。
ピアノとヴォーカルの静かなデュオで始まるベルギー曲「En foertvivlad vaen」。
終演は、プエル・トリコからラテンのクリスマス曲の名曲「Feliz Navidad」、再び、ラングレンのヴォーカルと、メンバーのコーラスで温もりある演奏で。
 
今回はドラムレスで、柔らかで温もりのある演奏、世界の国から14曲、テーマは世界は一つかな♪
 
 
1.This Christmas
2.Comin' Home For Christmas
3.Ave Maria
4.This Endris Night
5.The Forest Raised A Christmas Tree
6.Gdy suliczna Panna / Listen To My Lullaby
7.Sizalelwe Indodana / Unto Us A Son Is Born
8.Sweet Was The Song
9.Hin fyrstu joul
10.Hodie Christus
11.Just Another Christmas Song
12.Sylvian Joululaulu
13.En foertvivlad vaen
14.Feliz Navidad
 
Nils Landgren (tb, vo)
Sharon Dyall (vo)
Jonas Knutsson (saxs)
Jeanette Köhn (vo)
Eva Kruse (b)
Jessica Pilnäs (vo)
Ida Sand (vo, p)
Johan Norberg (g, mandolin)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Comin' Home For Christmas」。
ね、ほっこりするでしょ?
 
 
 
★ 世界中、穏やかなクリスマスが迎えられますように ★
 
んじゃ、退散♪

2020年12月20日 (日)

ナチュラルな心地よさ♪ 『Christmas / Simone Kopmajer』

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オーストリア出身の人気ヴォーカリスト、シモーネ ・コップマイヤ-の初のクリスマス ・アルバム、アメリカとオーストリアで録音。
サポートするのは、アメリカでは、ヴィーナス・レコードでロマンティック・ジャズ・トリオで人気のあったジョン・ディ・マルティーノのバンド。基本は、彼のピアノ・トリオに曲によって様々なゲストが登場。
オーストリアでの録音は祖国の曲で、ジェリ・シュラーというピアニストのバンドが3曲サポート。
 
 
オープナーは、管楽器のアレンジがお洒落な「Santa Baby」、期待を裏切らないキュートさ。
ウォーキング・ベースがばっちりきまっている「Jingle Bells」、彼女のスキャットもばっちり!
シック・シスターズの美しいコーラスとソプラノ・サックスが絡む「Leise Rieselt der Schnee」。
男女のデュオの定番「Baby, It´s Cold Outside 」では、ヴィクター・ゲルノットと可愛い駆け引き。
美しいバラッド「Christmas Time Is Here」は、しっとり優しく美しく、ロマンティックなピアノも素敵。
「The Most Wonderful Time 」は、アナ・カタリーナと明るく軽やかにデュオ。
ピアノ・トリオで情感豊かにうたいあげる「Have Yourself a Merry Little Christmas」。
アイナ・リジェネがゲストのオーストリア組の演奏「Es wird scho glei dumpa」、ジェリ・シュラーがピアノやキーボードを弾いていて、少し凝った演奏。
テナーのオブリガードが粋な「Driving Home for Christmas」。
「The Christmas Song」は、アーラン・ハリスの深い味わいが素敵なデュオ。
ラテンなクリスマスの定番「 Feliz Navidad」は、お得意のボサで。
「My Grown-Up Christmas List」は、説得力のある歌でピアノとデュオ。
「White Christmas」には、甘〜い声のドラマー、フィリップ・コップマイヤーがヴォーカル加わって優しさをアップ♪
オーストリア録音が2曲続きます。まずは、渋い声のウィリ・リセタリッツが参加の「Oh Heiland, reiß die Himmel auf 」は、切々とした感じ。
テナー・サックスが入る「Is finsta draußt」は、バラッド仕立てで。
終演は、ドイツ語でも歌う「Silent Night / Stille Nacht」、シュラーのハモンドも入って敬虔な響き。
 
 
持ち味のナチュラルな心地よさで、沢山のゲストも嫌味のない感じに。
キュートな魅力と大人の魅力が混じり合った楽しいクリスマス。
 
 
1. Santa Baby
2. Jingle Bells
3. Leise Rieselt der Schnee featuring The Schick Sisters
4. Baby, It´s Cold Outside featuring Viktor Gernot
5. Christmas Time Is Here
6. The Most Wonderful Time - featuring Anna Catharina
7. Have Yourself a Merry Little Christmas
8. Es wird scho glei dumpa - featuring Ina Regen
9. Driving Home for Christmas
10. The Christmas Song featuring Allan Harris
11. Feliz Navidad
12. My Grown-Up Christmas List
13. White Christmas
14. Oh Heiland, reiß die Himmel auf featuring Willi Resetarits
15. Is finsta draußt
16. Silent Night / Stille Nacht
 
