ローズ使用でカラフルなサウンド 『Write Out Your Head / Wayne Krantz』
米国のギタリスト、ウェイン・クランツ。
米国では、多くの支持者がいるミュージシャンズ・ ミュージシャン。
来日ライブの観戦のときも書いたのですが、一つのカテゴリーでは、 収まりきらず、ジャズやポップス等の要素を取り入れ乗り越えた音楽性は、簡単には説明し難い。
でも、 多くの第一線級のミュージシャンから声のかかるギタリストで、そのテクニックは素晴らしい。
今回は、無敵のサックス奏者、クリス・ポッターが全面参加。
ドラムにタイトな重量級戦車、キース・カーロック.
ベースは、曲によって変えているのだけど、ウィル・リー、ティム・ルフェーベル、オーランド レ フレミング、ピノ・パラディーと、主にエレベで知られてる個性的な名手大集合!って、感じ。
彼自身もフェンダー・ローズを多用してカラフルなサウンド。
オープナー「Kulturny 」から、クリポタさまの変態ぶりにやられる。カーロックの推しもいい感じ。ウッド・ベースのイメージの強いフレミングも変態サウンド、満載。って、全部、変態サウンドですが…♪
ヴォイスやパーカッションで明るくカラフルな「Well-Spoken Astronaut」、サウンドの間を塗って進むパラディーノ。
太く力強い音色で魅了するウィル・リーが参加する「Xandea」、雄叫びあげるクリポタさま。
歪みきったギターが、異生物。
ベースとローズ、ベースとギターが絡む「High 70s」、中盤からのクリポタかっこよし!
タイトル曲「Write out Your Head 」、ヴォイス、ギター、ローズと他のメンバーとの一体感が気持ちいい。変態系の爽やかサウンド。笑
ちょっと高速スリリング「Ride」。
エッジの効いたギターの音が嬉しい「Hello World 」。
終演は、唯一、ティム・ルフェーベルが参加、多重録音もばっちり「Magic 44」。
即興を重視しながらも、アンサンブルも力を入れた、
少しライトでカラフルな感じ。
少しライトでカラフルな感じ。
いやぁ、私は、クランツは、こういうのもアリだと思うのね。
でも、音を歪ませても、、爆音でも良いので、もっと、ギターを聴きたかったってのは、ギター好きの本音。
だって、たまにでてくる、エッジの効いた短いリフに萌えますもん。笑
カーロックのドラムに乗って、自在に吹きまくるクリポタもいいのだけど、、
クランツさまと対峙してヒリヒリする感じのクリポタさまを、もっと聴きたぁ〜い!
でも、ファンは買ってくださいね♪
1.Kulturny feat.Orlando Le Fleming
2.Well-Spoken Astronaut feat.Pino Palladino
3.Xandea feat.Will Lee
4.High 70s feat.Orlando Le Fleming
5.Write out Your Head feat.Will Lee
6.Ride feat.Pino Palladino
7.Hello World feat.Will Lee
8.Magic 44 feat.Tim Lefebvre
Gabriela Anders (vox, perc.)
Keith Carlock (ds)
Wayne Krantz (rhodes sequence, el-g)
Will Lee (el-b) #3,5,7
Tim Lefebvre (el-b) #8
Orlando Le Fleming (el-b) #1,4
Pino Palladino (el-b) #2,6
Chris Potter (sax)
今日は、ちょうどいい動画が見つけられませんでした。m(_ _)m
んじゃ、退散♪
« 透徹でスリリング… 『Time Remembered / 須川 崇志 Banksia Trio』 | トップページ | 様々な想いが湧き上がる 『Stations / Viktoria Tolstoy』 »
「JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事
- 前作と同じセッションから生まれた 『The Layers / Julian Lage』 (2023.03.21)
- ECMと共に、50年!! 『At First Light / Ralph Towner』(2023.03.18)
- 恐ろしいほどかっこいい! 『Corridors / Kendrick Scott』(2023.03.11)
- ビートルズの音楽へのオマージュ 『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles / Brad Mehldau』(2023.03.08)
- ウェイン・ショーターさまに、心から感謝してます。。(2023.03.04)
コメント
« 透徹でスリリング… 『Time Remembered / 須川 崇志 Banksia Trio』 | トップページ | 様々な想いが湧き上がる 『Stations / Viktoria Tolstoy』 »
Suzuckさん,こんにちは。
私にとってこのアルバムはSuzuckさんの言葉を借りれば,「ヒリヒリする感じ」がやや足りないってところなんですよねぇ。ライブでのキレっぷりを見たばかりということもあり,更にそういう思いが強くなってしまうってのが本音です。
こういうのもありだと私も思いますが,やっぱりあのライブとの落差がちょっと大きかったかなぁってところです。ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2020/01/post-f60f0e.html
投稿: 中年音楽狂 | 2020年2月 8日 (土) 17時09分
閣下、お気持ちお察しいたします。
ライブの印象が強烈でしたからね。
アドレス、ありがとうございます。
投稿: Suzuck | 2020年2月11日 (火) 17時02分