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音楽で拡がる輪

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2020年9月19日 (土)

モンク度低い、モンク集… 『Monk / Stefano Travaglini』

Monk
 
イタリアのピアニスト、ステファノ・トラヴァリーニの新譜。
3月にリリースだったのですが、世界的なパンデミックな中、紆余曲折あって私の手元に。
タイトルそのまま、セロニアス・モンクのソング・ブック集、全15曲が全てモンクの曲。
モンクは、音の階段が独特で、妖し可愛い不思議な世界、強い個性だとおもうのですが、、
このアルバムの中でその要素は希薄で、クラシカルで硬質な彼のピアノが美しく鳴り響きます。
 
オープナーは、ミニマルなフレーズが印象的な「Trinkle tinkle」。
美しい高音とマイナーな音がミステリアスな世界に誘う「Children's song 」。
エレガントな「Well, you needn't」。音を極力少なくした「Ruby, my dear」の潔さ。
流れ落ちるような優雅な「Criss cross」。超高速で無機的な「Straight no chaser 」。
叙情的なメロディがドラマチックに浮上してくる「Ugly beauty」。
リズミカルで力強い「Bemsha swing」。
一転、ゆったりと暗闇を描き出すような「Round midnight 」、とても美しい、私的白眉。
跳ね回るような「Monk's dream」。静かなる「Introspection」。
揺り動かされる「Evidence」。暗く洗練された「Brilliant corners」。
高速でミニマルな左手と右手のアドリブの妙「Misterioso 」。
終演は、モンクがバド・パウエルに捧げた「In walked Bud」、内省的で暗く沈んでます。
 
クラシカルで、硬質、洗練された雰囲気を漂わせています。
題材を、モンクに設定しているのですが、いわゆるモンクらしさは感じません。
解体し、構築する上で彼の世界になり、びっくりするほど、モンク度の低いエレガントな欧州の響きでした…。
 
 
 
1.Trinkle tinkle 
2.Children's song 
3.Well, you needn't
4.Ruby, my dear 
5.Criss cross
6.Straight no chaser 
7.Ugly beauty 
8.Bemsha swing 
9.Round midnight 
10.Monk's dream 
11.Introspection 
12.Evidence 
13.Brilliant corners 
14.Misterioso 
15.In walked Bud 
 
Stefano Travaglini (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Round midnight 」。
 
 
 
 
世の中は、四連休でGo To〜なんだそうです。
我が家は、先週、温泉に行ったので、今回は大人しくお家にいますよ。
お彼岸だし、来週は実家のお墓参りに行きたいし。
 
んじゃ、退散♪

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コメント

何気なく聴いているとモンクの曲ではないようなクラシカルな弾き方が、今までにはなさそうなアプローチでけっこう印象に残りました。そしてテーマもちゃんと入っているという面白いアルバムですね。欧州はやはり硬質な感じのピアノが多いですね。それがまた好きなところなんですが。

当方のブログアドレスは以下の通りです。

https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2020/07/post-780021.html

910さま、なかなか、興味深い作品でした。
きちんと聴き慣れたテーマが入っているのに、
全体の印象からは、モンク臭が超希薄、独自の世界ですね!

トラバ、ありがとうございました。m(_ _)m

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