Simone Kopmajer (vo)
 
John di Martino (p) 
Boris Kozlov (b)
Reinhardt Winkler (ds)
geri Schiller (p, keys, jaw harp, hammond B3)
Beate Wiesinger (b)
etc..
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Christmas Time Is Here」。
 
 
大雪で被害にあった方々にお見舞いを申し上げます。
関東地方の友だちから、大丈夫メールがいくつか届きましたが、、
新潟市は、例年通り、、ほとんど雪は降りませんでした。
この後も、そうだといいんだけどなぁ。。
 
んじゃ、退散♪

2020年12月19日 (土)

にっこにこのブライアン・ブロンバーグと過ごすクリスマス♪ 『Celebrate Me Home: The Holiday Sessions / Brian Bromberg』

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ジャズフュージョン界を中心に、超絶技巧のベーシストとして知られているブライアン・ブロング・バーグが、キャリアで初めてのクリスマス・アルバムをリリース。
彼といえば、ベースと名のつくものは手当たり次第弾きこなし、ギターと聴き違いするようなメロディアスな奏法で巷のギタリストを圧巻する演奏。
今回も、エレクトリック・ベース、アコースティック・ベース、ピッコロ・ベースを操って、ドラムまで叩いている!
 
選曲は、伝統的なクリスマス・ソングからポップなクリスマス・ソング、そして、オリジナルを2曲で12トラックだが、メドレーもあるので、15曲のご機嫌な演奏が聴ける。
そして、クリスマス・アルバムらしく華やかなゲストも♪
 
オープナーは、サックス奏者のエバレット・ハープをゲストに迎えた「This Christmas」、実に明るく、ストリングスも入って爽やかな演奏。お得意のピッコロ・ベースによる演奏が温かい。
「Wonderful Christmastime」、煌くようなアレンジは、三管入りの軽やかなもの。
1曲目のオリジナル「 Let's Go on A Sleigh Ride! 」、ギターとしか思えないピッコロ・ベースのメロディアスな演奏が素敵なポップな曲。
クリス・ウォーカーとメイザのパンチの効いたヴォーカル・デュオがかっこいい「Let It Snow」。
しっとりと聴かせつつも「The Christmas Song」、途中で「udolph the Red-Nosed Reindeer」の一節が聴こえてきたり、遊び心も充分、ピッコロ・ベースがまるでギターの演奏、、って、恐ろしい…テクニシャン。
メドレーの「Jingle Bells/ Dreidel, Dreidel, Dreidel/ St. Thomas」は、スティール・パンがフィーチャーされ、カリプソ風、最後はセント・トーマスというユニークさ!
クリス・ウォーカーが甘く歌い上げる「Celebrate Me Home」。
一転、「Deck The Halls/ God Rest Ye Merry Gentlemen 」のメドレーは全編高速で走り抜ける!
2曲目のオリジナル「The Holidays Without You」は、切ない状況が目に浮かぶセンチメンタルな秀逸なバラッド。
ストリングスが入って、軽やかな「The Most Wonderful Time of The Year」。
「You're A Mean One, Mr. Grinch」は、バリトンサックスがヒール役?流石です。
終演は、ナジーのフルートをフューチャーした「 Feliz Navidad」、最後までハッピー♪
 
明るく、楽しいスムース・ジャズのクリスマス・アルバム。
ベースのソロというより、、ジャズ・ギターのソロって、感じでっす。
一時間、にっこにこのブライアン・ブロンバーグと過ごすクリスマス♪
 
 
1. This Christmas feat. Everette Harp 
2. Wonderful Christmastime 
3. Let's Go on A Sleigh Ride! 
4. Let It Snow feat. Maysa and Chris Walker 
5. The Christmas Song 
6. Jingle Bells/ Dreidel, Dreidel, Dreidel/ St. Thomas feat. Elan Trotman 
7. Celebrate Me Home feat. Chris Walker 
8. Deck The Halls/ God Rest Ye Merry Gentlemen 
9. The Holidays Without You 
10. The Most Wonderful Time of The Year 
11. You're A Mean One, Mr. Grinch
12. Feliz Navidad feat. Najee 
 
