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音楽で拡がる輪

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2020年7月

2020年7月26日 (日)

革新と伝統を同時に背負う 『Happening: Live At The Village Vanguard / Gerald Clayton』

Happening_live_at_the_village_vanguard
 
2017年に丸の内のコットンクラブで、彼のリーダーのライブを聴きました。
その時の感想は「伝統を核に現代的センスで勝負」。
ローズとピアノをうまく操っていましたが、圧倒的に印象に残っているのは、、
音の美しさ、知的でセンスの良いフレージングで心奪われ、正真正銘の血統賞付きのピアニストなんだと改めて思いました。
 
そんな彼が、ブルーノートレーベルに移籍した第一弾。
しかも、ジャズの聖地「ヴィレッジ・ヴァンガード」での録音盤。
そそりますよね?
 
メンバーも、ニューヨークの超実力派を揃えた2管クインテット。
クレトンのオリジナル4曲とスタンダード、ミュージシャン曲で7曲。
日本版は、オリジナル曲のソロ演奏「Alma」を追加。
 
2管ユニゾンではじまる「Patience Patients」、全体にダークで不穏なムード。
アヴァンギャルドに叫ぶフロントを支えながらもクールに構える後方隊。
アブストラクトなピアノ・ソロから始まる「A Light」、切れ味鋭いキメの数々に、フロントの一体感が半端ない。現代ジャズの肝が詰まった演奏が続く。
ジャス・ジャイアンツ、バド・ワウエルの「Celia」は、ピアノ・ソロから始まるトリオ演奏。
右手の高速シングル・ノートのフレージングをモダンに響かせ、ベース・ソロ、ドラム・ソロと繋いでいく。
新曲かな?「Rejuvenation Agenda」、思索的でいながら神経質な感じがまったく無いソロ。のびのびしてますよね。
美しいタッチ、透明感ある音で始まる「Envisionings」。哀愁あるメロディアスな演奏が、やがて、燃え尽くすようなサックスの叫びに驚愕。
トリオ演奏で、スタンダード「Body and Soul」、知的で美しいピアノ演奏を中心に、3人の息の合った演奏。
終演は、デューク・エリントンの「Take the Coltrane」、自由奔放で、遊び心もたっぷりに、彼らの大先輩たちの音楽を楽しんでいる。なんと、14分超え。
 
そして、日本版では、ソロ演奏のオリジナル「Alma」。
これがまた、秀悦。音数を抑えた美しくも儚いバラッド。少しビターで超エレガントな1曲。
 
ドラムとベースの強靭なグルーヴ、変幻自在、キレキレの2管、音が美しくセンスの際立った才能あるピアノ。革新と伝統を同時に背負って、生きている人たちの演奏ですね。
そして、憧れのヴィレッジ・ヴァンガードの観客になれる、ライブならではの高揚感が詰まった1枚。
 
 
1.Patience Patients
2.A Light
3.Celia
4.Rejuvenation Agenda
5.Envisionings
6.Body and Soul
7.Take the Coltrane
日本版ボーナス・トラック「Alma」
 
Gerald Clayton (p)
Logan Richardson (as) #1,2,4,5,7
Walter Smith III (ts) #1,2,4,5,7
Joe Sanders (b)
Marcus Gilmore (ds)
 
今日のおまけは、レーベルがあげていた「Rejuvenation Agenda」。
 
 
本来ならば、東京オリンピックのための?連休だったのですよね?
Go Toキャンペーンって、いわれたって、新潟はカモン、って言われたって。。。
この状況で、県をまたぐ勇気は、、我が家にはありませんでしたよ。
で、県内にお金落としまくりました。。汗
 
んじゃ、退散♪

2020年7月25日 (土)

おうちかふぇは『Lianne La Havas / Lianne La Havas』で決まり♪

『Lianne La Havas / Lianne La Havas』
 
Lianne_la_havas
 
ギリシャ系の父と、ジャマイカ人の母を持つUKのシンガーソングライター、リアン・ラ・ハヴァス。
自分のルーツを意識した『Blood』から、5年ぶりのアルバム。
魅力である少しスモーキーな声で、オーガニックな極上サウンド。
 
