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音楽で拡がる輪

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2020年7月 2日 (木)

メルドー・ファンであることを誇りにおもう 『Suite: April 2020 / Brad Mehldau』

Suite_april_2020
 

 

『Suite: April 2020』と名付けられたLPは、鬼才ブラッド・メルドーのソロ・ピアノ・アルバム。
コロナ禍で、困難な状況に追いやられたミュージシャン支援をする為に立ち上げられた基金のために、その売り上げを寄付する目的で急遽リリースされたアルバム。
Nonesuch Storeで、寄付、送料込みで限定1000枚で売っている。(特典は直筆サイン♪)
秋になると、普通にアナログ、CDが売り出される。でも、サブスクなどで、すでに全曲聴けるし、ご本人がYouTubeに全曲あげている。
どの方法で聴くは、聴く方の気持ち次第。
と、いうことで、、ライブを聴きに行ったつもりになって、買ってみました。。。
 

 

録音場所は、奥様の出身地オランダのアムステルダム、彼は、普段からツアーの時以外は、アムステルダムとニューヨークを行き来して生活しているようですが、今回のコロナ禍でアムステルダムに足止めとなったよう。
コロナ禍とBLM運動に大揺れする祖国を遠い地から眺めていたのでしょう。。
 

 

タイトル通り、全15曲のうち、サイドA〜サイドBの頭の3曲は、彼のオリジナル。
1曲、1曲のそのタイトルにあるように、コロナ禍での彼の心象風景を音楽で表現している。
そう書くとお堅い感じに聞こえるかもしれないけれど、3分前後の曲に表現されてることは、
彼の素直な驚きや、気持ちで、いつものストイックな雰囲気というより、
一個人が、この世界的な苦難の中で感じたことを綴ったエッセイのような感じ。
 

 

12曲の組曲のあとに、加えられたカバー曲3曲は、彼からのメッセージと思って良いと思う。
ピアノ・ソロなので、「歌詞」はないけれど、3曲の歌詞に込められた言葉は、我々への応援歌だ。
ニール・ヤングの「Don't Let It Bring You Down」、、辛い言葉が並ぶけど、とてもニール・ヤングらしい孤独や絶望感を抱えた人への応援歌。今こそ、この歌詞が胸に染みることはない。
ビリー・ジョエルの「New York State of Mind」は、祖国から遠く離れて自粛生活する彼自身への応援歌かもしれない。
ジェローム・カーン作曲、バディ・デシルヴァ作詞の「Look for the Silver Lining 」は、全ての人に希望を見出そうと投げかけ、前に進もうと後押しする応援歌に思えた。
あまり、深読みしないで、素直に感じたままで。
 

 

捻りすぎない美しい演奏で、疲れきった心に心地よく響きます。
大変真摯な想いの詰まったアルバムで、メルドーのファンであることを誇りにおもいました。
 

 

 

 

side A
1.I. waking up
2.II. stepping outside
3.III. keeping distance
4.IV. stopping, listening: hearing
5.V. remembering before all this
6.VI. uncertainty
7.VII. - the day moves by -
8.VIII. yearning
9.IX. waiting
 
side B
10.X. in the kitchen
11.XI. family harmony
12.XII. lullaby
13.Don't Let It Bring You Down (Neil Yang)
14.New York State of Mind (Billy Joel)
15.Look for the Silver Lining (Buddy DeSylva and Jerome Kern )
 
Brad Mehldau (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「New York State of Mind」。
 
 
 
今年になって、2枚目のアナログを買ってしまいました。。
すげぇ〜、やばいっす。汗
下の写真は、同封されていた直筆のサイン。
 
Unnamed
 
んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんばんは。

私のところにも今日届きましたよ。ジャケの上が割れていたのはショックでしたが,これはこれでベネフィットなので,クレームは入れません(笑)。でもほぼ同じタイミングでPaul Desmondのボックスが届いてしまったので,そっちを優先している私です。まぁこっちはストリーミングで聞いてましたからね。

でもこういうのは気持ちの問題ですね。国内盤CDにはボートラ収録の噂があるので,またそっちも買うのか~って,コレクターはつらいですね(苦笑)。

閣下、世界で1000枚でも、まだ、売ってますね。

コロナ禍になってから、ライブがなくなり、有料配信などもおおくなりました。
家で、二時間とか続けて集中して画面観てるのは、、性に合わなくて。。。
でも、寄付だと思って時々購入してたんですけど、、、
これは、思いっきり寄付なのですっきりです。

国内盤、、、きっと、買わないな。。
コレクターはツライですよね。
と、アナログ版の投稿もあるのですかね?