 
Producer: Brian Bromberg
Brian Bromberg (Kiesel B25 electric bass, nylon string acoustic piccolo bass, hollow body piccolo bass, acoustic bass, ds, upright bass, key)
Tom Zink (key, p)
Tony Moore (ds)
Ray Fuller (rhythm guitar)
Alex Acuña (perc)
Andrew Neu (as, ts, bs)
Michael Stever (tp)
Nick Lane (tb),
Everette Harp (ts)
Maysa (vo)
Chris Walker (vo)
Tom McCauley (acoustic rhythm guitar)
Elan Trotman (ts)
Joel Taylor (ds)
Kareem Thompson (steel pan drums)
Gary Meek (ts)
Ramon Stagnaro (rhythm guitars, tres)
Najee (fl)
The Social Distancing Orchestra 
 
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Celebrate Me Home 」。
 
 
 
 
んじゃ、退散♪
 
 



2020年12月13日 (日)

クリスマスだって、めちゃスウィンギー♪ 『I'll Be Home for Christmas / Gabriel Latchin Trio』

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イギリスは、ロンドン出身の若手、、ながら、、演奏は、ピアノ・レジェンドたちの影を色濃く残し、、
貴方は、いったい幾つなの?」といった円熟の王道路線の演奏が人気のあるガブリエル・ラッチン、新譜はクリスマス・アルバム。
 
オープナーは「Winter Wonderland」、まずは軽快にスウィング。
ちょっと変わったアレンジでぐいぐいくる「Jingle Bells」。
ジャジーにゆったりと「Santa Claus is Comin' to Town 」。
バラッド仕立てで、スィートなタイトル曲「I'll Be Home for Christmas」。
オリジナル「A Toast to Friends」は、めちゃスィングしてクリスマス・プレゼントかな。
優雅に静かに美しく入る「The Christmas Song 」、途中からラテンタッチに変わり賑やかに。
続く「White Christmas」も、柔らかなタッチで夢見るように始まり、ゆったりとスウィングする演奏へ。
敬虔な雰囲気を残しつつ、息の合ったバンドサウンドで疾走する「God Rest Ye Merry, Gentlemen」。
一転、バラッドでしっとり優しく「Have Yourself a Merry Little Christmas」。
超高速「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」、3人の爆走ぶりにご期待!
終演は、ブルージーでジャジーな「Silent Night 」。
 
クリスマスもスウィンギーに、王道路線をつらぬいております!
 
1.Winter Wonderland 
2.Jingle Bells
3.Santa Claus is Comin' to Town 
4.I'll Be Home for Christmas
5.A Toast to Friends (this is an original composition)
6.The Christmas Song 
7.White Christmas 
8.God Rest Ye Merry, Gentlemen
9.Have Yourself a Merry Little Christmas 
10.Rudolph the Red-Nosed Reindeer
11.Silent Night 
 
 
Gabriel Latchin (p)
Dario Di Lecce (b)
Josh Morrison (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「I'll Be Home for Christmas」。
 
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んじゃ、退散♪

2020年12月12日 (土)

軽やかにマレットが踊る 『Christmas Vibes / Warren Wolf 』

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米国のジャズ界では知らぬ人はいないと言われるウォーレン・ウルフ。
ミルト・ジャクソンがアイドルだという、超絶テクニシャンにして、歌心あふれるヴァイブ奏者。
新譜では、ヴァイヴの他にピアノも弾き、LogicPro Xを駆使して様々な音を加え、彩のある音風景に。
そこに、ゲスト・ヴォーカルのクリスティ・ダシィール、アリソン・ボードルメイ、ミカ・スミスの個性的な3人が花を添えます。
 
オープナーは、彼がヴァイヴとピアノを弾き、ベースとドラムでのアコースティック・トリオヴァージョンで「O Christmas Tree」。
軽快な入り、見事なヴァイヴの腕前、息の合った演奏で先が楽しみ!
キャリー・アンダーウッドの「Do You Hear What I Hear? 」、フェンダー・ローズの音やウインド・チャイムが、曲の陰影をかもしだす。
ヴィンス・ガラルディの「Skating」、ウルフのヴァイヴが、軽やかで楽しく美しく、よく歌い白眉。
お馴染み「Dance of The Sugar Plum Fairy」の演出も素敵!
ウィットに富んだ「Winter Wonderland」軽快に。しっとりとヴァイブが奏でる「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
ゴスペル・タッチの「Sweet Little Jesus Boy 」は、ピアノとヴォーカルのデュオ。クリスティ・ダシィールの歌が胸に沁みる。
「Christmas Time Is Here」、ピアノとヴァイヴのデュオ!!、、つまり、一人で優雅なデュオ。
「Christmas Time Is Here」と「Skating」が選曲されていることからして、彼も『A Charlie Brown Christmas / Vince Guaraldui Trio 』のファンであることは間違いないですね♪
 
ジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over) 」は、アリソン・ボードルメイの可愛らしいヴォーカルで楽しい雰囲気。
一転、ミカ・スミスが男気で歌い上げる「You’re A Mean One, Mr. Grinch 」、スキャットもヴァイブもクール!
トリオで、、でも、賑やかにアップテンポで攻め上げる「Sleigh Ride」、いまにも、滑り出しそう!
今度は、ダンディにミカ・スミスが歌う「This Christmas」、、「Oh Yeah !!」。
終演は、女性ヴォーカルが2人参加する、ウルフのオリジナル曲「Wake Up Little Kids It’s Christmas 」、慈愛に満ちてる。
 
あまりのテクニシャンなので、、どうなるかとちょっと、、心配だったのですが、
めちゃ超絶技巧でも軽やかで歌心があるので、とても素敵なクリスマス・アルバムだとおもいました。期待以上でした♪
まぢ、軽やかにマレットが踊るのが見えるようです!
最後が、オリジナルで終わるのだけど、、曲は悪くないけど、、最後でない方がよかったようなきがしま〜す。
 
 
 
1. O Christmas Tree 
2. Do You Hear What I Hear? 
3. Skating 
4. Dance of The Sugar Plum Fairy 
5. Winter Wonderland 
6. Have Yourself A Merry Little Christmas 
7. Sweet Little Jesus Boy 
8. Christmas Time Is Here 
9. Happy Xmas (War Is Over) 
10. You’re A Mean One, Mr. Grinch 
11. Sleigh Ride 
12. This Christmas 
13. Wake Up Little Kids It’s Christmas 
 
 
Warren Wolf (vib, p, fender rhodes, wind chimes, tambourine, LogicPro X)
Jeff Reed (ac-b, el-b)
Carroll “CV” Dashiell III (ds)
Christie Dashiell (vo)
Allison Bordlemay (vo)
Micah Smith (vo)
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Skating」。
聴けば、すぐに「アレだ!」って、思い出しますよ♪
 
 
んじゃ、退散♪

2020年12月 6日 (日)

オリジナルのクリスマス・ソングが素敵 『Winter Nights / Rebekka Bakken』

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ノルウェー出身のSSW、レベッカ・バッケン。
名門Okehレーベルからのセカンド・アルバムは、既存のクリスマス曲や冬のシーズンを意識したアルバム。
オリジナル曲も、クリスマスに関係するものばかり、これは、クリスマス・アルバムですね。笑
 
オープナーの「Wonder in Your Eyes」は、レベッカのオリジナル。
伸びやかな声で、恋人たちの聖夜を歌い上げます。
「Kyrie Eleison」も彼女の作曲、敬虔な言葉が並びます。
寂しく独りで過ごすクリスマスが綴られた、ちょっと辛いシーンが続く「This Year Is Different」も、彼女のオリジナル。
ワムの「Last Christmas」は、しんみり、しんみりと…寄り添うピアノが優しい。
カナダのSSWジェーン・シベリーの「Calling All Angels」、静かな高揚感。
再び、レベッカのオリジナル「May the Night Be Gentle」、美しい光景が浮かびある。
アイルランド移民の夢を歌ったザ・ポーグスのクリスマス・ソング「Fairytale of New York」の力強さ。
「Mary's Child」、「Angels Never Sleep」、「December Nights」は、レベッカのオリジナル。真摯な思いがつまった曲たち。
伝統的なクリスマス・キャロル「In The Bleak Midwinter」、その力強く穏やかなこと。
終演は、「Silent Night」、教会で祈りを捧げるような気持ちで終演。
 
少しハスキーで伸びやかな声で、フォーク、ブルース、ジャズを感じられるヴォーカリスト。
ジャス・シンガーというカテゴリーだと、ちょっと、違うかな?って感じ。
どうやら、雰囲気から北欧のノラ・ジョーンズと呼ばれているらしいけど、あそこまで声が太くない。
オリジナルがとてもいい感じ、全体に敬虔な雰囲気が漂います♪
 