全ての曲が愛にまつわる曲、抜群の歌唱力でリアン・ラ・ハヴァスの情感豊かな世界に誘う。
 
オープナーの「Bittersweet」から、ゆったりとした流れで悲しみを感情たっぷりに。
癒しのサウンドにうっとりする「Read My Mind」、「Green Papaya」。
テンポよくギターも効果的「Can’t fight」。
レイジーで官能的な「 Paper Thin」、レディオヘッドの「Weird Fishes」は、シンプルにソウルフルに。
泣きそうになっちゃう「Please Don’t Make Me Cry」、ブラジリアンな雰囲気「Seven Times」。たんたんと語る「Courage10」。
終演は、パワフルでジャジーな「Sour Flower」。
 
全編、色彩豊かなオーガニックな空気、爽やかな風が吹く。
自粛疲れを忘れさせてくれるおうちかふぇにぴったりな、ネオ・ソウルな1枚。
 
1. Bittersweet 
2. Read My Mind
3. Green Papaya
4. Can’t fight
5. Paper Thin 
6. Weird Fishes
7. Please Don’t Make Me Cry
8. Seven Times
9. Courage
10. Sour Flower
 
Lianne La Havas (vo , etc. )
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Bittersweet」
 
 
さて、、土曜日だわ。
なんだか、いつもよりお疲れの土曜日です。。
 
んじゃ、退散♪

2020年7月23日 (木)

揺らぎのある涼やかな音風景 『Blue Has A Range / Steve Cardenas』

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コンテンポラリー・ギターの雄、スティーヴ・カーディナス 。
そのお名前を初めて目にしたのは、ベン・モンダー、ブルース・サンダースらと。90年代にニューヨーク・ギター・トリオというバンド名で日本でリリースされた、『Raising the Standard』というアルバム。
そのあと、彼とベン・モンダーは、時折フォローする感じできた。
ニューヨークの超スターだらけの、、ギター業界で、20年以上に渡って、コンテンポラリー・ギターの雄って、言われ続けるのもすごい!
今回は、自らも参加する「マーシー・プロジェクト」のジョン・カウハード、ブライアン・ブレイドを迎え、ベースは長年の共演者ベン・アリソンの新バンド 。
でも、互いの心の中が読みあえる仲間。
 
オープナーは、「Lost And Found」、ちょっとミステリアスで、透明感と浮遊感がある。どこかノスタルジック。
ギター版、セロニアス・モンクのような、ウィットとユーモアに溢れた「Blue Language」。
揺れて滲んで、、哀愁たっぷりなワルツ「Language of Love」。
ジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップ」にインスパイアされた「 Highline」、スリリングなソロがギター、ピアノ、ドラムと受け継がれていく、熱いチューン。
アコースティック・ギターで奏でるバラッドの美しさ、しんみりと心に語りかけてくる「Fern'S Guitar」。
ギターとピアノの追いかけっこから、広い世界に導き出す「Reflector」。
幻想的で浮遊感満載の「Siquijor」は、フィリピンのシキホル島での滞在中にできた曲、素朴な感じのベース・ソロも印象的で美しい1曲。
カーディナスの尖った部分がプッシュされ、即興、実験的なサウンドの「Signpost Up Ahead」。
終演はタイトル曲「Blue Has A Range」、ストーリー性のある神秘的で静謐な曲で、ピアノとギターの重なりが美しい、、美しすぎる…
 
 
毎回、新譜は話題になるのだけど、今回もなかなか良いのですよ。
ジャケットの色合いのように、様々な青を思い出させる揺らぎのある美しく涼やかな音風景が並ぶ。
現代的なアメリカーナの多彩で幅の広く懐深い音楽を取り入れた、コンテポラリー・ジャズ。
 
 
 
1. Lost And Found 
2. Blue Language 
3. Language of Love 
4. Highline 
5. Fern'S Guitar 
6. Reflector 
7. Siquijor 
8. Signpost Up Ahead 
9. Blue Has A Range 
 
 
Steve Cardenas (g)
Jon Cowherd (p) 
Ben Allison (b) 
Brian Blade (ds)
 
ちょうど良い動画みつけられなかったので、、
Apple musicで、涼んでください。
 
 
Go toだけど、Stay Homeな一枚。
 
んじゃ、退散♪

2020年7月18日 (土)

スルメ盤、確定! 『Swallow Tales / John Scofield  Bill Stewart  Steve Swallow』

Swallow_tales
 
 
6月の頭にECMからリリースされた、ジョン・スコフィールドのリーダー作が、聴くほどに「スルメ盤」と、化しちゃっている。
そもそも、ジョンスコって、ECMからのリーダー作なかったんだ…。
隠れメロディ・メーカーのスティーブ・スワロウ集ってことで、予約して買ったわけなんですが、、一月経ってもも飽きないスルメ盤と化しました。笑
7月の新譜も何枚か届いていて、そろそろ、投稿せねば!
 
