フラッシュがニューヨークのライブハウスに! 『Dem New York dues』発売記念ツアー @ Jazz FLASH (9/5)
「Dem New York dues」発売記念ツアー@Jazz FLASH (9/5)
越智 巌(g) 西川 直人(org) 横山 和明(ds)
土曜日の夜は、男気の塊みたいなギタリスト、越智 巌さんの新譜のリリース・ツアーでした。
新譜は、ニューヨークの気鋭のオルガニスト、ドラマーとの甘辛は絶妙なアルバムですが、
今回のツアーでは、日本の気鋭のオルガニスト、ドラマーを携えての殴り込みっす。
ちょっと、早めにおでかけして、検温のお手伝いなんぞして、開演を待ちました♪
挨拶が終わって、オープナーは、ソニー・ロリンズのブルーズ「Solid」。
粒だちよくぱきぱきと長尺なフレーズを繰り出し、軽快なオルガンが鳴り響き、程よい感じでドラムがプッシュ。気分は、いきなり「いぇーぃ」。
新譜からボビー・ハッチャーソンの「Isn’t This My Sound Around Me?」、高速でスピード感溢れるスリリングな演奏。
次も新譜からで、オリジナルのバラッド「Listen to Me」。恋人同士の気持ちのすれ違いを切なく歌い上げた曲も素敵なら、ビタースィートな演奏も◎。きれいなブラシの音もオルガンのロングトーンもロマンチックよね。
またまた、新譜からグラント・グリーンの演奏などで知られる「Somewhere in The Night」、ちょっと、アップテンポで現代的に。
ファースト・セットの最後は、新譜のタイトル曲でドン・パターソンの「Dem New York Dues 」、アッパーな曲をイケイケな感じで。
休憩時間は、持っていたCDにサインをいただきました♪
30分の休憩を挟んで、セカンド・セットは、20小節のテーマがついたブルーズ「2020」。
新譜のオープナー曲ですが、カラッとした曲で、ノリノリ。雰囲気のある「Red Moon」。
バラッド「Everything Happens to Me 」、もう、速弾きもかっこいいのだけど、このスイートでロマンチシズムたっぷりの演奏は素敵素敵、最高。メロメロに溶けました…。
ここで、越智さんが新潟に来た時演奏を一緒にする地元のファースト・コール本間 克範ドラマーが入って「Who Can I Turn To」。すうっと背筋の伸びる端正な演奏で盛り上げてくれました。
横山ドラマーに代わって、アルバムのクロージング曲、思いっきりファンキーな「Mr.B」。これでもかの高速フレイジング連続。
で、アンコール、、なんと、リクエストもあって、トム・ウェイツの「Ol' '55」を熱唱! 渋かったわ。
古今東西、ギターとオルガンはお友だち。
ギターのオルガン・トリオは、互いに溶け合う音色で別の世界がうまれる。
フラッシュがニューヨークにワープする瞬間っす。
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1曲ずつ、曲の解説やエピソードをユーモアたっぷりに話、それに、メンバーが適所にツッコミ、、和気あいあい。
演奏も素晴らしかったけど、ライブの盛り上げも上手。
10年一緒のメンバーとの創りだす世界は、息もぴったり、皆が同じ方向をむいていて一分の隙も無い。
スキルの高いメンバーは、全員がめちゃスイングしていて、すっごくかっこよかった。
古今東西、ギターとオルガンはお友だち。
ギターのオルガン・トリオは、 互いに溶け合う音色で別の世界がうまれる。
フラッシュがニューヨークにワープする瞬間だぜ!!
打ち上げにも寄せていただき、大変ありがとうございました。m(_ _)m
今日のおまけは、このトリオでの一年前の「Dem New York Dues」。
そして、ニューヨークのメンバーとの新譜『Dem New York dues』は、こちら。
リリース直後、緊急事態宣言になってしまったそうで、
これから、あなたの街にいくかもしれません。どうぞ、よろしく!
台風の被害に遭われた方々、心よりお見舞いを申し上げます。
んじゃ、退散♪
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