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音楽で拡がる輪

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2020年2月15日 (土)

素晴らしいヴォイス・コントロールと飛翔感 『Unravelled / Aubrey Johnson』

Unraveled_20200215090701

 

 

ちょっと、ベッキー似?の親しみやすい笑顔のジャケットの主は、米国のヴォーカリスト、オーブリー・ジョンソン。
先2月10日に鬼籍に入り、多くの人に惜しまれたライル・メイズの姪っ子さんです。
残念ながら、ノーチェックだったのですが、Twitterにあがってきて、動画を観たら、現代的でなかなかの実力派とお見受けしたので、新譜をゲットしてみました。

 

 

2017年の録音。「エグゼクティヴ・プロデュース:ライル・メイズ」のクレジット共に、目を引くのは「プロデュースとエディットにスティーヴ・ロドビーの名前があることかな。

 

ご本人は、NYCを拠点とし、実力派のヴォーカリストとして活動しながら、バークリーや、クイーンズカレッジ、モントクレア州立大学などで、教壇に立っているとい才媛です。
このデヴュー盤でも、オリジナル曲(共作あり)を4曲の提供のほか、アレンジもチェレンジしているとのこと。
レギュラー・バンドのメンバーも、大村朋子を始め、気鋭のミュージシャン。

 

オープナーは、彼女のオリジナルでタイトル曲「Unraveled」。バンドサウンドに乗って一気に駆け上がる、飛翔感。バンドとの一体感もばっちり。
オリジナル「Lie In Wait」、バラッド調に始まり、高音透明感ある声のスキャットでアルトや、特にバイオリンと絡んでいく自由さ。
ゲストのアコーディオン奏者ヴィトール・ゴンサルヴェスの入った「Dindi」、美しく儚く素敵なヴァージョン。
アニー・レノックスの「No More ‘I Love You’s」、ポップにカラフルに。
ジミー・ローズの「The Peacocks」、ノーマ・ウィストンが歌詞をつけて「A Timeless Place」として、歌っているのは有名。マイケル・サックスがバスクラとアルトで熱演。この曲を選ぶことで、かなり、彼女の指向がわかると思う。収録曲の中でも一番長尺な演奏。
バンドと力強く進んで行く、オリジナル「Love Again」。マイケル・サックスのオリジナル「Happy To Stay」、言葉を大事にしながらも楽器とやりとりする姿が印象的。
オリジナル「These Days」、しなやかなメロディ、バイオリンの音を纏うように熱唱。
日本人の参加ミュージシャン、ヴァイオリニストの大村オリジナル「Voice Is Magic」、日本語が宙にはじける!明るく、華やか。本当に、ヴォイス・コントロールが巧いっ!
日本盤のボーナス・トラックは、シコ・ブアルキとエドゥ・ロボ「Beatriz」、美しい彼女の歌声からブラジルへの敬愛を感じる。
終演は、アコーディオンが活躍するジスモンチの「Karate」、見事なヴォイス・コントロールを披露しておしまい。

 

ヴォーカルにヴァイオリンやバス・クラリネットなど、メンバーが積極的に絡むが絡む現代的なサウンド創り。
伸びやかで透明感ある高音と抜群のヴォイス・コントロールが凄い!

 

 

1.Unravelled
2.Lie in Wait
3.Dindi
4.No More I love Yours
5.The Peacocks
6.Love Again
7.Happy To Stay
8.These Days
9.Voice Is Magic
10.Beatriz (日本版ボーナス・トラック)
11.Karate

 

 

Aubrey Johnson (vo)
Chris Ziemba (p)
Matt Aronoff (b #1-10) exc.#11
Jeremy Noller (ds) exc.#10
Michael Sachs( b-cl #1,4-9 , as #2,5)
Tomoko Omura (vin) exc.#3,5,11
Vitor Goncalves (acc) #3,11

 

 

今日のおまけは、2016年のニューヨークでのライブ。
録音の一年前ですね。

 

 

 

楽しいバレンタインを過ごせましたか?
我が家は、私の体調がもう一つで、静かな夜になりました…

 

んじゃ、退散♪

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