砂丘館の年末風物詩 『ファビオ・ボッタッツォ 田中トシユキ デュオライブ @ 砂丘館(12/21)』
ファビオ・ボッタッツォ 田中トシユキ デュオライブ @ 砂丘館
ファビオ・ボッタッツォ (g) 田中 トシユキ (acc, fl, cl, bandeiro)
(有村 隆史氏 撮影)
毎年、砂丘館でクリスマスの付近に開催されるこのライブ。
素敵なライブと美味しい焼き栗&ワインを、とても、楽しみにしています。
去年は、お友だちとでかけたのだけど、今年は独り…ちょっと、寂しいな。
会場は、しっとり落ち着く和の空間。
あちこちに、さりげなくクリスマス気分を盛り上げる飾りつけ。
オープナーは、伝統的なイタリアのクリスマスの曲。
ちょっと変わったアレンジだそうで、クラリネットの音色が魅力的。
アコーディオンに持ちかえて、ミュゼットの「バラジョ』、めちゃパリです!って、なるかとおもいしや、、ちょっと、イタリア入った感じかな。
ちょっと昔のイタリアン・ポップで、少し寂しげなメロディが印象的な曲。
アコーディオンとギターの息のあった演奏。つうか、こういうマイナーな曲はお二人お好きなようですね。
田中さんのオリジナルで、愛車の車種をタイトルにした「TWINGO」は、ドリフトして街中を疾走する感じ。明るくはじけた演奏。
1セット目の最後は、ファビオさんのオリジナルで、「Samba di San Martino」。
イタリアの習慣、焼き栗とワインを楽しむサン・マルティーノの日の曲。
フルートとバンデイロの持ち替えで、めちゃ、サンバの気分。
明るく、ウキウキ気分の素敵なメロディ。とても、昨日作ったとは思えない演出でした。
休憩時間。
まずは、焼き栗のお話を村松の桐生忠教さんに聞きました。
そして、できたての焼き栗(ぽろたん、尊氏の爪跡?)と、赤ワインでイタリア気分。
来年こそは、焼き栗フライパンを買うぞ。
2セット目のオープナーは、アコーディオンでドラマチックに始まった「Love Theme from The Godfather」。ギターとアコーディオンの醸し出す哀愁が素晴らしい。
ジャンゴ・ラインハルトの「Tears」、冒頭が、、「ゲゲゲの鬼太郎」になりそうな不思議なメロディ。明るくオシャレな中に、どこか物悲しさを感じるのは、ラインハルトの出生をしっているだろうか。。?
田中さんのオリジナルで「にゃん・にゃん・にゃん」、洒脱なブルースを丁々発止な粋な演奏で。
フルートの音色が心に沁み渡るヴィンス・ガラルディの名曲「Christmas Time Is Here」、情感豊かな演奏。幸せだなぁ。。
終演は、イタリアの曲で「Senza Fine」、大好きな曲です!
アコーディオンとギターで、ギター・ソロ、かっこよかったですね。
アンコールは、ファビオさんのオリジナルで「Remenbering Nino Rota」。
哀愁のウィットに富んだファビオさんらしい曲。2人の演奏は、互いの奥の手がわかった感じの演奏で、とても、楽しい! 拍手喝采!
田中さんは、アコーディオンの他に、フルート、クラリネット、バンデイロを持ち替えて、八面六臂のご活躍。
しっとり落ち着いた和風の空間に、2人の音色がぴったり。
バラッド調あり、丁々発止のスリリングな演奏あり、、奥深〜〜いMCも楽しみです。
お2人のオリジナルや ちょいマニアックな曲、クリスマス曲もあって、お二人ならではのライブ。
そして、イタリアの焼き栗!! そして、、ワイン!!!
至福の時間がながれていきました。
ミュージシャンの皆さん、砂丘館の皆さん、来年もよろしくお願いします。m(_ _)m
んじゃ、退散♪
« ウィントン・マルサリスにぬかりは無いっ!『Big Band Holidays II / Jazz At Lincoln Center Orch / Wynton Marsalis』 | トップページ | Suzuck的、聖なる夜の音楽は… »
「JAZZ」カテゴリの記事
- 叡智の結集のような音風景! 「山中 一毅 & 古谷 淳 DUO TOUR 2023 @ jazz Flash (5/30)」(2023.06.04)
- ミュンヘン出身のベーシスト、ニルス・クーゲルマンがピアノ・トリオを♪(2023.05.28)
- 外山 安樹子 トリオが、新譜をリリース♪(2023.05.24)
- いよいよ、、フレッド・ハーシュがECMからリーダー作が…(2023.05.17)
- 海野 雅威のニューヨーク・トリオの復帰第2作が5月にリリース!(2023.05.13)
« ウィントン・マルサリスにぬかりは無いっ!『Big Band Holidays II / Jazz At Lincoln Center Orch / Wynton Marsalis』 | トップページ | Suzuck的、聖なる夜の音楽は… »
コメント