1. Wonder in Your Eyes
2. Kyrie Eleison
3. This Year Is Different
4. Last Christmas
5. Calling All Angels
6. May the Night Be Gentle
7. Fairytale of New York
8. Mary's Child
9. Angels Never Sleep
10. December Nights
11. In the Bleak Midwinter
12. Silent Night
 
Rebekka Bakken (vo)
 
Jasper Nordenstrom (p, org, mellotron)
Oia Gustavsson (el-g, ac-g, pedal steel, mandolin)
Rune Arnesen (ds, perc)
Tommy Kristiansen (el-g, ac-g, b-g) #1,2,7
Sven Lindvall (b, tuba) #5,7
 
今日のおまけは、「 Last Christmas」。
ご本人があげていたオリジナルのクリスマスの曲は、プレミアム・メンバーでないと観られなかった。。
 
 
んじゃ、退散♪

2020年12月 5日 (土)

皆んなで楽しく過ごす時のおともに 『White Christmas / Massimo Farao』

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2020年の秘密のお部屋の最初のクリスマス・アルバムは、イタリアのピアニスト、マッシモ・ファラオ。
最近は、日本のヴィーナス・レコードから立て続けにアルバムをだしており、一時期のエディ・ヒギンズ状態ですね。ヒギンズもヴィーナスからクリスマスのアルバムを2枚だしていますので、もう一枚くらいくるかな?
マッシモ・ファラオは、トリオでもクリスマス・アルバムを出しているので可能性はありますね。
なんと、前24曲、70分超え、、ひたすら楽しく穏やかに幅広いクリスマスの曲を演奏しているので、クリスマスの集まりにかけておくといいかもしれません。
 
オープナの「My Christmas Night」から3曲、イタリアのジェントルなギタリスト、ダヴィデ・パラディンが参加。「My Christmas Night」は、彼のオリジナル、ゆったりとテーマを奏でるパラディンがいい味だしてますし、「Santa Claus Is Coming To Town」のピアノのバックでの軽快なカッティングも効果的、「White Christmas」の丁寧な演奏も心に染みる。
残りは、ファラオのピアノ・ソロ、賛美歌、ポピュラー・ソング、伝承曲、様々な曲を外連味なく弾いています。
有名曲からあまり演奏されることのない曲も入っていて、お気に入りのクリスマス・ソングを探すのにも、とてもいいかも。
「Chritmas Ease」、「Happy Christmas, Little Friend」「Home for The Holidays」、「I've Got My Love to Keep Me Warm」あたりの選曲がお洒落だな。
 
王道の「Christmas Song」の音数の少ない演奏は、多くの方に支持されるかと。
終盤の曲順も、ホリデイ・シーンを時系列で眺めているようで、よく考えてます。
終演は、「Auld Lang Syne」、一年を締めくくるのにぴったりです!
 
ジャジーでラグジュアリーに、ファラオのカクテル・ピアノがシーズンを彩ります。 
家族や友だち、皆で楽しく過ごす時のおともにぴったり。
沢山の曲が聴けるし、杉田宏樹氏のライナー・ノートは、全曲の説明があって、
にわかクリスマス・ソング・オタクになれまっす。笑
 
1.My Christmas Night
2.Santa Claus Is Coming To Town
3.White Christmas
4.Away in a Manger
5.Blue Christmas
6.Baby, It's Cold Outside
7.Chritmas Ease
8.Christmas Song
9.Go Tell It on the Mountain 
10.Happy Christmas, Little Friend
11.Hark The Herald Angels Sing
12.Here Comes Santa Claus
13.Home for The Holidays
14.I've Got My Love to Keep Me Warm
15.I'll Be Home for Christmas
16.Let It Snow
17.Merry Merry Christmas to You
18.O Tannenbaum
19.O Come, All Ye Faithful
20.Silent Night
21.Silver Bells
22.We Wish You A Merry Christmas
23.What Are You Doing New Year's Eve ?
24.Auld Lang Syne
 
Massimo Farao (p)
Davide Palladin (g) #1,2,3
 
今日のおまけは、ご本人があげていた2017年の演奏から「A Merry, Merry Christmas to You」。このアルバムの同曲の方がしっとりしていますね。
 
 
んじゃ、退散♪

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