オープナーは、歌心満載のギターとベースのソロが聴ける「 She Was Young 」。
カラフルなドラムが印象的な「Falling Grace」、ギターとベースの変幻自在さに心うきうき!
でた、ウネウネと自由に遊ぶギターの真骨頂「Portsmouth Figurations」。
スローでミステリアスな「Awful Coffee」。
グルーヴィーなドラムの演奏にのったご機嫌な「Eiderdown」。
愛らしくもトリッキーなワルツ「Hullo Bolinas」の不思議なハーモニー。
美しいバラッド「Away 」。心に染みいる、ギターの音色。
「 In F」、まるで波乗りでもするようにすらすらと進むギターとベース!確実に決めるドラム!!
終演は、3人の大らかで楽しい演奏が堪能できる「Radio」。
 
 
ジョンスコとスワロウの2人は、ジョンスコが、バークリーで学生だった時にゲーリー・バートンがスワローを連れて来たときからの40年ほどの付き合いらしい。
そして、ジョンスコも愛してやまない、ジャズ・オタクたちの憧れのスワロウの曲で、革新的な演奏方法、、というより、長い間演奏してきた曲を楽しみながら互いの反応を喜びならがら演奏している。
二人の阿吽はもちろん、ドラムのビル・スチュワートが「歌心ある」完璧なお仕事です。
これは、スルメ盤、確定ですね!
 
 
1. She Was Young 
2. Falling Grace 
3. Portsmouth Figurations 
4. Awful Coffee 
5. Eiderdown 
6. Hullo Bolinas 
7. Away 
8. In F 
9. Radio 
 
John Scofield (g)
Steve Swallow (el-b)
Bill Stewart (ds)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「Hullo Bolinas」。
 
 
んじゃ、退散♪

2020年7月17日 (金)

今日は、レディ・デイと、トレーンの命日です。

今日は、レディ・デイさまとトレーンさまの命日です。

レディ・デイことビリー・ホリデイは、1959年の7月17日。
トレーンことジョン・コルトレーンは、1967年の7月17日。
ジャズの世界のレジェンド中のレジェンドの二人が、太くも短い生涯を閉じた日です。

 

今日、レディ・デイの為に歌うのはホセ・ジェイムス。

 

『Yesterday I Had The Blues / Jose James』

 

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全ての曲が素晴らしいのですが、白眉は魂の呼応のような「奇妙な果実」。
長い歴史の中での黒人の心の痛みが響き合うような厳粛な雰囲気。

 

 


そして、トレーンの為に演奏するのは、ジョー・ロバーノ。

 


『Mostly Coltrane / Steve kuhn Trio w/ Joe Lovano』

 

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トレーンの孤高の精神に敬意と、畏敬の念を持って、それを表現しようとしています。
トレーンの耐えがたい孤独感満載のオリジナル・バラッドは素晴らしい!

 

 

 

おふたりとも、どうか、やすらかにお眠りください。

 

んじゃ、退散♪

2020年7月16日 (木)

うぉ、聴いちゃいけないもんを…聴いてしまった!

なにって、、、
クリポタのCircuitsバンドの「 Live at Vaulz Jazz 2019」のライブ版ブート。
底無しのCD地獄にハマっているので、ブート版は基本的に聴いて来てない。
時間も、お金も、、余裕がないのですよ。汗


でも、愛しのクリポタさまのブート版がすごいことになっている、と、中年音楽狂さんが叫んでたので、、裏で、お願いしてしまった。汗


 


私的最強伝説を更新した『Circuits』のメンバーとは、くりぽた以外は入れ替わっている。
が、最高に凶悪なメンバーを揃えてきた。。


クレッグ・テイボーン、ティム・ルフェーブル、ジャスティン・ブラウンとうから興味津々。
で、もう、1曲目から、○ちがいの世界。
なんのしがらみもない状況でのクリポタさまは、強すぎる。怖いくらい。
その無限とも思える他の誰にも真似できない研ぎすまされたインプロヴィゼーションで、次から次に繰り出すフレージングの凄まじさ。
そして、メンバー全員でのプッシュ!もう、凄まじき一時間強。


