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音楽で拡がる輪

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2020年8月23日 (日)

柔らかなハーモニー、イマジネーション豊かなインタープレイ 『Valentine /  Bill Frisell』

Valentine
 
 
4月に、ACTレーベルから、グレゴア・マレたちとの『Americana』というアルバムが出たばかりのレジェンド・ギタリスト、ビル・フリゼール。
今度は、自身のギター・トリオでのアルバムが、ブルーノート・レーベルからリリース♪
この2年ほど一緒に活動して来たベースのトーマス・モーガン、ドラムのルディ・ロイストンとのトリオでの初めてのアルバム。
 
結論!笑
ギター・トリオに徹していて、フリゼールのイマジネーション豊かなギター・プレイが堪能できまっす!
 
オープナーは、マリのブルース奏者、ブバカール・トラオレの「Baba Drame」。浮遊感たっぷりの明るく開放的なサウンドにリラックス。
時間旅行をするような「Hour Glass」にはじまって、5曲フリゼールのオリジナルが続く。
3人の絶妙な演奏にモンクが遊びに来たようなタイトル曲「Valentine」。
ブルージーで哀愁たっぷりの「Levees」。ミステリアスでどこか哀しげな「Winter Always Turns To Spring」。
思わず鼻歌しそうな「Keep Your Eyes Open」。
ビリー・ストレイホーンの隠れ名曲「A Flower Is A Lovesome Thing」の可愛らしさ。
ちょっとアブストラクトでユーモアに溢れた「Electricity」。
心地よく青空がひろがるカントリー曲「Wagon Wheels」は、お手のモノ。
ドラム・ロールが不思議とはまる「Aunt Mary」。
バカラック曲「What The World Needs Now Is Love」の優しいハーモニー、美音のオンパレード。
アコギで奏でる「Where Do We Go?」の木訥でノスタルジックな世界。
終演は、親しみやすく語りかける米国のプロテスト・ソング「We Shall Overcome 」、彼らかのメッセージをキャッチしよう。
 
日本版には、「Dance」、「 Back at Normal School in Newar」が追加されています!
 
3人の相性の良さ、特にベースのトーマス・モーガンとの相思相愛からくる感覚は驚異的。
この残暑を乗り切る必需品ですね!
 
1. Baba Drame
2. Hour Glass 
3. Valentine 
4. Levees 
5. Winter Always Turns To Spring 
6. Keep Your Eyes Open  
7. A Flower Is A Lovesome Thing 
8. Electricity 
9. Wagon Wheels 
10. Aunt Mary 
11. What The World Needs Now Is Love 
12. Where Do We Go? (Frisell)
13. We Shall Overcome (Traditional)
 
Bill Frisell (g) 
Thomas Morgan (b) 
Rudy Royston (ds)
 
 
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「We Shall Overcome」。
 
 
残暑厳しいですね。
皆さん、ご自愛くださいね。
 
んじゃ、退散♪

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