Suzuckさん,こんばんは。だって高いですから(笑)。そこまでの篤志家はそうはいません。

記事はそのうちアップしようと思います。

閣下、そうですかしら。
「篤志家」ですか。。私たち。。。

新しい記事がアップされたら、トラバにいきますね。

ブラッド・メルドーの前作はあまり気乗りしませんでしたが、この方が私は歓迎です。又すぐ本格的ジャズ・アルバムも出ますし、彼には期待度が高いですね。
私にとってはそれにつけても、今年のドイツでの彼のClark Randell指揮のNDRラジオフィルファーも二―との共演は凄いです。彼の歴史的一つの事件ですね。近年の「バッハ」へのアプローチは必ず今後の作品に影響があると思います。
TBさせてください↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-1efaf9.html

風呂井戸さま、素晴らしいアルバムを教えてくださって、
ありがとうございます。m(_ _)m

私は、前作も気に入っていたのですが、
彼の音楽の造詣の深さ、幅広さに、とても感心してしまいます!
ありがとうございました!!

おじゃまします。
いや、実はHMVで通常アナログ盤が出ることを知ってこの作品の
存在を知りました。でもやはり、メルドーの意志に沿う形で手に
入れたいなあ、と思い、ダメもとでSUZUK様が挙げてくれたリンクを
たどった結果、まだ購入できました!

ジョシュアレッドマンの新譜で、メルドーにしびれていたところなので、
もう勢いですね(これもアナログで買いました。音なかなかよいです)。
私はそこまで熱心なファンではないのですが、最近のメルドーには、
ひれ伏したくなるほど素晴らしい瞬間が多いのです。

このビリージョエルの音源も、数音聴いただけでも素晴らしいですね。

到着を楽しみに待ちます♪


JAZZNEKOさま、嬉しいです!! よかったですね♪
こういうご時世ですし、できればミュージシャンの方達に還元できるものを、、
と、思っていたので、私もメルドーの意向に添える形で音源を手に入れることができて、とても嬉しいです!

最後の3曲は、「一緒にがんばっていこう」という彼のメッセージと思ってしまいます。
1度収まりかかったコロナ禍ですが、再び、緊張感が増して来ましたよね。
でも、いろいろな知恵もつきました。できることは、必ず守って毎日を過ごしたいとおもいます。
JAZZNEKOさまも、どうか、お気をつけて。

今朝届き、今ようやく聴いています。
594番でした。

私のは底がちょっと(1センチくらい)抜け気味でした。
これくらいなら気にしません(笑)

サインが、ペンの跡が見えず、印刷っぽかったので、
思わずこちらのHPのモノと比べてしまったのですが、
ちゃんと直筆でした。
メルドー様、一瞬でも疑ってごめんなさいm(__)m

こちら埼玉⇒東京(西の方)に出勤していますが、今のところ
無事です。というか、職種柄かかってしまったら、色々アウト
なので、気を付けています。

マスクが息苦しくて暑くてつらいですが、何とか。
毎日高地トレーニングしている気分です。

SUZUCK様も、くれぐれもお気をつけて。

JAZZNEKOさま、随分とホットなスポットがでてきましたねぇ。。
東京は、今日は360人超え、、政府は何もせず、
まるで、一波の時の諸外国を見ているようで恐ろしいです。
マスク、、絶対、外せない地域ですよねぇ。。。頑張って!

中年音楽狂さまも、ジャケットが破損していたと、書かれてました。
私は、美品(新品なので当たり前なんですが、、)でした。
でも、不思議、、刻印は732番だったんですよ。

メルドーさまのサインは、ラーシュ・ダニエルソンさまのサインくらい、、
素っ気ないですよねぇ。。
疑ってしまってもしかたないですわ。
許してくださるとおもいます。

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