知的なクリポタさまも好きなのですが、ぶっちぎりで体育会的凄さを記録した1枚でした。。


 



1. The Nerve
2.Members Introduction
3.Circuits
4.Koutomé
5.The Dreamer Is the Dream
6.Exclamation


 


Chris Potter(ts, fl)
Craig Taborn(p, keys)
Tim Lefebvre(b)
Justin Brown(ds)


 


ジャズフェス本部?が、あげていたライブ映像。どうやら、このブート盤の元ネタのようですね。


 



 


なんて、、言えばいいのでしょう。
この場にいたかった、、って、正直にいいますね。笑


んじゃ、退散♪


 

2020年7月11日 (土)

ついに出た! 『RoundAgain / Redman Mehldau McBride  Blade』

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サックス奏者の雄、ジョシュア・レッドマンが仕掛けたアルバムは、1994年の『MoodSwing』以来約26年!振りとなるスーパー・カルテット。
すでに、ネットに上がっていた昨年の公演からの2曲は、ネット上でも絶賛の嵐。
ライナーによれば、この2日間の公演の勢いのまま、スタジオ録音したそう。
全て、オリジナルで、ジョシュアが3曲、メルドーが2曲、マクブライドとブレイドは1曲ずつ、全7曲。
 
オープナーは、ジョシュア作「Undertow」、メルドーのピアノとジョシュアのテナー・サックスが超クール。ベースとドラムが音を出すだけでドライブしちゃう。
メルドー作「Moe Honk」、高速長尺ジョシュアのソロ、呼応するメルドーの高速長尺ソロ、マクブライドの高速長尺ソロ、彼らを全てプッシュするブレイドの切れ味のよさ!
メロディアスだけど、超絶技巧なジョシュアとマクブライドの歌が聴ける「Silly Little Love Song」は、ジョシュアのオリジナル。メルドーの明るく嬉しいそうな演奏も珍しいよね。
一転、スリリングで緊張感が高い「Right Back Round Again」も、ジョシェアの曲。
ソプラノ・サックスが雄弁に語り出すマクブライドの「Floppy Diss」、ユーモアとウィットに富んだ演奏。
メルドーの「Father」もソプラノ、もうウネウネと饒舌、全員で10歩くらい先がわかってるんじゃ?って、演奏が続く。
終演は、ブレイドの「Your Part To Play」、ベースにサックス、ピアノと加わっていき、ゆったりと絡み合っていく、哀愁のある演奏が次第に興奮をともっなって高揚していく…。
 
長いブランクを感じることのない演奏。ストレート・アヘッドなジャズを展開している。
それぞれの楽器で「神」の領域にたどり着いてる4人が、心置きなく再開を楽しみ、喜ぶ熱さが伝わってきまっす。
ご心配無用、あなたが思ったように、4人だから出来る凄い演奏になってますから。笑
あとは、来日を祈るのみ。
 
1.Undertow
2.Moe Honk
3.Silly Little Love Song
4.Right Back Round Again   
5.Floppy Diss
6.Father      
7.Your Part To Play
 
Joshua Redman (ts, ss)
Brad Mehldau (p)
Christian McBride (b)
Brian Blade (ds)
 
今日のおまけは、ジョシュアがあげていた「Right Back Round Again」のアルバム版。
 
 
 
 
大雨の被害に遭われた皆さんに、お見舞い申し上げます。
これ以上の災害が起こらないことを祈るばかりです。
 
んじゃ、退散♪

2020年7月 8日 (水)

ジャズの面白さが凝縮された 「金森 もとい トリオ 『Invisible World』リリース・ライブ @ クックテールくぼた (7/7)」

「金森 もとい トリオ 『Invisible World』リリース・ライブ @ クックテールくぼた (7/7)」
金森 もとい (b)  田窪 寛之 (p)  山田 玲 (ds)
 
Motoi_kanai_trio_20200708115101
 
金森 もとい トリオのセカンド・アルバム『Invisible World』、リリース・ライブでした!
中村恵介さんのHUMADOPE2で、1月にクボタでライブがあった時に、
「七夕に自分のトリオのライブがあるんですよ」
と、教えてくださったので、楽しみにしてました♪
クックテールくぼたがあるのは、長岡市、県内ですが、久しぶりのライブ遠征。
新幹線に乗るのも半年ぶり?って感じですね。
 
広い会場なののですが、しっかりソーシャル・ディスタンスを保ってテーブル少なめ。
でも、ライブを待っていた強者たちが集合でっす!
 
