独特な美学を持った 『Life Goes On / Carla Bley Andy Sheppard Steve Swallow』
ECMでのカーラ・ブレイのこのトリオの3枚目のアルバムがリリースされました。
トラックを見てもらうとわかるとおもうのですが、3つの組曲でできてます。
ステファノ・アメリオ録音 。
最初の組曲「Life Goes On」は、4つのパートから成り立っていて、オープナーは淡々としたブルーズ。どう?人生って、こんな感んじかな。2、3、4と進むにつれ、少し色づく感じ。全体には穏やかな雰囲気。
2つ目の組曲「Beautiful Telephones」は、3つのパートから。
某米国の大統領に対する皮肉が詰まっているようで、暗く救いようのない静けさに満ちている。シェパードが少し声を荒げるところもあるが、全体には知的で暗く不気味な雰囲気。反骨精神の表し方も彼ららしい。
3つ目の組曲「Copycat」も、3つのパートからなりたっているけれど、真ん中の短い曲を挟んでシームレスに繋がっている。タイトルそのまま、、3人での演奏の形態を様々模索し試しているよう。
カーラのピアノには独特の美学が感じられ、サティやモンクも感じられる知的な個性。
スワロウのよく歌うベースとシェパードのエレガントなサックスに囲まれた、ユニークな音風景。
Carla Bley - Life Goes On
1. Life Goes On
2. On
3. And On
4. And Then One Day
Carla Bley - Beautiful Telephones
5. I
6. II
7. III
Carla Bley - Copycat
8. After You
9. Follow The Leader
10.Copycat
Carla Bley (p)
Steve Swallow (b)
Andy Sheppard (sax)
今日のおまけは、ご本人があげていた「Life Goes On - Life Goes On」。
んじゃ、退散♪
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