相変わらず、チャーミング♪ 『Precious / Chiara Pancaldi』
ジャズオーディオ・ディスク大賞2015のジャズヴォーカル部門金賞を受賞、イタリアのキアラ・パンカルディ。
ななんっと、この後、同国叙情派ピアニスト、アレッサンドロ・ガラーティとのデュオ作品もリリースされる!
Challenge Recordsの第三弾は、俊英のイタリアのピアニスト、ロベルト・タレンツィのトリオに、ギターとトランペットを2曲ずつ迎えたスタイリッシュ&ロマンチック盤。相変わらず、チャーミング♪
オープナーは、メンバーとの掛け合いも軽快な「Better To Grow」。
透明感ある爽やかな声を生かした「Nothing But Smiles 」、トランペットの浮遊感が曲想にぴったり。
エレピの響きが都会的「Urban Folk Song 」。ギターがアンニュイな雰囲気を醸し出す「Adeus」。
タイトル曲は、ピアノとのデュオ、しっとりとしたバラッド「Precious」。
強くに感情をこめた「 The Distance Between Us 」。
ピアノの変わって、ギターがメロディを奏でる「Songs Don't Grow Old Alone」。
ベース・ソロが素晴らしい「You And I (We Can Conquer The World) 」、現代的アプローチのエレピ。
終演は、美麗なピアノから始まる「Our Time」、ゆったりとしたバラッド。ふくよかななトランペットの音色が効果的。しっとりと、エモーショナルに歌い上げる…
語りかけるように歌詞を丁寧に歌い、透明感ある爽やかでチャーミングな魅力はそのまま、インストの熱い演奏に後押しされスキャットなども熱唱。
ストレート・アヘッドなバンドとの演奏で、メリハリある好盤ですかね。
1. Better To Grow
2. Nothing But Smiles
3. Urban Folk Song
4. Adeus
5. Precious (vo & p duo)
6. The Distance Between Us
7. Songs Don't Grow Old Alone
8. You And I (We Can Conquer The World)
9. Our Time
Chiara Pancaldi (vo)
Roberto Tarenzi (p #1.2.4.5.6.9 , el-p #3, 8)
Darryl Hall (b) exc.#5
Roberto Pistolesi (ds) exc.#5
Diego Frabetti (tp) #2, 9
Giancarlo Bianchetti (g)# 4, 7
今日のおまけは、ご本人があげていた新譜の宣伝動画。
先週末は、法事で実家にでかけていたのですが、、
どこかのタイミングで、感染性胃腸炎にかかったようで、、週明けは家に閉じこもっておりますです。あぁ、、辛かった。。
んじゃ、退散♪
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コメント
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ようやくこのアルバム聴きました。
しかし、期待の1/4位の納得度でした。そうですね、コンテンポラリーな感覚とブラジルっぽい感覚と、そのあたりの展開が(私には)馴染めない曲群ですね。
そうですね、良かったのは3曲。彼女のチャーミングでヴォーカルの技量の高さは解りましたが、全体に好きなアルバムかというと恐らくあまり聴かないモノになるでしょう。
七曲目と最後の曲がいちばんよかったかなぁーーと、いったところでした。
全体には、1st, 2ndの方が好きです。
そしてアレッサンドロ・ガラティの方に期待します。当然、
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2020年2月25日 (火) 23時15分
そうそう、先ほどTBを貼り付けるのを忘れましたので・・・ここで付けさせていただきます。↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-25e2c0.html
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2020年2月25日 (火) 23時46分
風呂井戸さま、
ピアニストの嗜好と彼女の変化を求めたい気持ちの結果ではないでしょうか?
私くしも、ガラティとのアルバムには大変、、興味をもっています。
私は、昨年ガラティが出した『ELLE』が、もう一歩なきがしたもので。。
期待しちゃってますわ。
投稿: Suzuck | 2020年2月26日 (水) 13時02分