ライブが、始まると、3人のレスポンスの高さが直ぐにわかります。
誰かの、ちょっとした、しかけにスムーズに反応。
遊び心もたっぷりで、どこに進んでいくのかわからないスリリングな展開が満載。
トリッキーな曲だって、お茶の子さいさい、いや、、むしろ、それを楽しんでる。
 
「卓越したテクニック」←ご本人が言ってました!笑
でも、本当に各自卓越したテクニックと阿吽の呼吸で完成度が高い演奏が続く。
 
1セット目の最後に演奏した金森作「 Invisible World」。
照度ゼロの世界を体験したことから生まれた曲なんだそうですが、、
これが、凄かった!!
三位一体で、その音の増幅が半端なくて、目をつぶって聴いていると、、本当に3人?という壮大な世界。
CDでは、ここにストリングスが被さっているとのことで、非常に楽しみ。
 
休憩を挟んでの2セット目は、リーダーの「漫談」から。(定番なんだって。。)
スッとしたクールなイメージですが、スリルに満ちた生き方してるなぁ。。なんて、思ったり。笑
曲の解説も面白くて、ミュージシャンの頭の中をちょこっと除いた気分になって、お得だった。
 
ライブならではのスリリングな場面がいっぱい、店内は興奮の坩堝!!
各自が、極限まで踏ん張る姿を観て、聴いて、興奮するのは、生ライブなら。
スタンダードも、一筋縄ではいかないんだなぁ。
ピアノのお洒落で美しいフレージング、超鋭い強面なコンピング、
ベースの細長い指からでる力強い音、トリッキーだけどメロディアスなソロ、
ドラムの俊足での対応力の高さ、強力なドライブ感、
無敵な3人の高揚感満載、スイング&スイング! ジャズの面白さが凝縮された演奏! 
 
ミュージシャンの皆さん、お店の皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m
 
ストリングスが入っているという新譜をお買い上げし、サインをいただき、帰宅!
長岡と新潟は、新幹線だと約20分。携帯をいじっていたら、コンビニで買ったビールを飲み損ないました。笑
今日のおまけは、同じトリオでの前作の時の演奏。
 
 
んじゃ、退散♪

2020年7月 6日 (月)

優しさと誠実さに満ちていた… 「古谷 淳『Piano Solo』リリース・ライブ @ イワイ・ピアノ・スタジオ (7/5)」

「古谷 淳『Piano Solo』リリース・ライブ @ イワイ・ピアノ・スタジオ (7/5)」
古谷 淳 (p)
Jun_furuya
 
八戸南郷文化ホールで録った『Piano Solo』のリリース・ライブでした。
コロナ禍のずっと前から、計画されたライブでしたが、様々に状況が変化していく中、開催も危ぶまれるライブでした。
古谷さんは山梨在住ということと、公共機関を使わず車でいらしてくださるということ、新潟の感染状況を考えてのライブ開催のご英断と思われます。
 
久しぶりのイワイ・ピアノ・スタジオ、人数も減らしているので、ゆったりとアットホームです。
車の運転手!をして来てくださった、奥さまに美味しいお土産をいただいちゃって、テンションあがる私。笑
しかし、お一人で見るとすっごく背の高い方だったのですね。
背中も大きいぞぉ。。
 
1セット目が始まると、すぐに別世界に心が飛んだ…。
最初のセットは、ほぼシームレスで、浮かび上がった曲をつなげていく感じ?
左手の時を刻む感じが、とても印象的で、自分の現在・過去・未来に想いを馳せました。
透明感ある美しい音色、柔らかなタッチで、心の赴くままに表現していく真摯な姿に感動。
静かで、穏やかだけれども、しっかりと自己主張していく感じは、気高い雰囲気。
心の内側にある思いを、音として外に解き放つ感じでしょうか。。
 
休憩があって、2セット目は、新譜にある曲も何曲か演奏。
即興としてのモチーフなので、全く同じ演奏というわけではありませんが、
走馬灯にように光景が流れる「Days」を、目の前で聴けて嬉しかったです。
ご友人の曲「銀河線」を弾く時に、
「音楽家には、優しい気持ちが必要って」仰っていましたが、
自分の気持ちに正直であることも大切なのだろうなぁ、と、強く感じました。
演奏全般に、とても誠実な感じが伝わってきて、心に響きました。
 
