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音楽で拡がる輪

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2020年9月21日 (月)

ふんわりと優しい光に包まれた 『Faces / Kaoru Azuma, Hitomi Nishiyama』

Faces
 
好評だった2013年作の『Travels』と、同じメンバーでの録音。
クラウドファンディングの特権で、随分と早くに手に入れました!
 
基本、ピアニストの西山 瞳のオリジナル曲に、ヴォーカリストの東 かおるが作詞し歌う、インティメイトでハートフルなデュオに、ギターに市野 元彦、ベースに西嶋 徹、サックスに橋爪 亮督の凄腕なメンバー。
前作と同じく、声を中心に、各曲ニュアンスの違う美しいアンサンブルを展開♪
 
オープナーは、ゆったりと揺らぐような空間の「Face of Yesterday」。ピアノ、ギター、ベースのふんわりとした絡みが心地よい。薄いベールのようなヴォーカルの浮遊感が素敵。
スキャットと歌詞への移行がかっこよく、サックスの音も加わって力強い「White Cloud Mountain Minnow」。
ベース・ソロで始まり、、アンニュイな雰囲気の「Pierre Without A Face」、途中にはいるスキャット「シャバダバダバダ〜」がお気に入りですっ!
 
アカペラで始まり、ピアノとデュオでしっとりと歌い上げる唯一のスタンダード「Fly Me To The Moon」、揺れ動く感情の機微に聴き惚れる。
 
全編スキャットの「Manouche」、インストとヴォーカルの境界線をなくした爽やかで軽快な時間。
サックスが創りだす飴色の世界を自由に舞い踊るヴォーカルの素晴らしさ「Analemma」。
「楽器」と「声」の溶け合う透明感ある美しい世界「T.C.T.S. 」。
ピアノとギターの透明感ある美しい空間に、羽衣のような言葉のベールがかかる「J」。
切々と歌い上げる「Pescadores」、哀愁に満ちた各ソロも聴きどころ。
終演は、日本語の歌詞のついた「Night」、ソプラノ・サックスとの絡みがドラマチック。
 
歌と楽器の境目が薄く、柔らかく繊細な音のハーモーニーにうっとりする。
とても、ファンタスティックな音風景に。
温かみのあるベースとサックスの音、清涼感あるピアノとギターの響き、ざっくりとした空気感のある穏やかな色彩を纏う歌声が、ふんわりと優しい光に包まれた抒情的な癒しの空間に誘います♪
 
 
1. Face of Yesterday 
2. White Cloud Mountain Minnow
3. Pierre Without A Face 
4. Fly Me To The Moon
5. Manouche
6. Analemma 
7. T.C.T.S.  
8. J
9. Pescadores 
10. Night 
 
東 かおる Kaoru Azuma (vo)
西山 瞳 Hitomi Nishiyama (p) Compose, Arrange 
市野 元彦 Motohiko Ichino (g) #1,2,3,5,7,8
橋爪 亮督 Ryosuke Hashizume (ts , ss ) #2,3,6,7,10 
西嶋 徹 Toru Nishijima (b) #1,2,3,5,6,7,9 
 
今日のおまけは、ご本人たちがあげていたアルバムのトレイラー。
 
 
 
 
「東と西」の『Faces 』は、9月23日がリリース日ですっ!
 
んじゃ、退散♪

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