芸術度の高い演奏なのに、とてもリラックスした気持ちで過ごせた時間でした。
芯から、、うっとり…優しさと誠実さに満ちたライブでした。
 
遠い道のり、本当にありがとうございました。m(_ _)m
早く、安心してライブができるようになるといいですね。
そして、美子さん! 大変なときに、素敵なライブを開催してくださって、本当にありがとうございました。m(_ _)m
また、素敵なライブを開催してくださいね♪
今日のおまけは、再び「Days」。
 
 
んじゃ、退散♪

2020年7月 2日 (木)

メルドー・ファンであることを誇りにおもう 『Suite: April 2020 / Brad Mehldau』

Suite_april_2020
 

 

『Suite: April 2020』と名付けられたLPは、鬼才ブラッド・メルドーのソロ・ピアノ・アルバム。
コロナ禍で、困難な状況に追いやられたミュージシャン支援をする為に立ち上げられた基金のために、その売り上げを寄付する目的で急遽リリースされたアルバム。
Nonesuch Storeで、寄付、送料込みで限定1000枚で売っている。(特典は直筆サイン♪)
秋になると、普通にアナログ、CDが売り出される。でも、サブスクなどで、すでに全曲聴けるし、ご本人がYouTubeに全曲あげている。
どの方法で聴くは、聴く方の気持ち次第。
と、いうことで、、ライブを聴きに行ったつもりになって、買ってみました。。。
 

 

録音場所は、奥様の出身地オランダのアムステルダム、彼は、普段からツアーの時以外は、アムステルダムとニューヨークを行き来して生活しているようですが、今回のコロナ禍でアムステルダムに足止めとなったよう。
コロナ禍とBLM運動に大揺れする祖国を遠い地から眺めていたのでしょう。。
 

 

タイトル通り、全15曲のうち、サイドA〜サイドBの頭の3曲は、彼のオリジナル。
1曲、1曲のそのタイトルにあるように、コロナ禍での彼の心象風景を音楽で表現している。
そう書くとお堅い感じに聞こえるかもしれないけれど、3分前後の曲に表現されてることは、
彼の素直な驚きや、気持ちで、いつものストイックな雰囲気というより、
一個人が、この世界的な苦難の中で感じたことを綴ったエッセイのような感じ。
 

 

12曲の組曲のあとに、加えられたカバー曲3曲は、彼からのメッセージと思って良いと思う。
ピアノ・ソロなので、「歌詞」はないけれど、3曲の歌詞に込められた言葉は、我々への応援歌だ。
ニール・ヤングの「Don't Let It Bring You Down」、、辛い言葉が並ぶけど、とてもニール・ヤングらしい孤独や絶望感を抱えた人への応援歌。今こそ、この歌詞が胸に染みることはない。
ビリー・ジョエルの「New York State of Mind」は、祖国から遠く離れて自粛生活する彼自身への応援歌かもしれない。
ジェローム・カーン作曲、バディ・デシルヴァ作詞の「Look for the Silver Lining 」は、全ての人に希望を見出そうと投げかけ、前に進もうと後押しする応援歌に思えた。
あまり、深読みしないで、素直に感じたままで。
 

 

捻りすぎない美しい演奏で、疲れきった心に心地よく響きます。
大変真摯な想いの詰まったアルバムで、メルドーのファンであることを誇りにおもいました。
 

 

 

 

side A
1.I. waking up
2.II. stepping outside
3.III. keeping distance
4.IV. stopping, listening: hearing
5.V. remembering before all this
6.VI. uncertainty
7.VII. - the day moves by -
8.VIII. yearning
9.IX. waiting
 
side B
10.X. in the kitchen
11.XI. family harmony
12.XII. lullaby
13.Don't Let It Bring You Down (Neil Yang)
14.New York State of Mind (Billy Joel)
15.Look for the Silver Lining (Buddy DeSylva and Jerome Kern )
 
Brad Mehldau (p)
 
今日のおまけは、ご本人があげていた「New York State of Mind」。
 
 
 
今年になって、2枚目のアナログを買ってしまいました。。
すげぇ〜、やばいっす。汗
下の写真は、同封されていた直筆のサイン。
 
Unnamed
 
んじゃ、退散♪

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